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創業130年! 宇都宮の駅弁屋さんが、焼き物のまち「益子」に移転する理由宇都宮「プレミアムヤシオマス弁当」(1200円)(2/3 ページ)

150周年を迎えた日本の鉄道はいま、さまざまな変革のとき。それは「駅弁」も同じです。創業130年の駅弁店がとった決断とは……。

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プレミアムヤシオマス弁当

【おしながき】

  • 酢飯(ごま入り、栃木県産・とちぎの星使用)
  • プレミアムヤシオマスの柚庵焼き
  • プレミアムヤシオマス 焼きほぐし
  • 玉子そぼろ
  • 細竹
  • むき枝豆
  • ブラックオリーブ
  • 紅生姜

プレミアムヤシオマス弁当

 松廼家によると、内陸県・栃木ゆえ、長年、魚駅弁をあまり提供できないのが、悩みの種だったと言います。そのなかで、県によって開発された「プレミアムヤシオマス」を、駅弁の食材として採用したことで、お客様からは好評をいただいているとのこと。ただ、比較的、高価な食材のため、「駅弁」として手に取ってもらえる価格帯に落とし込むのは、なかなか大変なのだそうです。松廼家の魚駅弁への挑戦は、これからも続くことでしょう。


C12形蒸気機関車+50系客車「SLもおか」、真岡鐵道・七井~益子間

 松廼家が移転を予定している益子町は、水戸線の下館(茨城県)と栃木県内の茂木を結ぶ第3セクター・真岡鐵道が走るまちでもあります。真岡鐵道の看板列車は、週末を中心に運行される「SLもおか」号。国鉄生まれのC12形蒸気機関車が同じく国鉄生まれの50系客車を牽引して、約90分をかけてのんびりと走ります。次回にて「駅弁屋さんの厨房ですよ!」松廼家編は完結。駅弁作りのこだわりとこれからの展望を伺います。

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(初出:2022年10月26日)

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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