そうめんも一役?――「復興」テーマに食の祭典開催「FABEX2011」「デザート・スイーツ&ドリンク展」

「食」で日本を元気にしよう! 今年の食品業界展示会「FABEX」「デザート・スイーツ&ドリンク展」は“復興”がテーマ。元気になる食品が多数展示されていた。

» 2011年06月06日 16時00分 公開
[山本恵太,ITmedia]

 6月1日から3日間、幕張メッセで食品業界展示会「FABEX2011」「デザート・スイーツ&ドリンク展」が開催された。今年の特別テーマは「日本の復興は『食』から」。被災した県を応援するゾーンもあった。

 会場で最も活気と涼しさにあふれていたのがリョーショクの“七夕ブース”だ。7月には被災地の消費も回復してくると考え、全国的なイベントで消費を喚起できる七夕をテーマに選んだ。阪神淡路大震災の際、3カ月後には食の消費が回復したことを参考にしたという。

 試食コーナーで行列ができていたのは“そうめんバイキング”だ。節電に伴う「簡・便・楽」(簡単、便利、楽)なメニューとして提案したという。涼しい食べ物であり、つゆなどでバリエーションが出せることもポイントだ。あまり知られてはいないが、そうめんは七夕の行事食でもある。

 つゆは醤油つゆ、トマトつゆ、胡麻だれ、チゲつゆ、カレーつゆの5種類が用意されていた。トマトつゆと胡麻だれはかける前にかき氷を麺の上に乗せる。トッピングもツナや長芋、刻み穴子など、シンプルなそうめんにこれだけの可能性が秘められていたのかという驚きが大きかった。

 「食の復興・県産品応援ゾーン」では、被災した県ごとにブースが作られ、それぞれの特産品を展示。茨城県ブースでは「こたかの爪」や「18禁カレー」が紹介されていた。18禁カレーの隣に並べられていた「メロンカレー」は、茨城県産のメロンを使用しているという。

こんなものもありました

 こちらのブースに掲げられていたのは“〜愛の米〜 こしひかり”ののぼり。直江兼続パッケージのこしひかりを販売したかも有機米が、大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」に合わせて新たにパッケージを作成した。萌えイラストだけでご飯が食べられそうだ。


 マルコメは“みそ汁マシン”を展示。カップを置いてボタンを押すだけで熱々の美味しいみそ汁が出てくる。人の手がいらなくなるだけでなく、カップに直接みそ汁が注がれることで、お湯でもどすインスタントタイプよりできたて感が強いのが特徴だ。




 みたけ食品工業のブースではチョコレートファウンテンならぬごまファウンテンが展示されていた。辺りにただよう濃厚なごまの匂いがたまらない。こちらは展示用で、ファウンテン用としては販売していないとのこと。さすがにごまマニアでも、どういただくか考えてしまいそうだ。




外側から1枚ずつはがして食べるのは僕だけ?

 こちらはバームクーヘン1本焼き機。バームクーヘンをどうやって作っているかご存じだろうか。芯のまわりに“タネ”を塗り、オーブンの中に入れる。焼けたら取り出し、また“タネ”を塗る。それを何回も繰り返してバームクーヘンはできる。その様子を動画でもどうぞ。




Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」