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» 2011年08月16日 15時30分 公開

日々是遊戯:ネタバレがあった方が物語は楽しめる? カリフォルニア大学の調査で明らかに

映画や小説などではしばしば問題になる「ネタバレ」の問題。ゲームも例外ではありませんが、そんなネタバレについて先日、興味深い研究発表が行われたそうです。

[池谷勇人,ITmedia]

ネタバレは悪ではない?

 ゲーマーなら一度くらいは、楽しみにしていたゲームの犯人や結末をバラされて、ショックを受けた経験があるのではないでしょうか。

 しかし、カリフォルニア大学の研究チームが行った実験によると、こうしたネタバレは、必ずしも作品の魅力を台無しにはせず、むしろより魅力的にすることが明らかになったそうです。

 実験では、学生約30人を「あらかじめ作品の結末を知らされたグループ」と「知らされていないグループ」に分け、それぞれのグループで作品に対する反応がどう変わるかを調査しました。調査に使用されたのは、ロアルド・ダールやアガサ・クリスティーなどの短編小説12編。その結果、意外にも作品の結末を知らされたグループの方が、同じ小説を読んだ場合でも「より面白かった」と答えたのだそうです。

黒いグラフが「ネタバレあり」、白いグラフが「ネタバレなし」のグループ。作品にもよりますが、ネタバレありのグループの方が、平均評価が高くなっているのが分かります

 なぜこのような結果になったのか、この結果について、研究者は次のように推測しています。

「ほとんどすべてのケースで、彼らはネタバレがある状態の方を好みました。あくまで推測ですが、可能性のひとつとして考えられるのは、ネタバレがあった方が、ネタバレなしで読むよりも“より簡単である”ということ。ある調査では、人間の脳は自分が処理しやすいものをより好むことが明らかになっており、またあらかじめ結末を知っておくことで、物語のより深い理解に集中することができたのではと考えられます」

 確かに手探り状態で作品を読み進めるよりは、結末を知っていた方が、作品全体のプロットを理解するのはより容易になるでしょう。また結末を知っておくことで、あちこちに散りばめられている伏線を探したり、犯人の言動をより注意深く見守ったりといった、別角度からの楽しみ方もできるようになります。その結果として、ネタバレなしで読むよりも楽しむことができた――というのは十分に考えられるかもしれません。同チームでは今後、同じ結果が小説以外、例えば映画やゲームなどでも得られるのか調査を続けていきたいとのことです。

おそらく日本一有名な犯人といったらこの人でしょう

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