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» 2012年01月06日 09時33分 公開

「引っ越ししたので未来なお部屋を作ってみた」→本当に未来すぎると話題に日々是遊戯

「光あれ」で部屋が明るくなり、「バルス」で全機器停止。これからはもう、リモコンを探してベッドから出る必要もない――そんな「未来なお部屋」を自作してしまった人が現れました。

[池谷勇人,ITmedia]
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「エターナルフォースブリザード」や「イオナズン」も修得できます

 未来なお部屋というより、ただのものぐさ部屋、あるいは“天の岩戸”? こんな部屋に住んだら、きっと快適すぎてベッドから出られなくなってしまいそうです……。

 現在、ものすごい勢いでブックマーク数を伸ばしているのが、@super_rtiさんの「引越ししたので未来なお部屋を作ってみた」というエントリ。「年の瀬に引越ししたので、部屋の再構築を行った。コンセプトは快適に引きこもれる未来の部屋」とのことですが、「未来の部屋」とは一体……? そう思いながら記事を読み進めてみると、うおおお、確かにこれはスゴい!

画像 メインの部屋はこんな感じ。未来の部屋でも、コタツはやっぱり外せない

 カーテンレールに吊り下げられた100インチスクリーン(6畳間に100インチスクリーンを設置している時点ですでにスゴい)、寝ころんだままでPC操作可能なベッド脇のアーム付き液晶モニタなど、目を引くところはたくさんあるのですが、特筆すべきはやはり「自作の音声認識システム」でしょう。

画像 カーテンレールにスクリーンを吊り下げるアイデアは手軽にマネできそう

画像 ベッド脇から伸びる液晶モニタ。正直、これが一番うらやましいかも

 部屋には集音マイクがセットされており、音声で命令するだけで、電灯からエアコン、コタツに至るまで、部屋中の家電を自由に制御することができます。例えばエアコンの温度を下げたいと思ったら、普通はリモコンに手を伸ばして操作を行う必要がありますが、この部屋では「エアコン温度下げて」の一言でOKです。ベッドから体を起こす必要もなければ、リモコンがなくなってイライラすることもない。「イオナズン」でアニメの爆発シーンがスクリーンに投影されたり、部屋のすべての機器を停止するコマンドが「バルス(エターナルフォースブリザードでも同様)」だったりと、ちょっとしたユーモアも忘れていません。

「お出かけの前には、かっこよくこれらのセリフ(バルス/エターナルフォースブリザード)を言って立ち去ります。まだ熟練していませんが、いかにかっこよくやるかを1人で競っています」(@super_rtiさん)

画像 部屋のどこにいても音声を拾えるよう、集音マイクは2カ所に設置

画像 実装されているコマンドの一部。「ほむほむりせっと」は、バグって真っ暗になってしまった場合にとりあえず液晶と明かりをつけるためのコマンドだそう


 音声認識システムを構成しているのは、Windows標準の音声認識エンジン(Windows SAPI)と、iPhoneでリモート操作可能な高機能学習リモコン「iRemocon」の2つ。@super_rtiさんによると、構想自体は数年前からあったものの、当時使っていた学習リモコンが家のエアコンに対応しておらず、いったんは諦めていたそう。しかし「iRemocon」に出会ってからは早く、だいたい1〜2カ月ほどでシステムが完成。かかった費用については「iRemocon」+ 周辺機器でおよそ3〜4万円程度だそうですが、「iRemocon」に辿り着くまでの試行錯誤も含めると「考えたくも無いですね :p)」とのこと。

画像 これが「iRemocon」。最初はiPhoneで制御していましたが、わざわざiPhoneを手に取るよりもいっそ音声で――ということでこのシステムを開発したそう

 さて、肝心の使い勝手はどうなのか? 「引越し時、これの仕組みを一時的に止めたのですが、とても不便でたまりませんでした。もう音声認識は生活の一部であり、あると便利ではなく、ないと不便なものになりました」と@super_rtiさん。ただ、これだけ快適だと、家から出たくなくなってしまうのでは……。

「実際に引きこもって困ってます。ベッドの上でニコ動と『Age of Empires』にはまってしまってずいぶん時間を無駄にしました(笑)。ただ、ひたすら楽をするにはどうすればいいかを追求した部屋で、ひたすら楽ができるわけですから、目標が達成できたと喜ぶところかもしれません」(@super_rtiさん)

 かつてSF作家アーサー・C・クラークは「充分に発達した科学技術は、魔法と区別がつかない」と言いましたが、ここにあるのはまぎれもなく、そんな「発達した科学技術」の1つと言えそうです。「1人でも多くの人がこの楽な環境を体験してほしいと思ってます」と語る@super_rtiさんには、ぜひこのシステムを実用化して、誰でも手軽に利用できるようにしていただきたいところです。

画像 マネしたいけど、絶対引きこもってしまいそうで怖い……

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