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» 2013年02月27日 22時11分 公開

とあるTwitterユーザーの「うちの親伝説」が感動的 60年代アメリカ、盗まれた花嫁衣裳をめぐる奇跡とは?

当時米国の新聞などでも報じられたそうです。

[ITmedia]

 嘘のような本当の物語――とあるTwitterユーザーがつぶやいた「うちの親伝説」が感動的です。昨年秋に投稿された「渡米編」のまとめが、Togetterに公開されており、話題を呼んでいます。

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 “伝説”の舞台は、1960年代初めのアメリカ。ツイート主・スタジオエトセトラさんの両親は、終戦後まもなくアメリカに渡り、向こうで結婚式を挙げました。渡米編は、その時に起こった信じられないようなエピソードです。

 単身渡米した父を追って、船で2カ月かけてロサンゼルスに到着した母。アメリカに来てまもなく式を挙げる予定だったため、大切な花嫁衣裳を持参していました。そこから父の住むテキサス州までバスで36時間かけて移動し、ようやく目的地に辿り着くと、預けていたはずのトランクが見つかりません。花嫁衣裳に加え、すべての生活用品が入った大切な荷物だったそうです。

 当時大学院生だった父と母はほとんど無一文だったため、まさに大ピンチに陥りました。数日後に迫る結婚式。会場は大学の計らいで図書館の講堂を無料で使わせてもらう予定になっていましたが、そもそも花嫁衣裳がない……。「絶望の底」でアメリカの町の人々に支えられ、2人が前向きに生きると決めた時、ドラマは急展開を迎えます。

 奇跡はいくつも起こりました。まず、テキサスから遠く離れたロスの警官が盗まれたトランクを発見し、なかの花嫁衣裳を見てただ事ではないと気付きます。トランクには「Atsuko」という名前が。けれども連絡先は残されていません。そこで警官は、名前から持ち主は日本人だと推測し、日系人向けの新聞「羅府新報」に持ち主の捜索記事を掲載しました。

 すると、ロス在住の父の親戚が記事を発見! 結婚式前日に父の元に連絡が届きました。荷物がみつかった奇跡に喜ぶ2人でしたが、ロスまで取りに行くお金がないことや、結婚前で身元保証人がいない母に、警察が荷物を渡したくても渡せないなど困難な状況は続きます。そこで、決死の覚悟で学長に相談すると、「花嫁ははるばるアメリカに来てくれたんだ。花嫁衣装を着せてやろうじゃないか」と式を4日延期することを提案。トランクの輸送には、荷物をなくしたあのバス会社が名乗りを上げました。

 これを羅府新報が取り上げ、連日動向を掲載し、読者は固唾を飲んで見守ったそうです。結婚式の朝、バス会社の上役がトランクを持って母の元に到着。この時には、地元メディアが集合し、花嫁衣裳を抱きしめる母の写真が新聞の一面を大きく飾ることになったんだとか。スタジオエトセトラさんは当時の新聞の切り抜きもツイートしています。

 結婚式は無事に行われ、大勢の人が2人の門出を祝いました。その後、両親は半世紀の間、あの時助けてくれた人とクリスマスカードで交流を続けていたそうです。

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