カラフルなラテアートを描く職人、sugiさんインタビュー
IT企業で働きながら、ラテアーティストとして作品をネットに投稿しているsugiさんにインタビューした。
カフェラテの上にカラフルに描かれたキャラクターたち。あまりにも美しく描かれたこのラテアートを見ると、カフェラテを飲むのがもったいないと思ってしまう。sugiさんはサラリーマンとしてIT企業で働きながら、ラテアーティストとして、作品をネットに投稿している。今回はそんなsugiさんにラテアートを描くコツや、ラテアートを描きはじめた経緯などをうかがった。
―― ラテアート制作のプロセスを見せてください!
sugi では、最初にまず道具をお見せします。エスプレッソマシン、ミルクを注ぐピッチャー、絵を描くためのスプーン、チョコレートソースやカラフルなシロップ、あとはカップがあればラテアートを描くことができます。
sugi 次に実際に作っていきます。まずはエスプレッソマシンを使って、エスプレッソと泡立てたミルクを作ります。エスプレッソに泡立てたミルクをそそぐと、カフェラテができあがります。ラテアートといえば、そそいだミルクを切って模様をつける手法がメジャーですが、私はチョコレートソースやシロップなどをのせて色をのせていく、エッチングという手法で絵を描いています。黒、赤、青、黄色のチョコレートソースやシロップがあると、好きな色を作れて便利ですね。
―― ここからはインタビューをさせていただきます。ラテアートを描くときに工夫していることは何でしょうか?
sugi 細かい泡のミルクを作ることです。泡が粗いと、絵がくずれてしまいやすいので、ミルクの状態がとても重要なんです。そのためにマシンを買いかえたほどです(笑)。他にもきれいに泡立つミルクを探すなど、試行錯誤を繰り返しました。あと、私はほかの方が描いた絵をみながらラテアートを作るのですが、カップの丸にきれいに収まるように絵を選んだり、コンポジションをしっかり考えるようにしています。
―― どうしてラテアートを描きはじめたんですか?
sugi インターネットを通してまっつんさんやじょーじさんののラテアートを見たことがきっかけです。カフェラテに絵を描くなんてすごいな、と興味を持ちました。調べてみると、意外と簡単にエスプレッソマシンが買えることがわかったので、ラテアートを始めてみました。
―― ラテアートで描く絵はどうやって決めるんですか?
sugi 基本的に、人にリクエストされたものを作っています。1日3、4杯作るのですが、このペースで作っても消化しきれないほど、多くのリクエストをいただいてます(笑)。twitterでリクエストされることが多いのですが、アニメやマンガのキャラクターをよくリクエストするので、キャラクターのラテアートを描くことが多いですね。
―― 制作のモチベーションはなんでしょうか?
sugi 人をよろこばせるのが好きでラテアートを描いています。ウィークエンドなどには、友だちや親戚にもラテアートを描いています。また、twitterだと、すぐにいろいろな人からよろこびのコメントをもらえるのがうれしいです。最近まで風景画を主に描いていて、友だちに見せて驚かせたり、喜んでもらったりするのが楽しくてやっていました。
―― お気に入りの作品はなんですか?
sugi 『スラムダンク』の桜木花道ですね。今までで一番うまく描けた作品だと思います。作者の井上先生にもtwitterでコメントをいただけました(笑)。 あとは、『ジョジョの奇妙な大冒険』4部の承太郎ですね。ジョジョは好きなマンガなので、登場するキャラクターをよく描きます。
―― 最後に読者の方にメッセージをお願いします。
sugi これからもリクエストをいただいた作品を描きたいと思っています。海外からのリクエストもお待ちしております。ぜひtwitterからご連絡ください。
英文:Have You Ever Seen Latte Art Being Created? Creator Interview: Sugi
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