カラフルなラテアートを描く職人、sugiさんインタビュー

IT企業で働きながら、ラテアーティストとして作品をネットに投稿しているsugiさんにインタビューした。

» 2013年10月29日 09時00分 公開
[Tokyo Otaku Mode]
tokyoOtakuMode
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 カフェラテの上にカラフルに描かれたキャラクターたち。あまりにも美しく描かれたこのラテアートを見ると、カフェラテを飲むのがもったいないと思ってしまう。sugiさんはサラリーマンとしてIT企業で働きながら、ラテアーティストとして、作品をネットに投稿している。今回はそんなsugiさんにラテアートを描くコツや、ラテアートを描きはじめた経緯などをうかがった。

クリエイター紹介

名前:sugi

クリエイターのページ:http://otakumode.com/nowtoo


―― ラテアート制作のプロセスを見せてください!

sugi では、最初にまず道具をお見せします。エスプレッソマシン、ミルクを注ぐピッチャー、絵を描くためのスプーン、チョコレートソースやカラフルなシロップ、あとはカップがあればラテアートを描くことができます。

エスプレッソマシーン
カラフルなシロップ
ラテアートを描くのにつかうスプーン

sugi 次に実際に作っていきます。まずはエスプレッソマシンを使って、エスプレッソと泡立てたミルクを作ります。エスプレッソに泡立てたミルクをそそぐと、カフェラテができあがります。ラテアートといえば、そそいだミルクを切って模様をつける手法がメジャーですが、私はチョコレートソースやシロップなどをのせて色をのせていく、エッチングという手法で絵を描いています。黒、赤、青、黄色のチョコレートソースやシロップがあると、好きな色を作れて便利ですね。

ミルクを泡立てる
泡立てたミルクをエスプレッソにそそげばカフェラテのできあがり
ていねいに線を描いていく
シロップを混ぜて色を作る
さまざまな色を使って仕上げる
完成!「魔法少女まどか☆マギカ」より、暁美ほむら

―― ここからはインタビューをさせていただきます。ラテアートを描くときに工夫していることは何でしょうか?

sugi 細かい泡のミルクを作ることです。泡が粗いと、絵がくずれてしまいやすいので、ミルクの状態がとても重要なんです。そのためにマシンを買いかえたほどです(笑)。他にもきれいに泡立つミルクを探すなど、試行錯誤を繰り返しました。あと、私はほかの方が描いた絵をみながらラテアートを作るのですが、カップの丸にきれいに収まるように絵を選んだり、コンポジションをしっかり考えるようにしています。

―― どうしてラテアートを描きはじめたんですか?

sugi インターネットを通してまっつんさんやじょーじさんののラテアートを見たことがきっかけです。カフェラテに絵を描くなんてすごいな、と興味を持ちました。調べてみると、意外と簡単にエスプレッソマシンが買えることがわかったので、ラテアートを始めてみました。

―― ラテアートで描く絵はどうやって決めるんですか?

sugi 基本的に、人にリクエストされたものを作っています。1日3、4杯作るのですが、このペースで作っても消化しきれないほど、多くのリクエストをいただいてます(笑)。twitterでリクエストされることが多いのですが、アニメやマンガのキャラクターをよくリクエストするので、キャラクターのラテアートを描くことが多いですね。

―― 制作のモチベーションはなんでしょうか?

sugi 人をよろこばせるのが好きでラテアートを描いています。ウィークエンドなどには、友だちや親戚にもラテアートを描いています。また、twitterだと、すぐにいろいろな人からよろこびのコメントをもらえるのがうれしいです。最近まで風景画を主に描いていて、友だちに見せて驚かせたり、喜んでもらったりするのが楽しくてやっていました。

―― お気に入りの作品はなんですか?

sugi 『スラムダンク』の桜木花道ですね。今までで一番うまく描けた作品だと思います。作者の井上先生にもtwitterでコメントをいただけました(笑)。 あとは、『ジョジョの奇妙な大冒険』4部の承太郎ですね。ジョジョは好きなマンガなので、登場するキャラクターをよく描きます。

『スラムダンク』より、桜木花道
『ジョジョの奇妙な冒険』より、承太郎

―― 最後に読者の方にメッセージをお願いします。

sugi これからもリクエストをいただいた作品を描きたいと思っています。海外からのリクエストもお待ちしております。ぜひtwitterからご連絡ください。

Sugi’s TOM Porfolio Page

Sugi’s Twitter Page

英文:Have You Ever Seen Latte Art Being Created? Creator Interview: Sugi

© Tokyo Otaku Mode Inc.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. /nl/articles/2412/01/news031.jpg 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. /nl/articles/2412/03/news082.jpg 「ほ、本人……?」 日本に“寒い国”から飛行機到着→降りてきた“超人気者”に「そんなことあるw?」「衝撃の移動手段」の声
  4. /nl/articles/2412/03/news111.jpg 才賀紀左衛門、娘とのディズニーシー訪問に“見知らぬ女性の影” 同伴シーンに「家族を大切にしてくれない人とは仲良くできない」
  5. /nl/articles/2412/02/news009.jpg 【今日の難読漢字】「誰何」←何と読む?
  6. /nl/articles/2412/05/news006.jpg 「今やらないと春に大後悔します」 凶悪な雑草“チガヤ”の大繁殖を阻止する、知らないと困る対策法に注目が集まる
  7. /nl/articles/2412/03/news148.jpg 武豊騎手が2024年に「武豊駅に来た」→実は35年前「歴史に残る」“意外な繋がり”が…… 街を訪問し懐古
  8. /nl/articles/2412/03/news092.jpg 大谷翔平、“有名日本人シェフ”とのショット 上目遣いの愛犬デコピンも…… 「びっくりした!!」「嬉しすぎる」
  9. /nl/articles/2412/03/news055.jpg ハローマックのガチャに挑戦! →“とんでもない偏り”に同情の声 「かわいそう」「人の心とかないんか」
  10. /nl/articles/2412/03/news179.jpg 「口座や住居が……」 坂口杏里、SNSで“重要個人情報を垂れ流し” 「かなりまずい状態」「大丈夫じゃなさそう」心配の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」