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» 2014年03月31日 10時10分 公開

太平洋戦史先行体験! 艦これ提督的「ゲームマーケット2014大阪」索敵報告2020年の西太平洋軍事衝突もシミュレート(1/2 ページ)

やってきました大阪に。「いやー、ゲームマーケット2014春の前哨戦でしょー」と思っていたら、とんでもない思い違いだった。西日本のみなさん、ごめんなさい。

[長浜和也,ねとらぼ]

 ゲームマーケット2014大阪を満喫、いやいや、取材するために、やってきました大阪に。「いやー、ゲームマーケット2014春の前哨戦でしょー」と思っていたら、とんでもない思い違いだった。西日本のみなさん、ごめんなさい。予想外に大量の注目ゲームを発見して、想定以上に散財することになってしまった……。いやホントどうしよう。

 そんな、私の財布を絞りつくすほどに盛り上がったゲームマーケット2014大阪で、注目のゲームタイトルや、ブースを出していたショップスタッフから入手したこの先のラインアップを、ここでドドンと紹介しよう。

 あ、記事を読む前にお断りしておくが、ここで紹介する情報は、超私的な嗜好(しこう)により「ボード“ウォー”ゲーム」に限った話になるので、ご了承のほど。それでは、さっそく行ってみよう。開いたWebページはそのまま……、 わー! 閉じるなー!

a-game(国際通信社コマンドマガジン)

先行販売の「太平洋戦史」や水上砲雷撃戦の「決戦連合艦隊」と太平洋戦争を取り上げたウォーゲームをそろえたa-game

 ボードウォーゲーム専門誌「コマンドマガジン」を出版している国際通信社のオンラインゲームショップ「a-game」では、新作の「太平洋戦史 ── PACIFIC WAR War at Sea in the Pacific 1941-1944」を3月27日の正式発売日に先立って、ゲームマーケット2014大阪限定で先行販売していた。

 太平洋戦史は、太平洋戦争を真珠湾攻撃の開戦期から終盤の1944年前半まで扱う「戦略級」のボードウォーゲームだ。陸海空にまたがる広大な戦場を扱う太平洋戦争の戦略級ゲームは、複雑なルールと膨大な時間を必要とすることが多いが、太平洋戦史は「艦隊これくしょん」などで日本海軍艦艇や作戦などに興味を持ったウォーゲーム未経験者でも分かりやすいシンプルなルールだ。プレイ時間も2〜3時間という常識的な長さで終わる。シンプルなルールながら、空母、戦艦、重巡洋艦までが1隻1ユニットで登場し、“資源を溶かし”ながら作戦を実行するという、太平洋戦争の大原則を忠実に再現している。

 太平洋戦記は久々の新作戦略級太平洋戦争ウォーゲームということもあって前評判も高く、なんと、正式出荷の3月27日を前にして予約販売分で完売となってしまった。国際通信社では早々に重版を決定し(ボードウォーゲームでは大変異例なこと)、4月中旬には販売を再開する予定だ。

 また、正式発売直後の戦術級太平洋戦争砲雷撃戦ウォーゲームの「決戦連合艦隊」や、“鉄底海峡”ガダルカナル島を含むソロモン諸島を争う「珊瑚海キャンペーン」が付属するコマンドマガジン114号、そして、現代空戦を扱う戦術級ウォーゲームで発売直後に完売して入手できなかった「F-16 ファイティングファルコン」の重版なども販売していて、多くの来場者が買い求めていた。

コマンドマガジン編集部は、ゲームマーケット2014大阪の前日に、ウォーゲームに興味を持つ未経験者も対象にしたゲームイベント「第3回ウォーゲーム士官学校 ─提督さんいらっしゃい:日本海軍ゲームコン─」を開催した。太平洋戦史の先行体験や、女性提督同士の激戦もあった決戦連合艦隊のトーナメント、珍しい積み木ユニットの戦略級太平洋戦争ウォーゲームなど、「艦これでウォーゲームに興味持ちました」という初陣ゲーマーも含めて盛況だった

 スタッフに話を聞くと、やはり、艦隊これくしょんの影響が出始めた2013年後半からボードウォーゲームの販売数が増え始めているという。空母戦を扱った「日本機動部隊」もほぼ完売状態で入手が困難になっているため、国際通信社では、急きょ、F-16 ファイティングファルコンや決戦連合艦隊と同じく、以前エポックが販売していた入門用ウォーゲーム「シミュレーション入門2」に収録していた空母戦ウォーゲーム「激突南太平洋」の出版を決定した。

 オリジナルは「南太平洋海戦」(艦これ提督的には“サンタクルーズ諸島沖海戦”といったほうが分かりやすいかも)だけを扱っていたが、再販版では珊瑚海海戦と第二次ソロモン海戦(これまた、艦これ提督的には“イーストソロモン海戦のほうがなじみあるかも)のシナリオも用意し、さらに、連携したキャンペーンも可能にする予定だ。キャンペーンシナリオでは、ミッドウェー海戦を生きのびた飛龍と蒼龍が登場する可能性もあったり、Webページで用意する赤城と加賀のユニットとマップをダウンロードするとミッドウェー海戦のシナリオがプレイ可能になる計画もあるなど、かなり大幅な拡張を行う予定だ。出荷予定は5月で価格は決戦連合艦隊と同じ2600円の見込みだ。

 なお、a-gameのブースでは、ゲームマーケット2013秋で無料配布していた“チラシ”ウォーゲーム「ガザラの戦い」をiOSデバイスに移植したプログラムを“ひそかに”公開していた。これは、「空母戦記」などのPCゲームや「信玄上洛」などのボードウォーゲームを出版しているSi-phoneが開発したものだ。国際通信社(コマンドマガジン編集部)との共同企画で、ウォーゲームの経験がない人でもプレイしやすい、コンパクトでユニット数も少ないウォーゲームをボード版とデジタル版で用意して、ウォーゲームプレイヤーを養成しようという計画で、その第1弾として、太平洋戦争の1942年における戦略級ウォーゲームを開発中だ。

 このウォーゲームに登場するユニットは、正規空母1隻(とその護衛戦力)が1ユニットで、日本軍6ユニットに米軍5ユニット、ほかに、基地航空隊ユニットが5ユニットと全部で16ユニットと少なく、プレイ時間も40分程度と、ユーロゲームとほぼ同じ規模に収まっている。にもかかわらず、テストプレイを担当した鹿内靖氏(そう! あのサクセンQの鹿内さんだ)はじめとするベテランウォーゲーマーたちが「面白い」と評価するほどの内容となっているとのことだ。

a-gameの試遊卓では“主任テストプレイヤー”の鹿内氏が公開演習を行っていた。テストプレイには4カ月という長い時間をかけており、ゲームの展開としても非常に高い完成度となった(写真=左)。同じく、決戦連合艦隊の体験希望者も多く、コマンドマガジン編集部員のレクチャーでウォーゲーム未経験者がソロモンの激戦を体験していた(写真=中央)。ブースを訪れたSi-phoneスタッフが見せてくれた“デジタル”ガザラの戦い。Si-phoneでは、国際通信社と共同でコンパクトウォーゲームのデジタル版とボード版を展開する計画で、その詳細を4月1日に発表する(写真=右)

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