ニュース
» 2016年09月29日 17時30分 公開

あのキャラに花束を:月刊チャンピオンなのにアイドル漫画!? “マブい特攻隊長”向井拓海が、うなりを上げてアイドル街道仏恥義理!

走志走愛、限界なんて追い越そうぜ。

[たまごまご,ねとらぼ]

画像 「これアイドルゲームのキャラなんだぜ」って言われないと分からないほどの、ヤンキーマンガ感

 月刊チャンピオンで連載中の、「アイドルマスターシンデレラガールズ WILD WIND GIRL」(以下・WWG)。主人公は特攻隊長の向井拓海

 月チャンって言ったら、「クローズ」「ドロップ」「チキン」「SHONANセブン」とヤンキーマンガひしめく世界ですよ、そこにデレマスマンガってあんた。なぜ200人近いヒロインの中で、例えば「FLOWERSで相葉夕美」とか「月刊ヒーローズで南条光」とか「なかよしで小関麗奈」とか「陶遊で藤原肇」とかじゃなく、こっちをチョイスした。そういうブッ込み方大好き。

(関連記事:ヤンキー漫画かな? 「アイドルマスター シンデレラガールズ」向井拓海の漫画が月刊チャンピオンで開始決定



最高にかわいい特攻隊長・向井拓海


画像 天上天下、喧嘩上等、特攻隊長向井拓海 (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 初期隠しレアだったカード絵に、一目ぼれしたもんです。なんせ表情がいい。こっちに好意全く向けてない。むしろメンチきってる。なのにこの口元。いたずらっ子っぽさが、彼女の中の純粋さ、思春期まだまだ真っ只中の18歳なのを見せつける。そのため、全くイヤミがない。めっちゃかわいい。

 あと、おっぱい。サラシで巻いてなお余りある、隠せない胸。95センチ(シンデレラガールズでは及川雫に次いで2位)。胸の暴力です。サラシが破裂しそうな描き方をすることで、彼女の中の抑えられてパンパンなパッションが感じられます。たくみんはおっぱいと同じくらい、野望も素質もでっかい子です。



向井拓海、走り出す


画像 ガチガチの特攻隊長(1巻7ページ) (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. (C)迫ミサキ(月刊少年チャンピオン)

 街をバイクで走り回る暴走族・狂鬼会。名前マジでベタだな! その特攻隊長が拓海。地元(神奈川出身です)ではケンカを売ってくる奴らがいなくなり、東京に出てきてもナワバリ争いがない。……まあそうでしょうよ、君の「集団でチーム組んで走る」スタイルは今ほとんどいないよ。

「頭で考えんじゃねえ、心で動けよ。つまんねー毎日を変えられんのは、自分だけだろうが!」(1巻P16)

 テンション上がる、ついていきたくなる。カチコミに行こうと提案し、チームが盛り上がっていた所、突然中止を告げる拓海。彼女実は捨て猫をこっそり育てており、その世話を優先しました。これを見つけた元ヤンのプロデューサーは、彼女に光るものを見つけて、スカウトします。

 「特攻隊長からアイドルへ」なんて、理解できない。やってられっかー! でもやめなかった。それはバイクで駆け抜けた時の風のように、アイドルのステージでしか見えなかった風を見てしまったからでした。


画像 はじめて立ったステージには、自分が今まで見たこともないような、風が吹いていた。バイクでは味わえなかった、風(1巻64〜65ページ) (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. (C)迫ミサキ(月刊少年チャンピオン)

 走るのは道路だけじゃない。どんな場所でも風を浴びて、走れんじゃねえのか?

 彼女の新たな暴走人生がはじまります。ヤンキーがわんさか出てくるのは序盤だけ。1巻中盤からはアイドル業界が舞台になっていきます。しかし芸能に挑む彼女が持つのは、まぎれもなく「ブッこむ」スタイル。「天上天下・喧嘩上等!」「エンジン、掛かっちまったからな!」(1巻P182)など、ところどころに入るかっこよすぎる名言など、ノリはずっとヤンキーマンガです。



レトロスタイルヤンキー・向井拓海

 向井拓海は18歳の割に、かなーりレトロスタイルなヤンキーです。80年代くらいのノリでしょ。ツッパることが女のたった一つの勲章でしょ。そのころ生まれてないでしょ。

 彼女はなりたいものが1巻時点では、はっきりしていません。そりゃあ見るからにキャラ立ち半端ないのですが、彼女がなりたいのは「ヤンキー」ではない。「不良」なんかとんでもない、「ワル」にはなりたいわけじゃない。

 バイクに乗ってみんなとつるんで、走るのが好き。時折攻撃的にはなっちゃう。けど、それは悪事を行いたいんじゃなくて、煮えたぎる情熱をおさえきれないだけだ。

 だからこそ、レトロスタイルにこだわっているんじゃないか。腕っ節も強いし、多くの人を引き連れて堂々としているけど、彼女あんまり自信がない。自分を見つけられていない。不器用すぎて自分の思いをきちんと表現しきれていない。だから、形のはっきりしたもので自分を武装しないと、落ち着かない。


画像 今何がしたいか、わかんないから走ってんだよ(1巻174ページ) (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. (C)迫ミサキ(月刊少年チャンピオン)

 外の世界を知って、自分の甘さを知った。何を目指しているのか分からない自分が、露呈してしまった。プロデューサーの発言が鋭い。「形に縛られてんじゃねぇ。走るならどんな道だって思い切り暴走してやりゃいいじゃねーか」

 彼女は特攻服という見た目から離れ、アイドルという未知の世界に、身一つでブッこんでいきます。

 仲間や動物や子供への優しさ。相手に対する強い仁義。筋を通すためには自分を投げ打つ姿勢。尊敬する相手には敬意を払う態度。借りができたら必ず返す。ド真っすぐなのが向井拓海の生き方。

 最高にステキな女性じゃないか。だったらさ、特攻服を来ていても、アイドルのひらひら衣装でも、向井拓海であることには変わりないよ。



「こっち側」の人間

 拓海を語る上で欠かせないのが、「WWG」で描かれる藤本里奈の存在です。


画像 ちょりーっす。こういうヤンキー系雑誌の1ページあるある(1巻134ページ) (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. (C)迫ミサキ(月刊少年チャンピオン)

 めっちゃかわいい! ……けど、彼女たちのこと知らなかったら、路地で会った時に思わず道ゆずっちゃいそう。

 ギャルとヤンキーのハイブリッドな彼女、ピアス開けまくり、髪の毛は剃りこみ、ごりごりのギャルメイク、ツーブロック染め髪、ギャル語。アイドルゲーでこういうデザイン入れてくるのかー。これは今までほとんどなかった。

 拓海が「不器用ギャップ萌え」キャラだとしたら、里奈は「素直愛され」キャラ。めちゃめちゃ真っすぐで、全く裏表ないです。コンビニの前のゴミ拾うような子です。「あたしばかだからー」と謙遜しちゃうんです。こりゃキュート属性だ。抱きしめて頭なでたい。2人にコンビニスイーツたらふく買ってあげたい。


画像 ニッカボッカ似合いすぎアイドル(1巻81ページ) (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. (C)迫ミサキ(月刊少年チャンピオン)

 拓海は彼女の、ニッカボッカ+ソリコミスタイルを見て「こっち側じゃねーか……?」と考えます。

 どうしても拓海は「スタイル」から抜け出せずにいます。それはそれでいいんです、大事にしてほしい。だけど、「そっち(アイドル世界)」「こっち(ヤンキー世界)」を分けて考えてしまうのは、自分にかせをはめてしまいます。この後、里奈のアイドル活動への真摯な姿勢を見て、背筋がシャンとなります。目指すものがあるなら、そっちこっちなんて境界線はないはず。

 素直で真面目で、一切思い上がらず、アイドルへの夢に真っすぐな里奈。拓海はめちゃくちゃリスペクトしています。デレマス・デレステでもこの2人大の仲良しです。彼女が手に入れた、大切なダチ。横のつながりで成長してこそ、自分の実になっていくというもの。


画像 路上だろうと、ステージの上だろうと、向井拓海は向井拓海だ(1巻51ページ) (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. (C)迫ミサキ(月刊少年チャンピオン)

 衣装は違えど、スタイルは変わりません。ガンガン風になってアイドル街道かっ飛ばしてほしい!

 元ネタ知っていたらなお楽しいマンガですが、全く知らなくても「ヤンキーアイドル駆け上がり」ストーリーとして独立したストーリーなので、ご安心ください。なおプロデューサーは、拓海のキャラを超えるくらいに濃いヤンキーなので、そこも必見。

 彼女や里奈たちが参加しているユニットのCD「純情midnight伝説」は、最高に80年代ロックンロールな上にヤンキー語だらけなので、ぜひ聞こう。ヤンキー文化が極限までファンタジー化して、暴力性薄めでかっこいいところだけ残しているので、どんな方でもおいしくいただけますよ。



たまごまご


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  2. Excel上で「ドラクエ3」を再現した勇者に「最大の変態」「控えめに言って天才」と称賛 一体どうやって?
  3. 「降板を言い渡されて……」 小林麻耶、「グッとラック!」でのいじめを“笑顔”で主張 事務所とも突然の契約終了
  4. オンラインクレーンゲーム「トレバ」、景品獲得されそうになると“スタッフが裏操作”していたと発覚 被害者と運営会社を取材
  5. 加藤紗里、カフェ店員の前でパンケーキをたたきつぶす 衝撃動画に「これは笑えない」「何がしたいのか分からない」
  6. 保護した子ネコに「寂しくないように」とあげたヌイグルミ お留守番後に見せた子ネコの姿に涙が出る
  7. 「落選が内定」と開き直る金爆に「不甲斐ない」とAKB、謝罪する演歌歌手も 紅白出場逃した歌手の嘆き
  8. タイツメーカーのアツギ、「タイツの日」PRイラストで炎上 絵師25人以上とコラボ 「性的搾取」など関連ワードがTwitterトレンド席巻
  9. 「とうとうその日が来た」 AKB48、紅白落選で衝撃 メンバーは“言い訳のできない現実”を受け止める
  10. Koki,&cocomi、若かりし父・木村拓哉とのラブラブショットで48歳バースデーを祝福 「いつまでもカッコイイ父上でいてください」