おしゃれすぎてパフェに見えない「SALON GINZA SABOU」の“茶房パフェ”は味も見た目も雅だった
いわゆるインスタ映えする的な、雅な食べ物でありますね。
少し前、Twitterで「おしゃれすぎてパフェに見えない」と話題になったパフェがありました。パフェというよりはまるで枯山水のような見た目に、ネットではまとめも作られるなど大きな反響を呼びました。
そんな話題になったパフェなら行ってみるしかないでしょう! ということで、東急プラザ銀座の地下にある「SALON GINZA SABOU」へ行ってきました。
こちらは雑貨や食材などを買うことができるショップとカフェが併設された店舗です。ショップにはドレッシングやカレーなど、見たことがないものが多数置いてあり、食品好きや調味料好きには目移りしそうな感じでした。
カフェは木のぬくもりを感じる落ち着いた内装となっていて、長テーブルには飾りも置いてあります。
では、さっそく話題になったあのパフェをいただきます。
- 茶房パフェ 単品 1100円(黒蜜付きは+200円)
今回は単品にプラスして黒蜜を注文しました(+200円)。こちらで使用している黒蜜は国産で添加物未使用とのこと。黒蜜の味がびっくりするほど濃いのですが、甘ったるい訳ではないので、抹茶にすごく合いますね。なお、黒蜜の他お茶(7種類から選択可能)を追加することもできます。その場合+400円となります。
升の上にはホワイトチョコレートの板が敷いてあり、この上に日本庭園の枯山水のように抹茶パウダーをかけています。よくこんな手の込んだことができるなあ……。なお、升の周りにはほどよい甘さの粉砂糖がかかっていて、いいあんばいです。ちなみに、上に乗っている果物は今回はほおずきでしたが、季節によっても変わるのだとか。
ホワイトチョコレートの板を割ると、パフェの本体が現れます。このパフェ、実は4層構造になっています。一番下にはマスカルポーネチーズのムースが敷き詰められていて、その上にメインの具材となるわらび餅・栗の渋皮煮・抹茶寒天、そして丸い小さなパールチョコが配置されています。この上に抹茶アイスを載せます。さらに、抹茶の液体とガスを合わせムースに近い泡状にした「エスプーマ」と呼ばれるものを敷き詰め、最後にライスパフを載せ、ホワイトチョコ板のフタをして抹茶粉末・粉砂糖をふれば完成。材料にも見た目にもこだわった、手の込んだ作りにしびれる……!
実際にホワイトチョコレート板を崩して食べてみました。わらび餅はもっちりと柔らかく、上品な甘さが広がります。抹茶味にも、黒蜜にも合う、そんな感じです。今回特に感動したのは栗の渋皮煮。甘すぎず、ちょっとした苦みが広がりますが、その苦みがちょうどいいんです。栗自体もしっかり形があるのに柔らかすぎず、これも抹茶味に合うなあとしみじみ。抹茶寒天は他の2つと比べるときっちりした歯ごたえを感じます。抹茶の味がほどよく主張していて、こちらも甘さ控えめ。具材の3つの良さがうまく取り入れられていて、筆者は食べながら謎の感動をしておりました。
この茶房パフェ、1日100個以上、休日は200個は注文が入るという人気メニュー。お店の方によると、連日地下鉄の改札口近くまで並ぶ「パフェ行列」ができるんだそうです。ただ、作るのにかなり手間がかかるため、人気が出てからというもの、1日のスケジュールがほとんどパフェの仕込み作業中心になってしまったとおっしゃっていました。
このようにパフェを求める人が増えたのが5月ごろ、テレビや雑誌などで取り上げられたことがきっかけだったそうです。最近ではInstagram映えすると話題になっていて、写真を撮る人も多いのだとか。また、場所柄から外国の方も多く来店されるそうで、茶房パフェを見て「Wow!」と驚きながら食べているそうです。そりゃそうだ。びっくりするよね。
9月1日からは、隠し味にほどよい酸味のバルサミコ酢を加えて甘さが一層引き立った栗かぼちゃにキャラメルアイス・和三盆の軽いムースなどがアレンジされた、秋の期間限定パフェ「茶房パフェ -秋-」(単品1400円 / お茶付き1800円)が発売されます。こっちのパフェも気になりますねぇ。
なお、茶房パフェについては、閉店前に売り切れる可能性がありますので注意が必要です。ただ、パフェだけでなく他のメニューもすごくおいしそうなので、機会があればこちらもぜひ!
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