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» 2017年11月04日 11時45分 公開

SNSを使ってニートを脱却 「モテクリエイター」を名乗るゆうこすとは何者?

「SNSの恋人」を公言する彼女に、SNSとの上手な付き合い方について聞いてみた。

[伊佐治龍/LOCOMO&COMO,ねとらぼ]

 誰でも簡単に情報を発信し、YouTuberなる新しい職業も生まれて、ますます広がりを見せるSNS。その一方、使い方を間違えると不特定多数からバッシングを受け、炎上が起こることもしばしば。そんな中、誹謗(ひぼう)中傷を受けた過去を乗り越え、現在はそのSNSを駆使して目覚ましい活躍を見せる“ゆうこす”こと菅本裕子さんをご存じだろうか?


ゆうこす 若い女性を中心に大人気のゆうこす

 女の子なら誰もが願うモテたい(かわいくなりたい)という気持ちを全面的に肯定、応援する“モテクリエイター”としての活動が共感を呼び、LINEやTwitter、YouTube、Instagramを合わせて80万人以上のフォロワーを抱える注目の人物である。Twitterのプロフィルにも「モテる為に生きてる」と書かれている(2017年11月4日現在)。


ゆうこす ゆうこすのTwitterアカウント

 9月にはどん底の過去から現在までの半生と、その経験で得たSNS活用法をつづった著書「SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方」(KADOKAWA刊)を発売。そんな彼女に、自身のこと、またSNSとの上手な付き合い方について話を聞くことができた。


ゆうこす 鋭い分析力で、SNSを徹底解剖している

職業「モテクリエイター」って何ですか?

―― ゆうこすさんが自称している“モテクリエイター”とは何でしょうか?

菅本裕子さん(以下、ゆうこす) はい、モテクリエイターとは字面の通り「モテる」ことを「クリエイト」する職業としてそう名付けました。主に、YouTubeで「ゆうこすモテちゃんねる」を開設し、オリジナルのメーク術や自身の私服コーディネートなどを動画で公開しています。他にもかわいい自撮りの方法やダイエット法、料理などをテーマにしたイベントやセミナーを通して、女性が可愛くなることを全力で応援するための活動をしています。

―― ゆうこすさんは元HKT48のメンバーで、ミスiD準グランプリという経歴を持っているとお聞きしましたが、そこからどういった経緯でモテクリエイターになられたのでしょうか?

ゆうこす そうですね……HKT48を脱退した頃に、根も葉もないウソの情報がメディアによって拡散され、一部のアンチから心ないバッシングを受けたことがあったんです。今だから笑って話せることですが、当時はTwitterでつぶやけば「死ね」「ブス」などと返信される日々が続き、精神的にも追い詰められてとてもつらい時期でした。

―― それはつらいですね……。

ゆうこす 料理の専門学校に通って料理タレントを目指すも、バッシングは相変わらず続くし、自主開催のイベントでは人が集まるわけもなく、サクラを入れる始末。本当に何やってるんだろう私……とふさぎ込むようになって、LINEの友達登録を全て削除するなど、家に引きこもる生活を続けて、ほぼニートでした。夢もなく、学生でもなく、働くわけでもなく、本当にどん底の日々を過ごしていました。

―― 主にSNSで罵声を浴びせられていたのですよね。SNSを辞めるのを考えたことはなかったのでしょうか?

ゆうこす 私にはSNSしかありませんでした。ウソの情報やバッシングに対する反論、また応援してくれていた人に対して情報を発信するためには、それしかなかったんです。

―― ゆうこすさんは今や若い女性たちから注目の的になっています。どのようにしてその状況を打破したのですか?

ゆうこす どん底の状態を一度経験していたので、バッシングも失敗も恐れるものが何もありませんでした。だから仕事のことも、お金のことも一切のしがらみを取っぱらい、余計なことを考えずに本当に好きなこと、本当にやりたいことをやろうと真剣に考えたことが転機となりました。

―― ということは、その本当に好きなこと、本当にやりたいことが「モテたい」だった……?

ゆうこす そうなんです! 本当に好きなことだけをしていこうと決めて、ミスiDという女性アイドルオーディションを受けてみようと思ったんです。そのオーディションは、「世界にひとりだけの全く新しい女の子を発掘する」という自分らしさを披露するコンセプトだったので、それが自己分析するきっかけになりました。もともとメークやファッションが好きだったので、何で好きなんだろう? 何で可愛くなりたいんだろう? と考え、その原点である「モテたい」にたどり着いたんです。これが本当の自分なんだってことが分かり、今では自信を持って「モテるために生きてる」と公言しています。

「モテたい」の定義とは

―― 考え抜いての「モテクリエイター」だったのですね。けれども、「モテたい」という言葉が一人歩きすると新たな誹謗(ひぼう)中傷を受けてしまいそうですが、周囲の反応はどうでしたか? 

ゆうこす 「モテたい」と言うと「多くの男性に言い寄られたいの?」と勘違いされることもありますが、私の「モテたい」の定義は、男女関係なく、みんなから愛される人間的に本当に魅力的な人物を意味しているんです。特に今ではアイドル時代には見られなかった女性ファンが多くいるので、本当にうれしいです。うれしすぎて「最近、女子ファンがめっちゃいるんです。うれしい」とツイートしたことを今でも覚えてます(笑)。たまに「あざとい」とか「ぶりっ子」といったバッシングもありますけど、これが本当の自分だし、もうどん底を経験してバッシングにも慣れていたので、うまくスルーできるようになっていました。

―― やはり、その経験がゆうこすさんの強さ、潔さ、そして今の人気につながっているんですね。実際にモテクリエイターとして活動する中で、フォロワーからモテについて相談を受けることはありますか?

ゆうこす 相談は多いです! 「かわいいメークやスタイル良くなる方法について知りたい」という女子なら誰でも持つ疑問はもちろん、「モテたいけど、仲間からぶりっ子でウザいといわれてしまった」という私と同じような悩みを抱えている子や、「振られた彼氏を見返したい!」という恋愛の相談など、今ではTwitterのDMで、1日100件ほどの相談メッセージが届きます。全ての相談に答えられるわけではないですが、私が常に本音で情報発信しているので、彼女たちも本音で相談をしてくれるのだと思います。

―― ファンやフォロワーからしてみると、その距離の近さもゆうこすさんを支持する理由なのでしょうね。そうしたユーザーとのやりとりの中で経験した特別な出来事はありますか?

ゆうこす ミスiDで準グランプリを受賞した当時、所属していた事務所の意向は、グラビアDVDを出すという男性ファンへ向けた活動でした。けれども本当に自分がやりたいことは女性にモテ情報を発信することでしたので、私は進路についての悩みをTwitterやツイキャスでフォロワーに相談したんです。その時に彼女たちが背中を押してくれたこともあって、このモテクリエイターという道を切り開くことができました。今の私があるのも、その言葉をくれた全ての人たちのおかげなんです。

―― 応援してくれる人たちとともに歩んできた歴史があったんですね。では、ゆうこすさんにとって、ファンやフォロワーとはどんな存在ですか?

ゆうこす 仲間です! タレントとファンというのではなくて、モテることを目指す同士です!


ゆうこす ゆうこすの言葉は、内面からあふれるパワーが宿っている

SNSで拡散する活用法

―― 80万人の仲間。そう考えるととても勇気がもらえますね! ここからはSNSの活用法について伺わせてください。ゆうこすさんが、これまで発信し続けてきて学んだSNSの上手な付き合い方を教えてくれますか?

ゆうこす そうですね……まず私が意識しているのは、SNSで発信する際はネガティブな投稿は絶対にしないことですね。負の感情で投稿してしまうと、知らず知らずのうちに負の反応を引き寄せてしまうんです。でも、逆を言えば、人は楽しいことやポジティブなものにもひかれます。だから自分が本当に好きでワクワクすることを発信し続ければ、やがては共感してくれる仲間だけが残ってくれるので、半年は諦めずに続けてみてほしいです。

―― ご著書の『SNSで夢を叶える』でも、実際にゆうこすさんがSNSで駆使している活用法を惜しみなく書かれていますよね。

ゆうこす はい。まずはそれぞれのSNS特性を意識しています。例えばTwitterは、文字がメインで情報が流れていくメディアですから、昨日感じたことではなく、今の気持ちを短くエッジの効いた文章で投稿しています。

 Instagramは、写真がメインなので、見られることを意識した投稿をします。ファッションやコスメのアイテム、また新しいカフェなどおしゃれな情報が集まりやすくて、その情報を求めて利用するユーザーが多いのも特徴です。投稿者が「みんなの憧れ」を詰め込んで発信する場なので、自己プロデュースに向いているSNSだと思います。

 ブログは、拡散には不向きですが、文字制限がないので、長文で深い想いをユーザーに伝えられるんです。

 YouTubeはコミュニケーションの要素は少ないですが、世界中で10億人が利用していて、目立つには最適な場所です。

―― それぞれSNSごとに投稿する情報を使い分けるのが大切なのですね。他に、それぞれのツールで把握しておくと良いコツはありますか?

ゆうこす 例えばTwitterは、リツイート(RT)が莫大な拡散力を発揮するツールです。リツイートされるためにはユーザーの「共感」が何よりも大切。共感を得るためには、万人受けを目指すのでなく、誰に共感してもらいたいかを明確にしてみるといいと思います。あとは自分の本音をつぶやくこと。ウソや見栄は無理していることがすぐにバレてしまいますし、万人受けを目指すと、ブレた投稿をしがちになってしまいますよね。

―― なるほど、ではInstagramはどうでしょうか?

ゆうこす Instagramで私が一番意識しているのは、とにかく見やすい写真を投稿することです。例えば私服のコーディネートを投稿する場合、全身が見えているか、色や素材が伝わるように写っているか、服が可愛く見えるポージングができているかなど、ユーザーが求める情報がしっかりと表現された画像であることを確認しています。それから、投稿内容の詳細を丁寧に書くことです。ユーザーは等身大で分かりやすい情報を求めているので、私なりの切り口で詳しい情報を書くことで、ユーザーの信用が得られ、また見てみようという気持ちへとつながります。

―― ではブログやYouTubeはどうでしょうか?

ゆうこす ブログでは、自分の思いを一番深く伝えています。特にファンに向け、ディープな本音を投稿します。私は、ほかのSNSでは内輪ネタで終わってしまうような投稿はしないようにしていますが、ブログだけは別。ブログは拡散力は低いですが、その分ここでファンとのきずなを深めることができます。

 YouTubeは、自分で動画編集をした方が、見てくれる人との距離感が縮まります。プロに頼んだとしても、自分のチェックをかなり丁寧に入れること。どう作ればいいか分からない方は、好きな動画や、見やすい映像を投稿しているアカウントを参考にしてみると良いです。カット割りから効果音まで、演出方法が学べます。私もそうやって投稿していくうちに自分で失敗に気が付けるようになりました。あとは、サムネイルで表示される画像にもこだわってます。大きい文字や目立つ色を使用したり、一言でどんな動画であるか分かるようにタイトルをつけるとユーザーの目にとまりやすく、見たいと思えるサムネイルが出来上がります。

―― ありがとうございます。すごい分析力ですね。それでは最後に、ゆうこすさんみたいに、これから夢をかなえたいと思っている人に向けてのアドバイスをお願いできますか?

ゆうこす はい。まずは、不安や分からないことだらけでも、とにかく夢に向かって一歩踏み出すこと。そしたら、いっぱい失敗と研究を重ねて、その都度、良くなるよう努力をし続けることが大切です。私だって最初は、動画を投稿するどころか、SDカード内の撮影データをPCへ取り込む方法すらも分からなかったんですから(笑)。続けていれば絶対いつかは形になります。


 そんな彼女は現在、このブレイクを受けてファッション誌のモデルやインターネット番組等のメディア出演など、SNS以外にも多方面に引っ張りだこ。今後もしばらく、彼女の活躍から目が離せないだろう。

(伊佐治龍 /LOCOMO&COMO)

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