警察署の詐欺(サギ)への警告ビラ、描かれている鳥がサギではなく「鶴」 なぜなのか聞いてみた
詐欺だからサギ、ではないその理由は?
成城警察署(東京都世田谷区)の詐欺への注意喚起ポスターに描かれている鳥が、「サギ」ではなく「鶴」であることへのツッコミがTwitterで話題になっています。
貼り紙には「携帯電話が変わった カバンをなくした 株で損をした 名前を貸してほしい こんな電話は詐欺です! お金を渡さないで!」という文字とともに、成城警察署犯罪抑止対策事務局の連絡先が書かれています。
そして、水墨画のような「鶴」の絵が。ここは「詐欺」の話なんだから「サギ」の絵を描くべきなのでは……?
「鶴じゃん」と突っ込んだ胸すか(@Munasuka)さんのツイートには、サギと鶴が似ているから間違えたのでは? いやいや深い意味があるんでしょ? とさまざまな憶測が寄せられました。達筆な文字で書かれているため、「株が妹に見える」「妹で損をしたって!?」と別の話題にも発展し、混乱する人続出。ツイートは3日間で3万回以上リツイートされ、4万件以上いいねがつき、本人も「びっくり〜」とコメントしています。
このポスターについて警視庁本部広報課に問い合わせたところ、以下のような回答を得られました。
―― ポスターはどこに貼られているのでしょうか。
警視庁 貼布エリアは警視庁成城警察署の管内。世田谷区の総合支所や地区センターをはじめとした公共施設の他、駅などの公共交通機関、さらに一般会社の施設にもご理解とご協力を得て貼布させていただいています。
―― なぜサギではなく鶴を描いたのでしょうか。
警視庁 鶴が描かれていることについては、作画をお願いした先生の判断であり、成城警察署から季節感があって街の方の目を引くものであることなどのお願いをしたところ先生が鶴をお選びになって描かれました。
詐欺への注意喚起ポスターにサギではなく鶴が描かれていたのは、「季節感があって目を引くもの」という基準でイラストレーターが選んだというのが真相でした。詐欺の話題だからサギを描く――そんな固定観念にとらわれていたのは私たちだったのかもしれません。
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公式が一番うまいところをもっていくスタイル。ずるい。
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