「Qボンバー」に「砂嵐」ってなんだよ! 「大富豪」のローカルルールありすぎ問題をまとめたイラストに驚く声多数
全然知らないのばっかり……。
トランプの定番ゲーム「大富豪(大貧民)」のルールが統一されてなさ過ぎる問題について、Twitterユーザーの橋本ゆの(@riko3_)さんがまとめたイラストが話題になっています。ローカルルールを珍しさ(レア度)ごとにまとめて紹介しているのですが、確かにこれは多すぎる……。
まずレア度1では、あがり前によく使われる「8切り」、カードの強さが逆になる「革命」、同じマークしか出せなくなる「縛り」など、よく知られるものが並びます。が、それでも“やぎり”や“はち切り”など言い方の違いや、“激縛り”といった派生系では、人によってすでに違いが出てきそうです。
レア度2では、スペードの3で単枚ジョーカーを打ち消せる「スペ3」、大富豪が負けたら大貧民になる「都落ち」、一時的にカードの強さが逆になる「イレブンバック(別名バック、ジャックリターンなど)」、3枚以上の同じマークの連番で出せる「階段」が登場。まだ基本として知っている人が多いルールだと思われますが、やっているうちに誰かが「なにそのルール」とストップを入れるのもこの辺りからな気がします。
次のレア度3まで上がると、プレイ前の確認が必要になってくるレベルに。次の人の番を1回スキップする「5飛び」、手持ちのカードを1枚捨てる「10捨て」、7出した枚数だけ次の人にカードを渡せる「7渡し」は、Twitterでも「初耳」「使った記憶がある」と知らなかったり曖昧だったりする人が多いようです。
そしてレア度4からはかなりのローカルルールに突入。クイーンを出した人がカードの数を1つ宣言して、皆がそのカードを捨てる「Qボンバー」に、レア度1の“8切り”を4のカード2枚で阻止できる「4止め」、3のカード3枚でどんなカードに対しても返せる(ジョーカーやカード4枚にも勝てる)「砂嵐」と、独特なネーミングのルールが出てきます。こんなのがあったのか……!
さらにレア度5には、同じ数字のカード5枚(※ジョーカー込み)でその数字から順に強いカードになる「絶対革命」というものも。その他にレア度さえも謎のルールとして、
「エンペラー」:4枚でマークが全てバラバラの連番を出すと革命できる
「オーメン」:6のカード×3枚で革命。以降革命が起こせない
「クーデター」:9のカード×3枚で革命
「救急車」:9のカード×2枚で8切り
「大革命」:2のカード×4枚を出した瞬間に勝ち
などが紹介されています。これ全部のルールを有りかなしか確認してたらわけがわからなくなりそう……。
Twitterでは他にも「スペ3(スペードの3)を持っている人からスタートする」というルールや、「6ロック」「9拾い」「Qの休日」といったルールもあるという声、また中には「5飛び」ではなく「6飛び」だったという声に、名称は同じでもルールの内容が違うとった声などなど……同じトランプのゲームの話をしているとは思えない事態となっています。Wikipediaも見てみたら余計にわからなくなった……。
ちなみに筆者が持っているトランプのゲームを紹介した本には、ローカルなルールは「階段」と「革命」くらいだけで、バリエーションは収拾がつかないほどあると説明されています。そんな大富豪のルールについて気になった人は日本大富豪連盟のホームページを覗いてみるのも面白いかもしれません。
画像提供:橋本ゆの(@riko3_)さん
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