「学校に炎を操る能力者がいるとは…」「おまえは風を操る能力者か…」→カレー作りがはかどる 平和過ぎる特殊能力学園マンガ
争わない特殊能力の使い方
マンガ家の一智和智さんが「学園×能力者。」というコメントとともにTwitterにマンガを投稿。炎や風を自在に操る特殊能力で生徒たちが激しいバトルを繰り広げるかと思いきや……、まったく戦わないだと……?
物語は2人の生徒が出会う場面から始まります。3000℃の熱を発して鉄さえも溶かす炎の能力を持つ生徒と、風の能力で学校内に設置されている像を瞬時に切り裂くほどの能力を持つもう1人の生徒。
2人の間に緊張感が走ります。ここで激しいバトルが始まるかと思いきや、ページをまたぐと風で切り裂いた野菜は鍋の中へ。燃えさかる炎は、鍋を温めています。2人の特殊能力は林間学校でカレー作るために使われているのでした。
一智さんの読者とのやりとりも笑いを誘います。「イケメンですごい能力」「なんも考えてない展開とか大好きです!」という読者からのコメントには「しゃべるほど残念なのがばれるたいぷです」と返答。「水の流れを操る能力者がお米を研いでくれるんですね!?」という質問には「こいつらたぶんばかなんで」「『米を炊く前に洗う』という知識がないと思います」と答えています。
特殊能力をもった生徒は2人だけではなく、時間を止めて女子生徒の制服の乱れを直す先生など、続編の投稿も続いています。大地を操る能力でピザを焼くために石釜を作ったり、ゴミを燃やしてもダイオキシンが発生しないように凍らせたり、迫力ある特殊能力と平和な学園生活のギャップが魅力的です。
週刊少年チャンピオンの連載作品『バーサスアース』では、漫画原作者を務めていた一智さん。現在創作マンガ「便利屋斎藤さん異世界に行く」シリーズもツイッターで公開し、人気を集めています。
画像提供:一智和智(@burningblossom)さん
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