「“LOVE”レベルの物だけ残す」「思い出の品は電子化」 あるオタクを汚部屋から卒業させた断捨離術

コレクションを愛する人には不向きな方法なので、参考程度に。

» 2018年10月12日 18時48分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 汚部屋からの脱却に成功したTwitterユーザー、ささや(@wk_sasa)さんが公開した断捨離術が注目を集めています。要点が4枚の画像に整理されていて分かりやすく、「参考になる」「私もがんばろう」といった声が多数寄せられています。


 かつてささやさんの部屋は本やゲームが山積みで服は散乱し、床も見えない状態。友人が訪れた際は1時間以上外で待たせることになり、親からも掃除を拒否されるありさまだったといいます。そこから2年ほどかけて物を手放し、すっきりしたシンプルな部屋に。掃除が楽になって片付けグセがつき、心に余裕ができた(気がする)そうです。


序論

 成功の結果、フォロワーから断捨離の相談を受けるまでになり、アドバイスとして投稿したのが上記のツイート。まず始める前の心構えとして、「1日で全部やろうとしない」「一気に完璧を目指さない」と述べています。その日のうちにやりきるのも、手放すか否かの判断を下すのも難しいですからね。

 物の要・不要は、4段階の基準で判断。第1段階では過去1年を振り返り、1度も着ていない服や読み返していない本などを手放します。次に、今後の自分に不要な物を処分。そこから残った物を、さらに「“LIKE”ではなく“LOVE”レベルの物だけを残す」「『これが私!』と言えるほど似合う物を厳選」という基準で処理します。この順で減らしていくと、最後に「よく使い、自分の人生に必要で、大好きで、自分らしい物」だけが残るということです。


取捨の基準

 とはいえ、いきなり物を手放すのは抵抗があるもの。そこから踏み出すための考え方として、ささやさんは「『いつか使うかも』といった迷いが生じたら手放す」「捨てがたい思い出の品は撮影かスキャンでデータ化」「『念のため』で同じ物が複数あるようなら数を絞る」といった提案をしています。ただ、漠然と物を減らすだけだと部屋が殺風景になるので、「どんな部屋にしたいか」「どうして断捨離をするのか」を決めたうえで進めるといいとのこと。そのほうが手放すべき物を明確にできるそうです。


考え方

 一通りの処分が済んだあとは、物を増やさない努力も重要。コツとして「欲しい物ができても1日じっくり考えてから買う」「ストックを持たず、消耗品は使い切ってから買い足す」といった方法を紹介しています。また、手帳や時計、地図をスマホで代用するといった具合で、各種の道具を多機能の機器だけで間に合わせる手も。

 最後に具体例として、ささやさんが実践している物の減らし方を、カテゴリー別に説明。衣類やバッグ、アクセサリーの類は着用頻度の低い物から減らし、続いて似たデザインの物を減らし、最終的にはコーディネートしやすい、自分に似合うものだけに厳選しています。

 本やCD、グッズ類は、「愛でていなかったたら手放す」と決断。リピートしなくなった本やCDは手放すか電子版に切り替えます。グッズは基本的に最推しの物だけ買い、例えば缶バッジなら1キャラにつき3つまでなどルールを決めて1つ増えたら1つ手放すとまで徹底しています。


維持のしかた

 ツイートは「片付けが苦手なので助かる」「1〜2年がかりと効いて目からウロコ」「背中を押してもらえた」と好評。その一方で、「オタクとしてどうしてもグッズは捨てられない」「趣味の品や道具の予備まで捨てるのは怖い」といった意見もあります。

 さまざまな反応を受けて、ささやさんは「『コレクターのかた、収集癖のあるかた、グッズ量=愛の大きさという考えのかたには全力でオススメしません』と注意書きを加えるべきだった」と追記。あくまでも断捨離したい思いの強いフォロワーに向けて書いたものであり、画像4枚にまとめる過程で省いたことも多いので、参考程度にしてほしいとのことでした。


画像提供:ささや(@wk_sasa)さん

(沓澤真二)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2505/23/news188.jpg 【あんぱん】主人公・今田美桜の“服装”にネット騒然 「目が覚めた」「集中できない」「確かに一瞬見えた」
  2. /nl/articles/2502/13/news157.jpg チョコザップ、「ドリンクバー」を終了 杯数制限実施も……「一部のお客様にしかご利用いただけない」
  3. /nl/articles/2505/24/news085.jpg 「店舗での寝泊まり行為」も発覚…… チョコザップが“悪質利用者”に「強制退会」などの措置を実施
  4. /nl/articles/2505/16/news114.jpg ←焼く前 焼いた後→ 陶芸作品の変化に「すごっ!!」 並べた写真が160万表示 「めっっちゃいい」「凄すぎます」
  5. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. /nl/articles/2505/20/news026.jpg 1歳娘とパパが18年後…… 同じポーズで撮影した“現在の姿”に「娘ちゃん左手nice」「カッコ良いお父さま!」の声
  7. /nl/articles/2505/23/news029.jpg 河川敷に生えていた“やけに立派な草”→思わず引っこ抜いたら…… 1カ月半後、驚きの結末に「すげー!」「こういうの本当に憧れる」
  8. /nl/articles/2505/21/news123.jpg 1970年代に建てられた廃別荘、取り壊していくと…… “解体後に残ったもの”に反響 「想像以上」「見入ってしまった」
  9. /nl/articles/2505/19/news137.jpg そうはならんやろ モンハンワイルズで“国民的アニメ”のキャラクターを再現 斜め上のありえない姿に「いやムキムキやんww」【モンハンワイルズの記事まとめ】
  10. /nl/articles/2505/21/news052.jpg 手作り木箱に“ただの雑草”を入れて放置したら…… 8カ月後、興味深い変化に「面白い」「いつかマネできたらな」
先週の総合アクセスTOP10
  1. マクドナルド、ハッピーセットの「早期終了」を発表 横行する転売――モラルのない行動に第2弾販売への不安広まる
  2. 小5のときに描いた絵→4年後…… 「ねぇ何があったん?」「鳥肌立った」中3になって描いた絵が160万再生
  3. 50年間放置して“ジャングル化”したおばあちゃんの家 → 掃除したら…… “木の中から現れたもの”が170万再生 「予想を超えた」「ブラボー」【海外】
  4. “1K8.5畳”の新居を一人暮らし男子が模様替え→1年後…… 「もうホテルやん笑」生まれ変わった空間に驚き「こんな部屋に住みたい」
  5. 「娘の目が大きいのは赤ちゃんだから」と思っていたママ、成長すると…… 驚きの姿に「ディズニープリンセスだ」【海外】
  6. ショウガを土に埋めて水やりすると……「すごすぎる!!」 想像もつかなかった、とんでもない状態に37万再生
  7. ボランティアで庭を掃除していたら…… 物置から見つかった“ヤバいもの”で警察沙汰に 「通報して正解」「絶対に触らないで」【海外】
  8. 皇后さま、全身「真っ白な衣装」に18万いいね
  9. 日本人のママと米国人のパパが国際結婚→生まれた子どもは…… 290万再生の“まさかの現在”に「びっくりしました」「心温まる」【海外】
  10. 「子供泣くぞこれ」 トーマスの塗り絵、描き始めて2秒で…… “予想を超えた変貌ぶり”に反響「夢に出てきそう……」「ヒィィ…!!」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
  2. 小学生時代「こんなプラモ誰が買うんだよw」→40年後…… “大人になった”を実感するエピソードに「分かる」「特大ブーメランw」
  3. 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
  4. 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
  5. 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
  6. 100万円の“錦鯉”を自宅の池に入れたら…… 「おかしいでしょ」3日後、まさかの事態に「鯉は難しい…」「信用が大切ですね」
  7. パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
  8. 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
  9. 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
  10. 「神パンツきた」 ユニクロ新作“3990円パンツ”が品切れラッシュの大人気 「過去イチかも」「本当にこれは買い」