受け継ぐASIMOの魂 ホンダがロボティクスに注力する理由:CES 2019(2/2 ページ)
ホンダのロボティクス構想と開発の鍵は「3E」
ホンダは今、ASIMOで培ったバランス制御技術や自立移動技術を用いて、このパスボットをはじめ、さまざまなロボットの開発に取り組んでいます。ホンダが注力するロボティティクス構想の鍵は、以下「3E」の概念です。
- Empower=人の可能性を拡大
- Experience=人と共に成長する
- Empathy=人と共感する
2018年1月に行われたCES 2018でも、同社はこの構想に基づいて開発された4つのロボットを披露しました。2018年はどれもコンセプトを示した参考出品モデルに過ぎませんでしたが、2019年のパスボットはさらに具体的に、ショッピングモールや公共施設でゲストを案内するといった実務ケースを見込んだと思える展示が印象に残りました。CES 2019への出展は「公共施設での実証実験を一緒に行えるパートナーを探すため」(説明員)と、具体性やその進捗、本気度が伺えます。
パスボットの他に、上部アタッチメントを交換することで農業、建設、消防、災害支援などまで、幅広い用途に活用できる自立運転可能なATV(全地形対応車)「Honda Autonomous Work Vehicle」(関連記事)、高度なロボティクス制御をクラウド上のサービスとして利用できるようにするプラットフォーム「Honda RaaS(Robotics as a Service) Platform」、360度どの方位へも動ける“車輪”「Honda Omni Traction Drive System(全方位駆動車輪機構)」などの展示も注目されていました。
CES 2019にはホンダの他にも自動運転やAI、サービスプラットフォームなどをキーテーマに自動車メーカーが参加しています。一方で、ロボティクスにここまで注力していたのは周りを見渡してもホンダだけと感じました。
あのASIMOで培われた技術は、今もしっかり息づいている証ともいえます。「3E」の実現、さらには人とロボットが幸せに暮らす未来のためにホンダのロボティクスの次なる展開に期待です。
関連記事
- 仕事に合わせて装備を換装 ホンダ、自律運転の多目的ビークル「Autonomous Work Vehicle」を発表
アタッチメントを付け替えてさまざまな働くクルマに変身。 - やばい、あの「世界最速芝刈り機」がもっと過激になって帰ってきた! 192馬力モンスターバイクのエンジン搭載
「フフフ、待たせたな……」って。ホントにもう、欧州ホンダ開発者の皆さんったら。(画像20枚) - あの「倒れないバイク」に、かっこよくなった新型 ホンダが東京モーターショーで展示
かっこよくなり、電動バイクに。 - ASIMOの技術を応用 歩行のリハビリを助ける「Honda歩行アシスト」が民間リース販売へ
腰部に巻きつけるだけで、正しい歩行を誘導してくれる! - ホンダの歴史が手作りパラパラ漫画に! カブやNSX、ASIMOまで勢ぞろい
The Power of Dreams。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
ヤフオクで出品されていた「20万円の引退品」→開封すると…… “まさかの中身”に賛否 「ゾッとしたわ…」「しゃーない」
-
辻希美&杉浦太陽、家族6人でクリスマスに豪華料理 長女・希空が作った“プロ級のケーキ”も…… 「凄くいい時間だった」
-
「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
-
毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
-
「思わず泣きそう」 シャトレーゼの“129円クリスマスケーキ”に衝撃 「すごすぎない!?」「このご時世に……」
-
そば屋の看板のはずが…… 雪で“別の店”みたいになってしまった光景が北海道の豪雪のすさまじさを物語る
-
若かりしころの父と母→36年後…… 苦楽をともにしてきた“現在の姿”に「泣いた」「本当に素敵」と1700万再生突破【海外】
-
幼少期から“ディズニー”大好きな2人→25年後…… まさかまさかの“現在”が話題 「映画のワンシーンのよう」
-
大型ワンコが猫に育てられた結果…… 驚きの行動連発に「自分を猫だと思っていないっw?」「かわいすぎる!」
-
妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」される夫婦の苦悩……“年の差33歳差”カップルに反響【個性的なカップル特集2024】
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
- 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
- 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
- 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
- “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
- 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
- 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
- トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
- “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」