「私の子であって私とは違う一人の人間」 子どもを尊重する母親描いた漫画に「距離感は大事」と共感の嵐
親子でも一定の距離感は必要。
自分の子どもは自分とは違う、一人の人間――そんな母親の姿勢を描いた漫画に共感する声が集まっています。
作者のもちぎ(@omoti194)さんがゲイバーで働いていたころ、お店のお客さんから小学2年生の娘さんを預かったことがありました。スマホゲームで遊んだり、ファミレスでガールズトークをして過ごします。迎えに来た母親に、娘さんがいい子にしていたともちぎさんが伝えると、お母さんは「よかった……私と違って、優秀だからね」とつぶやきます。
「あんたの子でしょ? あんたに似ていい子よ」というもちぎさんの言葉に、「そうだね 私に似て可愛くて そして私と違う生命だって感じる」と我が子への思いを語る母親。自分が興味ないものを楽しみ、自分の知らないものを深く知ろうとする娘を「自分の子であって自分とは違う一人の人間」だと思うとし、だから娘を大切に尊重してあげたいと話します。
それを聞いたもちぎさんは「その距離感がこの子をより素敵にさせてあげられると思う」と伝えるのでした。
最初は泣くことしかできない赤ちゃんも、数年経てば親とは違う趣味嗜好や考えを持つ一人の人間に成長していきます。親は自分が育てていると思うと「自分の希望通りになる子」に育てようと価値観を押し付けてしまうこともあるかもしれません。家族でも親子でもある程度の距離感が必要。子どもは親の所有物ではないことを理解し、一人の人間として認めることができる、このお母さんのようになりたい。
漫画を読んだ読者からは「どんな関係性であれ距離感はとても大事」「意外と子どもは親の所有物みたいに思ってる人いる」など、「私の子であって私とは違う一人の人間」という視点を持つ大切さに共感するコメントが届いています。
作者のもちぎ(@omoti194)さんはLGBTに関する漫画などをTwitterやnoteで公開しています。
画像提供:もちぎ(@omoti194)さん
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