浪費家のFPが断言「オタ活しながらでも貯められる」! 『一生楽しく浪費するためのお金の話』は“欲張り”なオタク女子の背中を押す(1/2 ページ)
『一生楽しく浪費するためのお金の話』を出張掲載。
世のマネー本は、大体が「趣味にかけるお金はカットしろ」「生活の○○%までに抑えて」とレクチャーしてくる。「それができれば苦労しないんだよ!!」という一言に尽きる。私たちのようなオタク女子にとって、「趣味」と「生活」は切り離せないし、趣味にお金を注げない人生は切ない。
節約術や、いかに家計を切り詰めるかというテクニックを書かないマネー本が発売された。もぐもぐ・ひらりさ・かん・ユッケの4人組オタク女子「劇団雌猫」と、ファイナンシャルプランナー篠田尚子がタッグを組んだ『一生楽しく浪費するためのお金の話』だ。テーマはズバリ「浪費し続けるためにお金を学ぶ」。
本書の姿勢は、「浪費を必要経費として受け入れる」「浪費しながら貯蓄を作れるよう考える」というもの。篠田先生は「使う人は貯められる」と語り、オタク女子たちの「浪費」を全面的に受け止め、浪費をしながら将来に備えられる方法を具体的に教えてくれる。“こちら側”の気持ちをわかっている仕様だ。
そもそも、ファイナンシャルアドバイスをする篠田先生自身、「メジャーリーグにハマっている」という浪費女子。「こういうタイプもいるんです(笑)。金融の仕事をしていますが、根っからの現場主義で浪費家。プロ野球観戦、ライブ・フェス・コンサート参戦、舞台観劇を何よりの生きがいにしています!」という、心強い自己紹介が飛んでくる。
聞き手役の劇団雌猫の4人は、それぞれお金の知識がバラバラで、推しジャンルも違う浪費女子。ちなみにこの記事を書いている私も、遠征先で推しにお金を使いすぎて一文無し寸前になった経験がある。「推し」に浪費する気持ちも、「推し」のために金銭感覚がなくなる気持ちも、痛いほどわかる。だからこそ、浪費家のファイナンシャルプランナーがいるなら、わかりやすくお金について学べるかも? という期待が湧いてくるし、劇団雌猫の相づちや疑問に一緒になってうなずく。
篠田先生のアドバイスは、とにかく簡潔でわかりやすい。
「同年代の平均貯金額が気になる→はっきり言って、気にするだけ無駄」
「とにかく貯金ができません→引き出せない積み立て用口座に天引き貯金して!」
「何から手を付ければいいのかわからない→最初は見切り発車でも、天引き貯金、NISAなど、何か始めてみては?」
……など、次々と浪費女子の質問に答える。今まで「絶対貯金なんて無理!」と思っていた筆者だが、「これなら私でも貯められるかも?」と思えてきた。
一生浪費するために”お金”を学ぶ
「推し」を追いかけるオタクには、現実と向き合う強さがある。浪費を続けるためには、浪費できるだけの金銭管理をしていなければならない。世の人々は、何かきっかけがあってお金と向き合うものだ。子どもが生まれて向き合う人もいるし、1人で生きていく自分を守るため向き合う人もいる。それと同じように、本書で紹介されたオタクたちは「浪費し続けたい!」という原動力でお金と向き合おうとする。
「お金」は生活の全てに密接に関わってくる、生きる限り避けられないテーマだ。お金があれば万事うまくいくわけではないが、お金がないとできないこと、お金で解決できることは多々ある。もちろんオタク活動もそのひとつで、お金がなければチケットは手に入れられないし、グッズも買えない。今あるお金以上に浪費したいのであれば、収入を増やしたり、他の出費を削ったり、工夫をするしかない。
その「浪費するためには金銭管理が不可欠なんだ」という気付きそのものが、お金と向き合うきっかけだ。何かに浪費する熱量がなければ、お金と向き合うタイミングはもっと先になったはずだ。もしかすると、一生お金と向き合うことなく、ずっと張りのない日々を過ごした可能性もある。篠田先生が「使う人は貯められる」と語っていたのは、まさにこのことなのではないか。
使う目的や目標があるほど、人は頑張れる。これは金銭管理に限らず、生活に関わる全てのことについて言える。「推しのためなら」という根性が、本書で紹介されたオタクたちには備わっている。私もそんな“先輩”たちの背中を見て、「浪費し続けたい」という願望と「これからに備えたい」という願望を両方かなえたい。
関連記事
「お金が不安、でも推しへの支出はやめたくない!」ハッピー浪費生活を続けるための“3つの鉄則”
「日○WOMAN」には載らないお金の話。オタク女子のみなさん、2018年は何に“浪費”しましたか?
「天下一浪費女大忘年会」イベントレポート。「店員さんが来ると黙るカラオケ」「謎に年の離れた友達」オタクの楽しさあるあるとは? 『トクサツガガガ』丹羽庭×劇団雌猫対談
オタクって、楽しい……!今も昔も、女の子たちはそれぞれの戦場に立っている 『だから私はメイクする』劇団雌猫×『日本のヤバい女の子』はらだ有彩
『だから私はメイクする』刊行記念イベントレポ。あなたは誰のためにメイクしてますか? 15人の女の告白『だから私はメイクする』が心に刺さる
「会社では擬態する女」を出張掲載。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
「本当にこれでいいの?」 親子の“価値観の違い”で対立も…… 100万箱以上売れた「家庭科のドラゴン」、人気再燃の理由
木村拓哉がタイプロで「弁当」差し入れ→“衝撃の価格帯”に騒然 「ぶったまげた」「庶民には買えない」
スーパーで買ったちりめんじゃこをよく見たら…… 紛れていた“まさかの生き物”が2000万表示「これは当たり!」
「いまこんななの?!」ディズニーリゾート内の商業施設、“ゴーストタウン化”に衝撃の声 改装前の閉店ラッシュに「寂しい」
「味見したら止まらなくて危険」 “何度も作ってしまう”簡単サラダが間違いない! 「思う存分作って食べます」と95万再生
「なんだこの暗号は……」 マクドナルドの“大人だけが読めるメッセージ”が410万表示「懐かしい〜」「読める人同世代w」
パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
14歳のとき、親友の兄と付き合うことになった女性→13年後…… “まさかの結末”に「韓国ドラマみたい」【海外】
北海道の“雪のヤバさ”が伝わる写真に460万表示の反響 衝撃的な光景に「何かの冗談でしょ?」「見たことない景色」
- 【ハンドメイド】余った布が大変身! 捨てるのがもったいなくなる活用法に「天才じゃないですか!」「素敵なアイデア」
- 高校生のときに出会った“同級生カップル”→「親に頼らん!」と必死に貯金して…… 19年後、現在の姿に反響
- 岡田紗佳、一連の騒動を生中継で謝罪 頭を深く下げ「申し訳ございませんでした」
- 庭に置かれた“普通の物置” → DIYで“まさかの姿”に大変貌 「え?物置ですか?」「すごすぎ」
- “部屋が汚すぎて”彼氏に振られた女性→1人孤独に片付けを続け、600日後…… まさかの光景に「感動しました」
- 「許されると思ってんの?」 スマホのアラームを設定→翌朝…… “絶望の通知内容”が430万表示 「ほんとこれ」
- 一般家庭で暮らすワニ、“ご飯だよ”の合図を聞いた瞬間 400万再生の予想外すぎる顔に「温室育ちの純粋な目をしてて草」
- 普通の折り紙1枚を、パタパタ折っていくと…… プレゼントにぴったりな美しいアイテム完成に「すげぇつくりたい」「かわいい」
- クルマのドアが開かない……! 車内から緊急脱出する“驚きの方法”に目からウロコ 「貴重な情報」「良い知識」
- 大人なら5秒で解きたい!「9+0÷2−3」の答えは?【算数クイズ】
- ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
- 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
- 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
- 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
- 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
- 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議