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» 2019年06月16日 12時00分 公開

葬儀業界のプロに聞く「最期に後悔のない別れ方」ができる家族の共通点 (5/6)

[中山順司,ねとらぼ]

「人生観がちょっと変わる」イベント

――死を意識して生きるのが大事なことは分かりましたが、現実にはなかなか難しいですよね。

 最近は、「納棺体験イベント」というのがありまして。

――納棺体験イベントですか……そういうのが行われているのは知ってますが、まだ自分事としては考えにくいので行く気にはならないですね。

 人生観がちょっと変わりますよ。棺おけに入って蓋を締め、小窓から外を見ると家族や大切な人に何をしてあげたいか、残りの人生で自分は何をなすべきか……が鮮明にイメージできるものです。

――棺おけから出たあとはどうするんです?

 エンディングノートを書きます。遺言書ではなくってもっと生活に密着したToDoリスト的なもの。水道・ガス・電気・通信の手続き、保険内容や契約書の保管場所、預金通帳と印鑑、断捨離を含めた物の整理、鍵の数と置き場所、家電製品の取扱説明書の整理……自分がいつ死んでも家族が困らないための具体的なタスクを書き出すんです。

――納棺体験イベントって、どんな方が参加するんでしょう?

 女性の方が多いですね。1人ではなく友人同士でいらっしゃることがほとんど。男性は「奥さんに連れてこられた」って人がちらほら。男性自ら進んで「納棺体験イベントに行こう」と考えることは稀なようです。葬儀業界の営業方法の一種でもあるんですが、それはそれとして貴重な体験になるのは間違いないです。無料でやっていることが多いので、ぜひトライしてみてください。ちなみに私もやったことはありますよ。



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