親からもらった2000万円を使い切った息子、追加で100万円をせびる 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(1/2 ページ)

追加で100万円渡しちゃう親もヤバイ。

» 2019年08月05日 10時12分 公開
[北村ヂンねとらぼ]

 「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜 配信)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは7月29日(月)放送の加藤諦三パーソナリティー回。5年前から仕事もせず、昼夜逆転の生活をしている息子を持つ父親からの相談。


テレフォン人生相談 パーソナリティ:加藤諦三(評論家)、今井通子(作家・登山家)、ドリアン助川(作家・ミュージシャン)、柴田理恵(女優・タレント) イラスト/北村ヂン

息子に2000万円あげたら働かなくなってしまった!

 相談者は73歳男性。妻は63歳。問題の働かなくなってしまった長男が40歳。次男37歳

 相談者たち夫婦と同居している長男は、5年前から仕事をせずに昼夜逆転の生活を送っており、毎日午後4時ごろに起き出して、夜になるとどこかへ出かけていくという。相談者は、長男が働かなくなった原因に心当たりがあるようだ。

 「証券で利益がありましてね、それで(長男に)お金を振り込んでやったので……それがダメだったと思います」

 その額、なんと2000万円! 例の「老後2000万円」問題でヒーヒー言ってる家庭もあるだろうに、株で2000万円儲けてポーンと子どもにあげちゃう世界もあるのだ。さすがの諦三さんも「よく儲けたねえ……」とあきれ気味。

 長男は、その2000万円をもらうまでは一応、会社に勤めていたようだが、それもちょくちょく辞めたり勤めたりということを繰り返していたとのこと。とにかく長続きがしない子なのだ。

 「ま、それで2000万円もらったら、次の会社行かないやね」

 「それが失敗でしたね、今から考えると」

 確かに2000万円はデカイんだけど、それでも仕事を放り出し、遊んで暮らそうと考えるほどの額ではない(2億円ならともかく!)。

 「2000万円、5年前で、もうそろそろ使っちゃったんじゃない?」

 そう、2000万円程度、使おうと思えばすぐになくなってしまいそうだ。とはいえ、5年間で2000万円となると、年400万円ペース。実家住まいでもあることだし、さすがにまだ残ってるんじゃ……? と思ったら、この長男、とっくに使い切っていた

 「どうしても欲しいと言うので、また100万円ちょっと、やっちゃいました

 「うーん……2000万円でこういう結果が出ててね、また100万っていうのは、やっぱりアナタ、さびしくて、息子と縁が切れることが怖いんだよね?」

 「そうでしょうねぇ。これからは出さないようにがんばろうと思いますけど」

 親からもらった2000万円をアッサリ使い切った上に、追加で金をせびる長男もスゴイが、追加で100万円渡しちゃう親もヤバイ

 2000万円を渡したこと以上に、「チョロッとおねだりしたら金が出てくる」と長男に認識されていることの方が問題じゃないだろうか。

息子がかわいいと思ったことはありますか?

 この日のアドバイザーは、シンクロの銅メダリストでメンタルトレーナーの田中ウルヴェ京(みやこ)。前回の記事では、「にっこりにっこりみ・や・こ」という謎のワードを繰り出し、トンチンカンなアドバイスをしてリスナーをズッコケさせていたが、今回の相談は……?

 まず根本的な問題として、相談者が長男とまったくコミュニケーションが取れていないことを挙げる。

 「息子さんは何か好きなことはありますか?」

 「よく分からん」

 「夜はどこに行ってるんでしょうかね?」

 「分かんないです」

 この相談に応える上で重要な情報「2000万円を何に使ってしまったのか?」「毎晩、どこに行っているのか?」などなど、ほとんど情報がないのだ。

 ひとまず、相談者か妻が長男とコミュニケーションを取るように努めることが先決だという。

 さらに、相談者が2000万円+100万円を渡したことによって、長男はお金のために働く必要がなくなってしまったと指摘。

 「私たちは仕事をすると、お金以外に何を得ると思いますか?」

 「働く喜びですか」

  ……ということで、

  • 長男とコミュニケーションを取る
  • 働く素晴らしさを教えてあげる

 この2本立てが、ウルヴェ京からのアドバイスだ。

 「お金は、やればやるほど意味がなくなるってことだけはお伝えできればと思います」

 全て正論ではあるんだけど……。単なる正論過ぎて、それをやってこれなかった相談者&受け入れられなかった長男にどのくらい響くのかは微妙なところだ。

 それよりも、一通り相談を終えた後の加藤諦三の言葉にシビれた。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/25/news016.jpg 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  2. /nl/articles/2404/23/news090.jpg 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  3. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  4. /nl/articles/2404/25/news043.jpg 娘の給食の献立表を見たら…… 正体不明の“謎の料理名”が「これはわからんw」と話題に その意外な正体に納得!
  5. /nl/articles/2404/25/news129.jpg プロ野球チップスでまた“不良品”流出 伊藤大海「176m」表記に続き…… カルビー謝罪「深くお詫び」
  6. /nl/articles/2404/24/news018.jpg 1年半ケージに引きこもっていたシャーシャー猫が、ある夜布団に入ってきて…… 感涙の行動に「まるで別猫」「こんな日が来るなんて」
  7. /nl/articles/2404/24/news017.jpg メルカリで300円の紙モノセットを買ってみたら…… 出品者のあたたかな心遣いに「利益は考えていないんでしょうね」「見ててわくわくします」
  8. /nl/articles/2404/23/news185.jpg 子どもに高級キーボードのパーツを捨てられた → 公式の“先読みしすぎた対応”が話題「そういうこともあろうかと」
  9. /nl/articles/2401/18/news015.jpg 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
  10. /nl/articles/2404/22/news124.jpg ダイソー「マルチ万能ほうき」が家事ラクの救世主 名前負け知らずの便利さに「これやばっ!!」「220円に驚き」の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」