産後には“鬼”がやってくる 産後に陥るイライラ状態への対処をアドバイスする漫画が参考になる
プレママや産後の奥さんを持つパパさんに読んでほしい。
産後に陥るイライラ状態を「鬼」と例えて、その心理状態や様子、対処法などについて詳しく書いた漫画「産後に現る鬼の飼い方」がためになると話題です。作者はヲポコ(@wopocco)さん。
自分自身、落ち着いてはきたものの6年ほど“鬼”を飼っているというヲポコさん。その際に気付いたことを、プレママや最近奥さんがイライラしたり無表情になっていたりするパパ向けにまとめています。
ヲポコさんが言うには「鬼が出てこない方法はない」。鬼は来るものなので、それが強いか弱いか、うまく飼える(対処できる)かが重要になります。「ワンオペ」「無意識の男尊女卑意識を夫婦が持っている」「産後に自分や子どもにイレギュラーがあった」などの状況では、より強い鬼が来てしまう可能性があるといいます。
産後出る「オキシトシン」は、幸せホルモンと言われながらも怒りっぽくなる作用も。さらに睡眠不足や赤ちゃんの世話で神経をすり減らすなどの要因が重なり、怒りのコントロールが難しくなってしまいます。そこでヲポコさんが考えた対処法は「一人時間と睡眠時間の確保」。週に1回、3時間から半日ほど一人で過ごせる時間があると良いと述べています。
子どもについイライラしたり、夫に冷たくしてしまったり……そんなママを、ヲポコさんは「自分を責めなくていいんです。ずっと密着してたら誰でもそうなります」と労り、イライラしていると感じたら一人の時間が必要だと思って動いてほしいとアドバイスしています。
しかし一人の時間を確保したくても夫に頼みづらい人もいるでしょう。ヲポコさんは、大体「パパの当事者意識の欠如」と「ママの甘え下手と頑張り癖」が原因と分析。ママが一人の時間を過ごしている間、パパはワンオペ育児をすることになり、「否が応でも当事者意識が付く」のでオススメだとしています。パパも最初は赤ちゃんに泣かれて大変かもしれませんが、ママと同じで「慣れるまでやるしかない」のです。
またヲポコさんはパパに向けて、奥さんの気持ちは育児書などには書かれていないから本人にちゃんと聞くようにと呼びかけ。奥さんには、周りの人が大丈夫だったことでも、自分がつらいならつらいと主張していいと助言しています。
産後で特殊な体調だと認識する、一人の時間と睡眠時間を取る、里帰りなどヘルプを出す手段を用意しておく。そして鬼と向き合えるようになったら、自分が何に怒り何を求めているのか、要求をどう伝えるかを整理する、といったことをヲポコさんはアドバイスしています。またヲポコさん個人としては「口から吐き出すのが効果的」で、友達とおしゃべりしたり、ヒトカラしたり、好きなアイドルに歓声を上げたりするのもいいと話しています。
産後は、自分でもよく分からない感情に陥ったり、心身ともに疲弊しているため、いつもは気にならない夫の態度が気になったり、イライラしたりしてしまうことも多々ありますよね。それは決して自分が悪い訳ではなく、そういう時期なので仕方ないと割り切って、夫と共同で子育てできるように当事者意識を持ってもらったり、助けを求める手段を確保したりすることが大切。ヲポコさんが言うように「一人時間」を作れる家庭にしておきたいですね。子どもはみんなで育てるんだ!
読者からは「ほんと産後はまともではありません。ちなみに今は、ヒトカラに時間気にせず行ったりするのでだいぶコントロール出来てます。夫は二人目三人目と一人で見る時間があって成長しました」「家事育児してくれない夫がいたら『敵』として認識してしまう、とかテレビで見かけました」「不安なプレママなのでこれを見て安心しました。夫にも今から共有します。ありがとうございます!」などのコメントが寄せられています。
ヲポコ(@wopocco)さんは、ブログ『ヲポポポコめも』で、産後クライシス、切迫早産。子育て漫画や育児用品のレビューなどについての記事を公開しています。
画像提供:ヲポコ(@wopocco)さん
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