国鉄時代のにおいをムンムン嗅げるぞぉぉ(多分) 秩父鉄道を走る「夜行急行ツアー」第3弾、12月に開催決定

販売は2019年10月16日15時から。人気の懐かし夜行列車ツアーが再び!

» 2019年10月15日 18時00分 公開
[大泉勝彦ねとらぼ]

 夜通し運行する「夜行列車」に乗れるイベント「夜行急行ツアー」(関連記事)が再び! 2019年12月に第3弾の開催が決定しました。秩父鉄道と日本旅行が2019年12月7日に限定運行します。

三峰号 特別ヘッドマークを装着した三峰号(写真提供:加藤篤史)

 「重連電機・12系客車夜行臨時急行『三峰53号』熊谷・石原行の旅」と題したツアーは、秩父鉄道の12系客車4両と電気機関車2両で夜行座席列車を再現。夜行列車が現役だったころに思いを馳せ、懐かしさと同時に新鮮さを現代で味わおうという企画です。2018年12月に第1回(乗車記はこちら)を開催し、2019年6月には第2回を開催(関連記事)し、いずれも大人気。今回は待望の3回目の開催となります。

 列車は12月7日の夜から翌8日の朝にかけて運行。また、解散後に秩父鉄道で移動しながら複数の駅でSL列車と貨物列車を撮影し、夕方は広瀬川原車両基地でSLの入区を特別見学できるオプショナルツアーも用意します。

 ツアー申し込みは、2019年10月16日(水)15時から。日本旅行のWebサイトで受け付けます。

三峰号 重連電機・12系客車夜行臨時急行『三峰53号』熊谷・石原行の旅」の行程表

熊谷発羽生行き熊谷戻りで三峰口経由で熊谷着!? 車中泊夜行急行の珍行程と企画が「懐かしくて泣ける」と話題

 集合は熊谷駅。列車は臨時急行「三峰53号」として運行し、熊谷駅を7日22時ごろに出発。羽生まで行って熊谷に戻ってきます。

 同区間は電気機関車+12系客車4両+電気機関車(先頭機関車のみパンタグラフ作動)という珍しい編成であるのもポイントです。熊谷駅に戻ったところで編成を電気機関車+電気機関車+客車4両(機関車2台ともパンタグラフ上昇)の「重連機関車」編成に替えて、三峰口駅へ向かいます。

 三峰口駅には8日午前2時50分ごろに到着し、昔懐かしい駅そば販売(関連記事)や鉄道グッズ販売、特別撮影会なども行われます。

三峰号 電気機関車を連結する貴重な重連編成で運行されます(写真提供:山中章雄)

 その後、列車は再び折り返して3時40分ごろに三峰口駅を出発。熊谷駅に朝5時半ごろに到着。最後は石原駅までを普通列車として運行(途中駅でのドア扱いはなし)するというスケジュールで、石原駅には6時ごろに到着します。……これぞ「乗ること/体験すること」にズバッと特化した、「らしさ」を体感したい人にうれしい行程です。

 旅行プランは「1ボックス専有プラン(向かい合わせのボックス席1つ・ABCD4席を1人で専有)」が大人3万4000円(税込、以下同)/小人3万2000円、「2席専有プラン(ABあるいはDC席の窓側から2席を1人で専有)」は大人1万8000円/小人1万6000円、「基本プラン(ABCD席のいずれか1席)」は大人1万円/小人8000円。最少催行人員は150人です。

 この通常ツアーに加えて、ツアー解散後のオプショナルツアー「SL列車・貨物列車撮影と広瀬川原基地SL入区特別見学」も用意します。こちらは夜行列車を乗り倒したあと、秩父鉄道で移動しながら複数の駅でSL列車と貨物列車を見学・撮影できるというもの。貸切バスを使って広瀬川原へ移動し、SL入区を特別見学できます。撮影場所は長瀞、上長瀞、大野原、樋口、小前田、永田の各駅。オプショナルツアーは大人6500円、小人5700円。夜行ツアーとセットでどうぞ。

 毎回変わった趣向で多くのファンをむせび泣かせることで話題の秩父鉄道の夜行急行鉄道ツアーは、懐かしいと感じる年代の人もはもちろん、昭和の国鉄時代・夜汽車時代などを知らない人も「あのにおいをムンムン」と感じられそうです。また、オプショナルツアーもうれしいところ。秩父鉄道のSL列車は2020年の運休が決まっているので、SL列車を撮影できる貴重な機会になりそうです。

大泉勝彦



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/01/news049.jpg 一般家庭で暮らすワニ、“ご飯だよ”の合図を聞いた瞬間 400万再生の予想外すぎる顔に「温室育ちの純粋な目をしてて草」
  2. /nl/articles/2502/03/news057.jpg 「押すなよ、絶対に押すなよ」なポーズの猫ちゃん→次の瞬間…… 笑っちゃうほどの展開が200万再生「爆笑しました」
  3. /nl/articles/2502/02/news028.jpg 生後2カ月で迎えた保護たぬき、犬に囲まれて育ち5カ月後…… 見事な“オラオラ俺様モード”に「愛嬌の塊みたい」「可愛すぎて虜」
  4. /nl/articles/2502/03/news152.jpg 母「昔は男性からモテまくりだった」→娘は信じられなかったが…… 当時の“説得力ある姿”が260万再生「なんてこった!」【海外】
  5. /nl/articles/2501/31/news050.jpg 「許されると思ってんの?」 スマホのアラームを設定→翌朝…… “絶望の通知内容”が430万表示 「ほんとこれ」
  6. /nl/articles/2502/03/news157.jpg 「目を疑った」 “8割引”も……恵方巻の「大幅値引き」目撃相次ぐ 「予約購入は少数派」消費者との温度差も
  7. /nl/articles/2502/01/news047.jpg 【編み物】彼氏のために、緑と黄緑の毛糸を正方形に編んでつなげると…… 圧巻のおしゃれな大作完成に「息をのむほどすばらしいよ」
  8. /nl/articles/2502/03/news009.jpg 27歳女性がひとりで営む“おにぎり屋台”が話題沸騰中 必死にリヤカー引く姿に「なんだか泣けました」「見かけたら必ず買う!」400万再生
  9. /nl/articles/2502/03/news025.jpg 真冬なのに“様子がおかしい木”を発見→近付きよく見てみると…… まさかの正体が200万表示「初めてみた」「マジで存在するんだ」
  10. /nl/articles/2501/31/news164.jpg 妻「おはぎ教室行ってくる!」→持って帰ってきたものは…… 妻が作った“衝撃のおはぎ”が400万表示 「知ってるおはぎと違う」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議