“夫婦生活がない”悩みにまさかの血液型占いが登場「AB型はソフトに抱きしめるのがベター」って……「テレフォン人生相談」先週のハイライト(1/2 ページ)
5年間夫婦生活がない、どうしたら?
「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜 配信)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは10月25日(金)放送の今井通子パーソナリティー回。5年前から夜の営みがなくなってしまったという相談。人生相談の定番ジャンルのひとつではあるが、この日は相談もアドバイスもやたらとボンヤリしていた。
メイクラブが好きなのに……このままでいいのか!?
相談者は62歳男性。妻62歳。長女33歳。長男31歳。子どもたちはふたりとも結婚して実家を出ており、現在は妻とのふたり暮らし。
子どもが独立し、飼っていた犬が死んだ5年ほど前から夫婦生活がなくなってしまったのだという。
「ワンちゃんがいる時はメイクラブしてらしたわけ?」
「ときどきですね、はい」
「犬の死とどう関係するんですか?」
「それがちょっと自分でもよく分かってないんですけども。なんとなく、ふたりだけになって逆に、互いに求めなくなったと言いますか……」
相談者夫婦は別段、仲が悪いわけではなく、犬が生きていた頃は夫婦ふたり+1匹で、亡くなってからも夫婦ふたりで寝ているという。……犬が一緒だったら、夫婦生活の最中に大騒ぎしちゃって邪魔そうだけど、いなくなってから逆に夫婦生活がなくなってしまったのだ。
「普段の生活の中で、奥様との会話は?」
「多いです」
「あ、多いの」
食事の時間帯がズレているため、一緒に食事をとる機会は少ないようだが、それでも相談者が食事をしている間、妻がおしゃべりに付き合ってくれたり、ふたりで旅行に行ったり。今井通子は「夫婦仲の悪さ」あたりを原因として相談を展開しようとするが、普通に仲の良さそうな夫婦なのだ。
「奥様の方は、もうその気がないの?」
「それもよく分からないです」
相談者は何度かアプローチをしているものの、「眠いから」などの理由で断られてしまったとのこと。それ以来、「恥ずかしい」ということで誘うこともできなくなっているようだ。
「私はメイクラブを好きな方なんですね。でも、ないから。このままでいいのかなあって。どうしたらいいかなと思ってご相談させて頂きました」
妻が断る理由もよく分からず、誘うのもあきらめてしまっているのでは解決しようがなさそうだけど……。
AB型はソフトに抱きしめるのがベター?
この日のアドバイザーは精神科医の高橋龍太郎。ボンヤリとした相談内容では、アドバイスの方もボンヤリしてしまう。
「臨床の実感として言えば、60過ぎて普通に関係があるっていう人たちは、特に日本人ではホントに少ないと思います。だから少ないという上に立って、ふたりがその気にならなければ……」
若い時は勢いで性行為できるが、年を取ったら自分たちでわざわざそういう状況を作らなければならないと指摘する。
「そこまで円満なご夫婦だったら、ざっくばらんに、旅先なんかで堂々と自分のお考えを伝えるのが一番、愛情表現としては素晴らしいことだと思うんだけど……」
断られたら恥ずかしいという気持ちもまあ分かるが、率直に切り出すしか解決方法はなさそうだ。ただ、相談者はそれができないから相談しているわけで……。フォローのつもりなのか、今井通子が乗っけてきた話がまた微妙。
「昔の話で、おばあさんに『メイクラブしたいか?』って聞いたら、黙って火鉢の灰をかき回したっていうのがある」「『灰になるまで』って」「だから、奥様にその意志がないとは思えない」
有名な「大岡越前」の母親の逸話だが、それも人によるんじゃないだろうか? このエピソードが相談者にイマイチ響かなかったのを察したのか、今井通子がさらにアドバイス。
「たとえばおいしいご飯を作ってくれた時に『ありがとう』とか言って、まずはチューしてあげるとか」
「はあ……」
「サプライズ好きな人だったら、お誕生日の時にプレゼントあげると同時にサッと抱きしめるとか、そういうのもアリなんだけど」
結婚35、6年経っている夫が急にそんなことをしだしたら、逆に引いちゃわないだろうか。
「奥様、血液型何型?」
「ABです」
「だったらそれ(抱きしめるの)行けるかも。AB型の人って未来型、未来派だから。A型の人だと『何これ?』って引かれる可能性あるけど。B型は多分、乗ってくると思うんです」
血液型占いの話! かつてこんなにボンヤリとしたアドバイスがあっただろうか!? ちなみに、AB型はバッと抱きしめるのではなく、ソフトに行くのがベターとのこと。……どんな根拠が?
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