コラム
» 2019年11月08日 20時00分 公開

【お買い物の疑問】30円と150円の豆腐は何が違うのか? 食べ比べて分かった「マーボー豆腐こそ豆腐にこだわるべき」 (2/3)

[高橋ホイコ,ねとらぼ]

冷奴で食べ比べてみるぞー!

 おそらくですけど、値段が高くなるごとに何らかのパラメータが上がっていくと思うのです。牛肉なら、高い肉ほどやわらかい。果物なら高いものほど甘いというイメージがあります。そういうパラメータを見つけたいのです。

 予想では、高級な豆腐ほど「大豆の味が濃い」「甘みが強い」「くさみがない」「口あたりが滑らか」になりそうな気がしています。


値段と相関するパラメータが知りたいことを示した図 値段と相関するパラメータ−が知りたい

 豆腐そのものの味の違いを確かめるべく、まずは冷奴(というか、何もつけない)で実食。「弾力」「くさみのなさ」「滑らかさ」「甘み」「口どけ」「香り」の6項目で、味の違いを評価をしてみました。


豆腐が皿に乗せられ並んでいる写真 調査対象の豆腐たち

 評価してみたのですが、正直なところ……

 「よく、分からない

 というのが結論です。


冷奴の評価グラフ 「値段が高い→評価も高い」という傾向は見られるのですが……

 「高い豆腐の方があらゆる項目で高得点」という傾向が出たのですが、自信をもって「こんなに違うぞ」と断言できるほどの違いがあるかというと……うーん。どれが高い豆腐なのか分かる状態で評価しているので、思い込みが入っている可能性も否定できません。


目隠しして食べているところ ブラインドテストもしてみましたが……

 試しに目隠しして銘柄を当てるブラインドテストを行ってみたところ、正解は3問中1問。読者から「本当はお前の舌がバカなだけだ」という声が聞こえてきそうです。おかしいなー。筆者は「『チョコモナカジャンボ』はあそこのコンビニがうまい」とか言うくらいグルメなのに。これでは自分をテストしているんだか、豆腐をテストしているんだか分かりません。

 いやでも、5倍も値段が違うのに、違わないなんてことあるんでしょうか。もしかしたら“生”だとかえって分かりにくいのかもしれません。

湯豆腐にして食べ比べてみた

 というわけで、今度は同じ豆腐をお湯で3分ゆでて湯豆腐にしてみました。味を比べるために、薬味なしで食べ比べ。


皿に入れられ並ぶ湯豆腐 湯豆腐にしてみたー


No.6を箸でつまんでいるところ No.6はわりとしっかりした食感

 今度は「弾力」「大豆っぽさ」「甘み」「くちどけ」「後味」と5項目で評価してみました。


No.6を箸でつまんでいるところ だいたい全部4〜5という評価

 そうしたら、今度は「全ての豆腐が全項目で高評価」という結果に。もうねー、分からないんですよ。No.1〜4の豆腐なんて同じ評価になっちゃいましたからね。どれも全部おいしい。

 豆腐ごとに個性はあるんですよ。今回の調査では高価なNo.7は鼻に抜ける風味が強いし、No.6は弾力が強いのが特徴的。でも、安いものは弾力がないかというと、No.2もけっこう弾力があります。

 でも、これでは値段の差でははなく、個性の差しか分かりません。どの豆腐にもそれぞれの良さが感じられる。みんな違って、みんないい。……じゃあ、高い豆腐って何が違うのー!?


値段と相関するパラメータが知りたいことを示した図 だから、このパラメーターが知りたいんですよ

 分からない、分からないと叫びながら、最終種目「マーボー豆腐」に移ります。マーボー豆腐なんて濃い味付けをしたら、ますます違いなんて分かるわけないじゃないかと、絶望的な気分です。

 ところが、やってみたら意外。マーボー豆腐って豆腐の違いが分かるんです。

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