高畑充希「同期のサクラ」5話は待ち遠しかった葵(新田真剣佑)回 「よくできました」シールで肯定してくれたサクラに恋をする(1/2 ページ)
大切なのは「勝ち」ではなく「価値」。
11月6日に「同期のサクラ」(日本テレビ系)の第5話が放送された。今回の主役は“絶好調男”木島葵(新田真剣佑)。彼に順番が回ってくるのを、実はずっと待っていた。
「お前にできることは国交省の父親に頼むことだ」
2019年、目を覚まさない北野サクラ(高畑充希)の病室を訪れた葵。彼は「たいへんよくできました」と書かれたシールが貼られた手帳を手に、入社5年目の出来事を思い出していた。
2013年9月。故郷にかける橋の着工が無期延期になったまま人事部で入社5年目を迎えたサクラは、葵が社長賞を受賞したことを知る。しかし、社長賞は立候補した者の中から選ばれるとのこと。授賞式で社長(西岡徳馬)から「お父さんによろしく」と言われた葵は複雑な表情を見せた。葵の父は国土交通省の高級官僚だ。
その頃、都市開発部では目玉プロジェクトが国の予算の都合で急遽凍結されるというトラブルが発生。葵は上司から「お前にできることは国交省の父親に頼むことだ」と実力ではなくコネを当てにされ、複雑な気持ちを抱いていた。
その夜、葵の社長賞を祝おうというサクラの呼びかけで、同期がいつもの喫茶店に集まった。そこで葵は皆を見下すような発言をし、同期たちは怒って帰ってしまう。残されたサクラは同期を傷つける葵の発言に突如号泣し、酔いつぶれる。仕方なくサクラを家まで送り、重い足取りで帰宅する葵。プロジェクトの凍結について切り出そうとするが、父・康秀(矢島健一)は同じエリート官僚の兄・光一(木村了)とばかり話し、葵の話には耳も貸さない。
翌日、父に相手にされなかったことを同僚に言い出せない葵は別の案を提案しようとするが、実力のないコネ入社のくせにリーダーぶる姿を一刀両断され深く傷つく。その夜、サクラの前で激しく酒を飲んだ葵は、家では劣等感と疎外感を感じ、会社では親の七光りだと陰でバカにされている自分のことを笑いながら酔いつぶれた。サクラは葵を救う言葉を見つけられるだろうか。
葵の憎まれ口は、いつも彼が家族から言われていた言葉
壁にぶつかる同期を1年ごとにフィーチャーしてきたこのドラマ。今回は葵の番だ。妙な調子の良さの裏に何となく闇を感じていたので、葵の主役回は待ち遠しかった。
「もっと会社に貢献すること考えないと。俺ら最前線にいる人間に話聞いて勉強するとかさ」(葵)
葵が同期に叩く憎まれ口は、彼がいつも父親から言われる言葉そのままだった。
「兄を見習ってちゃんと中身のある人間になったらどうなんだ。これ以上、父親をがっかりさせるな!」(康秀)
表彰式で苗字は読めても「葵」の字は読めなかった社長。周りは父親を通してしか存在を認めてくれず、葵本人には光が当たらない。一方、家の中で父は兄にばかり愛情を注ぎ、葵はもはや部外者のよう。家庭に居場所のない彼は家の外でリーダーを目指し、「社長になる」と口にし続けていたのだ。
都市開発部が手掛けるプロジェクトが国交省の着工凍結リストに追加された。上司はそのリストから花村建設を外してもらうよう父親に頼めと葵を頼ってきた。
葵「あっ、あの〜、他にいい方法を考えませんか? 親父なんかに頼らなくても、他に絶対いますって。我々のプロジェクトの素晴らしさをわかってくれる人、国交省にも。俺ももっともっと頑張りますから」
上司「お前、何か勘違いしてないか? お前の実力なんか誰も認めてないんだよ。俺たちにとってお前は、ただのコネ入社なんだから」
父の力を誇示するのではなく、自らの力で頑張ろうとした葵。しかし、そんな彼を認める先輩は会社にはいなかった。
社会に出て初めて肯定してくれた「たいへんよくできました」のシール
「小さい頃から兄貴と違って運動も成績もダメで、唯一褒められたのが母さんから『葵は作文が上手だね』って花丸もらったときくらいだし」(葵)
「あんた、黙ってたら何の価値もないから。周りのみんなのために一生懸命言い続けたら、どんなにウソっぽくたって絶対相手の心に届くよ」(サクラ)
花村建設にやって来た父と兄に、葵は泣きながら訴えた。
「あなたたちは、それでも国のリーダーですか。自分の身を犠牲にしてでも、みんなを幸せにするために頑張るのがリーダーじゃないんですか? 都市開発部の人たちは、このプロジェクトが完成すれば地域の発展と繁栄、そして何よりそこに暮らす人たちにたくさん幸せを与えられるって心から信じてるんです!」
母親が褒めてくれた長所は、ちゃんと葵の中に残っている。「あんたが黙ってたら何の価値もない」というサクラからの檄(げき)も同様。父に対峙したあの瞬間、葵の長所は本当の価値を持った。
結局、葵の訴えは父に届かなかった。しかし、その言葉は同期の仲間に響いた。大切なのは「勝ち」ではなく「価値」。勝ち負けにこだわっていた葵が自分の価値を見出し、そして家族を乗り越えた。
「たいへんよくできました」のシールを葵の頬に貼ったサクラ。社会に出て、初めて本当の意味で葵の存在を肯定してくれたのは彼女。そりゃあ、葵がサクラを好きになるのも無理はない。
関連記事
高畑充希「同期のサクラ」今後の展開を徹底予想 鬱陶しがっていた同期が「サクラのいない世界に生きててもしょうがない」と思うまでの10年を描く
百合、葵、菊、蓮……花の名前の同期たち。高畑充希「同期のサクラ」10年前の職場意識に言葉を失う2話 「応援団にいたから体力だけは自信ある」「大学の先輩に見捨てられたら終わり」って
椎名桔平の立ち位置が気になる。「同期のサクラ」3話、あまりにもよかったサクラ(高畑充希)と百合(橋本愛)の口論シーン 「ブス!」「二度と現れるな」
「毒吐きたくなったら全部私が聞いてやっからよぉ!」本音をぶつけ合える同期。「同期のサクラ」次第に差がつく同期たちの描写がリアル 「一生引きこもる」運命の分かれ道にいた蓮太郎(岡山天音)を救ったサクラ【4話】
一方、サクラの夢の橋の運命が!「まだ結婚できない男」5話、「結婚したら親と親戚が倍になる」桑野の結婚ディスが婚活女子の夢を打ち砕く
まどか(吉田羊)のクソ恋愛エピソードが明かされる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
- プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
- 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
- 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
- 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
- ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
- 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
- もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
- アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
- スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
- 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
- 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
- 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
- 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
- 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
- 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
- かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
- 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
- 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
- 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
- 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」