高タンパク、低脂肪の「昆虫食」に挑戦するチャンス……! 食用イモムシを使った「いもむしゴロゴロカレー」がクラウドファンディング開始

友だちとチャレンジしてみるのもありかも……?

» 2019年12月08日 14時00分 公開
[宮原れいねとらぼ]

 未来のタンパク源として注目される“昆虫食”に気軽にチャレンジできる、食用イモムシを使ったレトルトカレー「いもむしゴロゴロカレー」がクラウドファンディングサイトMakuakeで支援を募集中です。



 昆虫食の輸入・製造を行っている会社「昆虫食のentomo」の松井崇さんが、より多くの人たちに受け入れられる昆虫食、また昆虫の素材の特徴を生かした商品を目指して開発。アフリカの伝統的な食用イモムシを使用し、その独特の風味がトマトとよく合うことから、トマトベースのカレーを着想し誕生しました。


昆虫食 いもむし ゴロゴロカレー レトルトカレー クラウドファンディング Makuake 見た目は確かに黒い肉っぽい

昆虫食 いもむし ゴロゴロカレー レトルトカレー クラウドファンディング Makuake 丸ごと入ったイモムシ。トマトと相性が良いそうです

 さらに目や足といった主張がないイモムシは、丸ごと入っていても特にカレーだと抵抗感が一気に下がるといった声もあり、昆虫食が苦手な女性からも「意外と昆虫と分からない」「食感が食べごたえある」と好評だったそうです。


昆虫食 いもむし ゴロゴロカレー レトルトカレー クラウドファンディング Makuake 試食会の参加者の声(画像はテレビ大阪の報道番組「やさしいニュース」11月20日放送のワンシーン)

 レシピの開発は、昆虫食を災害食として研究している栄養士の松井欣也教授(東大阪大学短期大学部・実践食物学科の学科長)が担当。松井教授は「災害食は炭水化物ばかりになりがち。野菜も不足しがち。不足する動物性たんぱく質と食物繊維を昆虫食から得る」という着想で研究しており、実際に同社のイモムシは「牛肉の3〜4倍のタンパク質、レタスの約5倍の食物繊維」で、かつ「脂質は魚に近く、DHAやEPA、オメガ3などを含み体にとてもいいです」と説明しています。


昆虫食 いもむし ゴロゴロカレー レトルトカレー クラウドファンディング Makuake 今回使用するイモムシは「肉より高タンパク質、野菜より食物繊維が豊富、魚のように体にいい油が含まれるスーパーフード」とのこと

 ちなみに現在昆虫食の会社を経営する松井さんも、ほんの数年前までは昆虫食に偏見や抵抗感があったそうです。しかし、糖質制限を始めた際に「高タンパク質で栄養価が高い食材」を探し求めたところ、たどり着いたのが「昆虫食」だったとのこと。最初のひと口は30分かかりましたが、2口目以降は「普通のエビじゃん」という感想になったそうです。


昆虫食 いもむし ゴロゴロカレー レトルトカレー クラウドファンディング Makuake 同社イモムシは、パンや豆腐などの「加熱済みの食品」の衛生基準をクリア済み

 国際連合食糧農業機関(FAO)が2013年に食料問題の対策の一つとして昆虫食を推奨してから、世界中で注目を集めている昆虫食。日本では食べ物としてあまりなじみのない昆虫ですが、今回を機に早めに挑戦してみることで、今後の食生活が豊かになるかもしれません。

 「いもむしゴロゴロカレー」は3000円の支援で2個、6000円の支援で5個手に入ります(どちらも税込)。賞味期限は1年。目標金額は50万円で、プロジェクト達成にかかわらず、支払いを完了した時点で支援が成立するAll-in型となっています。


昆虫食 いもむし ゴロゴロカレー レトルトカレー クラウドファンディング Makuake 試作開発中の写真(左:松井欣也教授 右:松井崇さん)

昆虫食 いもむし ゴロゴロカレー レトルトカレー クラウドファンディング Makuake 肉食がゲテモノの時代がありつつ復活して食べられるようになったように、昆虫食もいずれ食材の1つとして普及するかも……?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」