「インフルエンザにかかった社員が出社してきた」43%が経験あり 診療所による「仕事とインフルエンザの認識」調査
インフルを押して出社する人の大部分が、上司や先輩など責任ある立場だったそうです。
職場における「インフルエンザへの意識」に関する調査結果を、医療法人社団SEC 新宿駅前クリニックが公表。主立ったデータでは、調査対象の43%が、「インフルエンザにかかった社員が出社してきた」経験があると出ています。それはまずい……。
調査対象は30〜40代を中心とした男女200人。うち87人が、「インフルエンザでも出社してくる人はいましたか?」との問いに「いた」と答えました。なお、出社した人の立場で多いのは「上司・先輩」(59人)と「同僚」(45人)。責任ある立場の人ほど無理をする傾向がみられます。
「インフルエンザかもしれないと感じた際に出社しますか?」の回答では、「出社しない(病院に行く)」が66%で最多。それでも残り34%もの人が、「症状がひどくない場合は」「外せない仕事がある場合は」など条件はありつつ出社する意向で、危機感の強い人と薄い人の二極化がみられます。
「インフルエンザにかかったら何日会社を欠勤しますか?」の設問では、約3割が発症後5日を経過せずに出社していると判明。完治前にもかかわらず、自己判断で出社している可能性を示唆しています。
レポートには、「納品前に、『休めないから』とインフルエンザにかかったディレクターが出社し、大勢の人が感染して欠勤者が続出。結果、納品も間に合わなくなってしまった」「インフルエンザで高熱があったのに、人手不足で(資格者最低1人必置義務)出社するように言われ、出社したものの動けずに休憩室で横になっていたことがある」など、無理な出社によるトラブルの実例も掲載。労使ともに、インフルエンザへの意識向上が求められています。
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抗インフルエンザウイルス薬の種類や服用の有無関係なく注意しましょう。
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