5月6日は「ふりかけの日」! 全国からご飯のお供におすすめの郷土食をご紹介!

» 2020年05月06日 10時23分 公開
[日本気象協会 tenki.jp(http://www.tenki.jp/)]
Tenki.jp


ふりかけの日 イメージ画像

 皆さん、ふりかけに記念日があるのをご存知でしたか?ふりかけという食文化の発展を目的に「一般社団法人国際ふりかけ協議会」が制定したそうです。ふりかけの起源とも言われる「御飯の友」を考案した薬剤師、吉丸末吉氏の誕生日(明治20年5月6日)にちなみ、5月6日がふりかけの日とされました。今日はふりかけの日にちなみ、炊き立てご飯と一緒に食べたら絶品の郷土食をご紹介します。

1.いぶりがっこ(秋田県)

いぶりがっこ イメージ画像

 「がっこ」とは秋田の方言で“漬物”という意味です。大根でつくるのが一般的ですが、全国でみられるたくあんとは似て非なるもの。大根を米糠に漬ける前、囲炉裏の上に吊るし燻すことで独特の香気を放ちます。県民から愛されているいぶりがっこは、噛めば噛むほどに旨味がにじみ出て、ご飯の甘みをより引き立てます。また、刻んだいぶりがっこをマヨネーズやタルタルソースとあえるとまた違った美味しさに! 入手できたら色々なアレンジを楽しんでみてください。

2.だし(山形県)

だし イメージ画像

 東北地方からはもう一つ、山形県の「だし」をご紹介。名前の響きから、お出汁のことかと勘違いされることも多いですが、全くの別物。キュウリやナスなどの夏野菜にミョウガやシソなどの香味野菜を細かく刻み、醤油などで和えたものです。郷土料理とはいえ、使っている食材は全国のスーパーで手軽に入手できるものばかり。ネットにレシピが多数載っていますので、ぜひ一度ご自宅でも作ってみてください。山形県民はだしを白いご飯の上にたっぷり乗せ、一気にかきこむのが定番。最近では関東のスーパーなどでもチラホラ見かけるようになりました。

3.佃煮(東京都)

佃煮 イメージ画像

 和食に欠かせない佃煮ですが、実はそのルーツは東京にあります。発祥は今から400年以上前、佃島(現在の東京都中央区佃付近)の漁師が、東京湾で獲れた小魚を甘辛く煮て食べていたものに由来します。甘辛く煮詰めた佃煮はその美味しさもさることながら、保存性にも優れていたことから重宝され、江戸土産の定番として全国に広まりました。スーパーの佃煮コーナーは海苔を使ったものが多いため、佃煮と言えば海苔というイメージがありますが、小魚や貝を使った昔ながらの佃煮もご飯のお供として申し分ないですよ。

4.なめろう(千葉県)

なめろう イメージ画像

 なめろうとは千葉県の房総半島沿岸地域で生まれた郷土料理。獲れたての鮮魚を漁師が船の上で調理していたものです。作り方はいたってシンプルで、アジやイワシといった青魚に味噌とネギなどの薬味を入れ、ひたすら包丁でたたくだけ。粘りが出てくるまでたたいたなめろうをあったかご飯にのせて食べれば、何杯でもおかわりできてしまう美味しさです。また、なめろうを貝の殻などに入れて焼いた「さんが焼」も絶品です。

5.へしこ(福井県)

へしこ イメージ画像

へしことは、サバやイワシなどの魚介を塩漬けにし、さらにそこから半年ほど糠に漬けた保存食です。主に福井県などの日本海側で食されてきた郷土食で、塩味の中に甘さと濃厚な旨みがあります。軽く炙って茶碗に乗せればいつもの白飯がごちそうに早変わり。一度食べたら病みつきになりますよ。新鮮なものであれば生のまま刺身で食べてもOKです。

6.ちりめん山椒(京都府)

ちりめん山椒 イメージ画像

 ちりめんじゃこに山椒の実を混ぜたちりめん山椒は京都府民の食卓には欠かせないご飯のお供。京都観光の定番土産としても定着しているため、今では全国的にも知名度の高い郷土食となっています。ふりかけの様にそのままごはんに乗せて食べるのが主流ですが、卵かけご飯に乗せたりお茶漬にしても美味。シソや柴漬け、マヨネーズなどとあえると味変も楽しめます。

7.ままかり(岡山県)

ままかり イメージ画像

 コノシロによく似た体長10〜20cmほどの魚「ママカリ(一般的にはサッパと呼ばれることが多い)」を酢漬けにした岡山県の郷土食。その名の由来は「飯(まんま)借り」で、これがあると自分の家のご飯だけでは飽き足らず、近所からご飯を拝借したくなるほどご飯に合うというしろもの。県外にはあまり流通していないので、岡山を訪れることがあれば是非食べてみてください。


 今回は7つだけご紹介しましたが、全国にはまだまだご飯にあう郷土食があります。皆さんもふるさとのおすすめの郷土食をSNS等でお友達に広めてみてはいかがでしょうか。

関連リンク

Copyright (C) 日本気象協会 All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2503/05/news190.jpg 「本当に迷惑」 宅急便の「不在連絡票」と酷似のチラシが物議…… ヤマト運輸「配布中止申し入れ」
  2. /nl/articles/2503/06/news108.jpg 「雨の日は大活躍」 ワークマンの“2900円ジャケット”に称賛の声が続出 「春先の外出に役立ちました」「言うことなし」
  3. /nl/articles/2503/05/news016.jpg 愛猫が見つめる先にいるのは……? “まさかの来訪者”に思わず仰天 「うそっ?」「お庭に来るんですね!!」
  4. /nl/articles/2503/06/news107.jpg 「まじで神商品」 かっぱ寿司が販売している「まさかの110円メニュー」に仰天 運営が明かす“意外な需要”
  5. /nl/articles/2503/04/news040.jpg そうはならんやろ ヤマト運輸公式とLINEで遊んでいたら…… 突然訪れた“予想外の展開”に28万いいね
  6. /nl/articles/2503/06/news026.jpg 【ダイソー】A4額縁にマグネットシートを入れるだけで…… 2児ママの天才アイデアに「こういうのほしかった」「感動」
  7. /nl/articles/2503/06/news018.jpg 朝起きて“ディズニーにいる”と気付いた3歳娘が…… 抱きしめたくなるリアクションに「やばい泣く」「一生の思い出だ」
  8. /nl/articles/1611/04/news117.jpg 「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
  9. /nl/articles/2503/04/news027.jpg 壊れて捨てるしかないバケツをリメイクしたら…… 想像もつかない大変身が830万再生「想像力がすごい」【海外】
  10. /nl/articles/2503/03/news065.jpg 【べらぼう】“問題のシーン”、「子供に見せられない」 身体張った27歳俳優へ「演技やばくない?」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 【べらぼう】“問題のシーン”、「子供に見せられない」 身体張った27歳俳優へ「演技やばくない?」
  2. 40代女性、デートに行くため“本気でメイク”したら…… 別人級の仕上がりに「すごいな」「めっちゃ乙女感出てる」
  3. 30年以上前の製品がかっこいい ソニーの小型ラジオのデザインが「すごい好き」「いまでも通用しそう」
  4. 幼くてかわいらしい兄妹が4年後…… 同じポーズで撮影した“現在の姿”に「これはあかん」「よすぎて声出ました」
  5. 「早く買えば良かった」 無印の1490円“本格せいろ”が690万表示の反響 「ほぼ毎日使ってる」「まっっじでいい」と感動の声
  6. ごはん炊き忘れた父「いいこと閃いた!」→完成した弁当に爆笑「アンタすげぇよ!」 息子「意味ねぇことすんなよ」
  7. 使わなくなった折りたたみ傘→切って縫うだけで…… 驚きのアイテムに変身「こうすればよかったのか!」「見事」【海外】
  8. 高3女子「進学を機にイメチェンしたい」→美容師に依頼すると…… 仕上がりが「すげえええ」「鳥肌立ちました」と1000万再生
  9. とんでもない量の糸をくれた先輩→ママがお返しに作ったのは…… 完成した“かわいいアイテム”に「絶対喜ばれるやつ!」
  10. 「洗濯機が壊れた!」→修理を頼む前によくよく調べてみると…… 「えぇ〜」“まさかの原因”が200万表示「何度もやりました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  2. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  3. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  4. 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
  5. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  6. 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
  7. 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
  8. “きれいな少年”が大人になったら→「なんでそうなったw」姿に驚がく 「イケメンの無駄遣い」「どっちも好きです!笑」
  9. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  10. 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に