「日本とフィリピンは違う!」息子と結婚したフィリピン人に差別意識丸出しの相談者 アドバイザーも当たりがキツい「テレフォン人生相談」先週のハイライト(1/2 ページ)
テレ人は相談者にもスキルが必要!
子どもの自死や、娘の援助交際発覚など、かなり重い相談の多かった「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは6月11日(木)放送の今井通子パーソナリティー回。
息子と結婚したフィリピン人の妻が、息子の不在時に自宅へフィリピン人男性を連れ込んでいるという相談。
相談者は嫁の不貞を疑っているようだが……
相談者は79歳女性。夫82歳。息子54歳。その妻34歳(フィリピン人)。8歳と4歳の孫がいる。
「実は、1カ月前ほどから男の方が……フィリピンの方ですけど、朝来て夕方までいるようなことが3回くらいあったんですね。それが私がちょっともう、我慢できなかったんですね。息子がいない時に来るんですよ」
息子夫婦は相談者たちと同じ敷地内の別棟に住んでいるというが、自営業の息子が働きに出ている間、妻が自宅に男性を連れ込んでいるというのだ。
「『それはやめて欲しい』って嫁に言いました。それでもやめられなかったんですね」
「いる理由は何だかわかってるんですか?」
「分からないです。聞いても言いません」
「何してるかも分からない? 何をしに来てるかも分からないのに『イヤだ』って言っちゃったんですか?」
相談者の口ぶりは完全に不貞を疑っている感じだが、実は男性が自宅を訪れていることは夫である息子も知っていることなのだ。相談者が妻を執拗(しつよう)に責めたところ、息子から「友達を呼んで何が悪い!」と怒りの電話がかかってきたという。
夫が公認していることならば、問題はないだろうに……。
「でも私としたらやっぱり……。そりゃフィリピンは違うかもしれないけど、日本人だから私がイヤだって宣言しちゃったんですね」「それからもう孫もよこさない、行っちゃいけない、むこうも一切来ないっていう感じです」
それまで孫は、毎日学校が終わると相談者たちのところに「ただいま」と帰ってきて、夜まで勉強していたというが、それも一切なくなったという。
「私は身体的にもすごく楽になったんですね。だからいいんですけども。やっぱり何となく……主人は寂しいところもあったり、何となく、子どもたちがそのままでいいんだろうかっていう心配があるんですよ」
相談者のしゃべり方にはやたらとトゲがあり、この発言もストレートに受け取ることはできなそうだ。孫をよこさなくなった息子夫婦に対して「私は楽になったから別にいいけど!」と逆ギレしている状態なのだろう。
今井通子も若干あきれたような感じで、相談者の発言を確認する。
「『友達呼んで何が悪い』ということで、息子さんからも反対されたわけよね? でも、ここは日本だから、自分がイヤだと言えばイヤなんだと……?」
「ウフフ……私もガンコなもんですから」
孫が来なくなって楽になった。嫁とも縁が切れてせいせいしたといった口ぶりの相談者。じゃあ何をどうしたいのだろうか?
「いや、どうしたいっていうか。そのままで孫たちが……。別に私はそれをね、楽になっていいやと思うんだけど、孫のためにそれでいいのかどうかと思って、ご相談したかったんです」
にじみ出る差別意識とプライド
この日の回答者は弁護士の大迫恵美子。
「訪ねてくる人がフィリピン人だっておっしゃいましたけど、それはどうして分かったんですか?」
「分かってしまいました、私が。見てしまったんです」
「見て国籍まで分かったっていうことなんですか?」
「もう顔……。あの、他の方とはお付き合い一切、うちの嫁さんはありませんので。日本の人とは一切お付き合いがないんです」
今回のポイントは、相談者の言葉の節々からにじみ出てくるフィリピン人に対する差別的な意識と、プライドの高さだ。
「『それではお孫さんがかわいそうだから、ご両親は、おばあちゃんのところに行くように言えばいいのに』っていう、そういう回答を私どもがするのが、アナタの期待されてるところじゃないかなと思うんですが……」
「いや、それはないんですよ。私はね、案外それで吹っ切れたというか。学校から帰ってきても勉強見ることもないし、休みの日に食事の用意もしなくてもいいし。楽になって、すごく気が楽になってるんですよ、私はね。ただ、孫たちがそれで大丈夫かなっていう、それだけが心配なんです」
おそらく、「孫と会わせてもらえなくなって寂しいのでどうしたらいいか」というのが本当の相談なのに、差別意識とプライドのせいで「フィリピン人に孫を任せておいて大丈夫なのか」という歪んだ相談になってしまっているのだろう。
「フィリピン人はイヤだっておっしゃったのなら、お嫁さんにしてみれば自分をね、悪く言われたと思いますよね?」
「うーん『フィリピンと日本とは違うんだよ』っていう話はしました。ま、同じことですよね」
「ですからその言葉はお嫁さんにしてみれば、『自分が日本人じゃないので受け入れられていないんだな』っていう風に受け取ったと思うんですよ」
「ああそうですか。まあ、むこうも私たちの方に受け入れて欲しいっていう態度は一切ないんですね。子どもを預かってても、夜遅く帰ってきて子どもがウチにいても迎えに来るわけでもなし、ありがとうっていう一言もないわけなんですよ」「孫がそういう状態で、先生たちが『いいんじゃないですか』って言うならそれで、私ももう案外踏ん切りを付けたつもりでいますので、会えないなら会えないでもいいっていう気でいますので」
それでいいんだったら、もう縁を切っちゃった方がお互いのためにもよさそうだけど……。
関連記事
- 中学時代のいじめを懺悔する相談者を加藤諦三がぶった切る「偽りの自責感です」 「テレフォン人生相談」先週のハイライト
- 何でも報告し合う夫婦、妻から「彼氏とホテルに行ってきてええか?」との申し出が 「テレフォン人生相談」先週のハイライト
- 「セフレがいるけど妻とも仲良くしたい」泣きながら訴える相談者にパーソナリティもドン引き 「テレフォン人生相談」先週のハイライト
- 不倫相手に生ませた子どもに、6000万円の養育費を確実に渡したい 聞く耳を持たない相談者がまくし立てる「テレフォン人生相談」先週のハイライト
- 定年退職した夫から受ける暴言&暴力。加藤諦三が示した選択肢は「母親代わりになるか別れるか」 「テレフォン人生相談」先週のハイライト
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
消波ブロックの隙間にカニカゴを仕掛けたら…… 「うそでしょ!」“想像を絶する結果”に大興奮「見てて声出た」
-
「許されると思ってんの?」 スマホのアラームを設定→翌朝…… “絶望の通知内容”が430万表示 「ほんとこれ」
-
「正直破格です」 成城石井の元店長が辞めてからも買い続ける“名品”がリピ必至 「ヨダレが出そう」
-
これは“1秒”で解きたい! 「8×2×0÷4」の答えは? 【算数クイズ】
-
【編み物】彼氏のために、緑と黄緑の毛糸を正方形に編んでつなげると…… 圧巻のおしゃれな大作完成に「息をのむほどすばらしいよ」
-
「レベル間違えてる」 イオンの“1944円恵方巻”、衝撃ビジュアルにネット大騒然 「なにこれ」「本気かよ」
-
100均ビーズをどんどんテグスに通していくと…… うっとり見入る完成品に世界が注目「これは傑作」「どれも可愛いいい!」
-
「こんなお母さんになりたい」 北海道で暮らす67歳女性の“手作り料理”がすてき 「参考にしたい」「ぱぱっと作ってみな美味しそう」
-
「この子はきっと豆柴サイズ」と言われた子柴犬、4年後の姿が大きな話題に…… それから約1年たった“現在の様子”を聞いた
-
親の反対を押し切り、17歳で同棲を開始→それから13年後…… 若くしてママとなった女性の“現在”が話題
- 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
- DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
- 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
- スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
- 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
- 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
- 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
- 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
- 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
- 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
- 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
- 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
- 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
- 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議