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» 2020年06月25日 13時00分 公開

祝就航! “新”さるびあ丸の「私、見えないところがマジすごいんです」(2/4 ページ)

[長浜和也,ねとらぼ]

最新の航法支援システムを導入した操舵室

 新さるびあ丸の操舵室には、電子海図やAIS(自動船舶識別装置)といったデジタルナビゲーションシステムに加えて、新たに導入したアジマス推進器の操作コントロールなど新技術が取り入れられている一方で、今ではバックアップとしての役割を果たす、従来の「アナログ」な航海計器も備えています。

 では、新旧取り混ぜた新さるびあ丸操舵室の「全計器」をダダダダン! と紹介していきます。

さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅 新さるびあ丸の操舵室。コンソールは先代の「ウグイス色」から鮮やかなブルーに変わった
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅 ある意味操舵室の心臓ともいえる操舵装置。操舵手がここに立ち、船長、もしくは、当直航海士が指示した針路に合わせてジャイロコンパスをにらみながら舵輪を握る。舵輪といっても昔のような大きなものではなく、クルマのハンドルより一回りコンパクトだ
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅 操舵室右側には電子海図表示システムとレーダー操作卓(No.1とNo.2)を備える
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅 操舵室左舷側にはタンクバルブ系、アジマス推進器、バウスラスター、フィンスタビライザーなどの操作コンソールが並ぶ
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅 船長が操船指揮を執るときは、操舵室中央前方のこの場所に立つ。そのため、ジャイロコンパスやECDIS(電子海図情報表示装置)、VHF送受信機、そして汽笛操作盤などが集約してある
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅 ちなみに船長立ち位置からの景色はこんな感じに
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅 新さるびあ丸の航法システムで最大の特徴が、最適な運航計画を提案する航海支援システムだ。ハードウェアは船に搭載した各種センサーとデバイスをイーサネットで接続するデバイスサーバにルーター、演算処理と情報表示盤、入力コンソールとして利用するノートPCで構成する
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅 操舵室正面左舷側に設置したアナログな計器類。左からアジマス推進器用電動機回転計に可変ピッチ翼角度計、アジマス推進器旋回計に主機関回転計
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅 左舷ウイングに設けた操舵コンソール。主に離着岸操船で使用する。同じセットが右舷側にも備えている
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅 こちらは右舷ウイング操船コンソール。左舷と比べると操作卓配置が左右逆になっている
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅 離着岸操船では、ウィンドウを下ろして身を乗り出して船体と岸壁の位置を確認しながらバウスラスターやアジマス推進器を操作する
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅 両舷ウイング後方は天井から床面まである大きなウィンドウになっているので船体と岸壁の位置はこのように把握できる
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅 左舷後方にあるトーキー充電ステーションと舶用無線(MF、HF、インマルサット、SSB)ステーション
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅 左舷後方にある海図室エリア。夜間航行ではカーテンで操舵室と仕切る
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅 海図室には神棚も祭っている

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