武雄温泉駅「佐賀牛ザブトンステーキ・ローストビーフ・ロースすき焼き弁当」(1998円)〜“ザブトン”のネーミングパワーに座布団1枚!

毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! 佐賀県・武雄温泉駅「佐賀牛ザブトンステーキ・ローストビーフ・ロースすき焼き弁当」です。

» 2020年11月19日 09時00分 公開
[ニッポン放送(1242.com)]
ニッポン放送

【ライター望月の駅弁膝栗毛】(初出:2020年1月21日)

駅弁 783系電車・特急「みどり」、佐世保線・佐世保駅
駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁

九州・博多から鹿児島本線・長崎本線・佐世保線を経由して、佐世保を結ぶ特急「みどり」。

主力はJRグループ初の特急車両として、昭和63(1988)年にデビューした783系電車です。

“ハイパーサルーン”の愛称を持つ783系電車は、車両の中央にドアがあるのが特徴。

各車両は「A室・B室」に区分され、指定席・自由席などをきめ細かく設定しています。

博多〜早岐(はいき)間は、特急「ハウステンボス」と併結する列車もあります。

駅弁 京王百貨店新宿店・カイロ堂ブース

特急「みどり」「ハウステンボス」も停車するのが、佐賀県にある佐世保線・武雄温泉駅。

武雄温泉の最寄り駅であると同時に、嬉野温泉の玄関口でもあり、武雄温泉駅〜嬉野温泉〜彼杵(そのぎ)駅(JR大村線)間には、JR九州バスも運行されています。

この武雄温泉駅の駅弁を手掛ける「カイロ堂」も、京王百貨店新宿店・第55回「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」に出店していました。

駅弁 佐賀牛ザブトンステーキ・ローストビーフ・ロースすき焼き弁当

2週間にわたって続いてきた京王の駅弁大会も、いよいよ本日(1/21)が最終日。

私も昼どきを中心に、何度か会場に足を運んでみました。

しばしば行列ができていたのが、「カイロ堂」の「佐賀牛ザブトンステーキ・ローストビーフ・ロースすき焼き弁当」(1998円)。

掛け紙自体は、通常の佐賀牛弁当と同様で、中身がグレードアップしているようですね。

駅弁 佐賀牛ザブトンステーキ・ローストビーフ・ロースすき焼き弁当

【おしながき】

  • 白飯
  • 佐賀牛ザブトンステーキ
  • 佐賀牛ローストビーフ
  • 佐賀牛ロースすき焼き
  • なます
駅弁 佐賀牛ザブトンステーキ・ローストビーフ・ロースすき焼き弁当

佐賀牛とは、JAグループ佐賀管内で肥育された4.5等級、BMS値7以上のブランド牛。

ザブトンとは1頭の牛から数kgしか取れないという希少部位で、確かにこれは柔らかい。

佐賀牛の焼肉屋さんを持つ「カイロ堂」だけに、この強みを生かした弁当とも言えそうです。

そのままでも十分イケますが、お好みでレモン風味のたれをかけていただくことができます。

“ザブトン”と銘打ったことでも、食欲がそそられますから、ネーミングにも座布団1枚!

駅弁 787系電車・特急「みどり」、佐世保線・武雄温泉駅

コチラの駅弁、現地での販売は、当分続く催事期間中、予約制で受け付けるとのこと。

駅弁大会は、ひとつの“お祭り”。

ココで打ち上げた花火が、どのようにレギュラーに生かされていくか、興味深いところです。

なお、武雄温泉駅は、九州新幹線(西九州ルート)の武雄温泉〜長崎間が開業すると、令和4(2022)年度にも、リレー列車との乗換え駅となり、今後が注目される駅でもあります。(参考)長崎県ホームページ

駅弁 京王百貨店新宿店・第55回「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」(輸送駅弁ブース)

今後、大きな駅弁大会は、大阪の阪神百貨店、熊本の鶴屋百貨店と続いていきます。

駅弁屋さんは、全国行脚が続くスタッフもいれば、地元に戻って、今回の催事で拾い集めたお客様の声や、他社さんのいいところを駅弁作りにフィードバックしていく作業もあります。

京王百貨店のみなさんも、1ヵ月ほどすると、早くも来年(2021年)に向けて走り出していきます。

主要駅で全国の駅弁が通年販売となり、地方の駅弁について昔ほどの枯渇感がないなか、全国有数の駅弁大会も、来る60周年へ向けて、どんなグランドデザインを描いていくのか。

「駅弁膝栗毛」は、今年(2020年)も全国の駅弁屋さんに伺って、生の情報をお伝えしてまいります。

連載情報

photo

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/



おすすめ記事

Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news189.jpg 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  2. /nl/articles/2411/22/news014.jpg 川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
  3. /nl/articles/2411/22/news114.jpg 中村雅俊と五十嵐淳子の三女・里砂、2年間乗る“ピッカピカな愛車”との2ショを初公開 2023年には小型船舶免許1級を取得
  4. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  5. /nl/articles/2411/22/news032.jpg 「壊れてんじゃね?」 ハードオフで買った110円のジャンク品→家で試したら…… “まさかの結果”に思わず仰天
  6. /nl/articles/2411/22/news018.jpg 猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
  7. /nl/articles/2411/22/news171.jpg なんと「身長差152センチ」 “世界一背が低い”30歳俳優&“世界一背が高い”27歳女性が奇跡の初対面<海外>
  8. /nl/articles/2411/22/news145.jpg 大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
  9. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  10. /nl/articles/2411/22/news184.jpg 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた