2021年お年玉の平均支出は「2万6206円」 コロナ禍でもお年玉額は平年並み
収入が減っても、お年玉の金額は減らせない。
住信SBIネット銀行は「お年玉に関する意識調査」を実施し、12月22日にその結果を発表しました。お年玉用の平均支出は2万6206円と、コロナ禍でも平年並みに推移しています。
この調査は毎年行われており、2020年は全国の住信SBIネット銀行顧客3211人に対してインターネット上で実施されました。
まず「お年玉をあげる予定がある」と回答した人が61.4%と、2019年の67.8%から6ポイント減少しており、コロナ禍でお正月の過ごし方も色々と変化していることが伺えます。
一方で、お年玉に使う平均支出予定総額は2万6206円とほぼ横ばい。COVID-19(新型コロナウィルス感染症)の影響で世帯年収が減ったと回答した人が35.1%となる中でも、子ども相手に配るお年玉の金額を削るのは難しいという事情が見えてきます。
確かに、コロナを理由にお年玉の金額を削るのは、ちょっと難しそう。懐事情はお年玉をもらう子どもたちの責任ではないため、ここは多少がんばる家庭が多そうです。
子どもの年齢とあげる金額に関しては、小学生以下の年齢では1000円以下がほとんどという結果になりました。小学校低学年で3000円以下、高学年で5000円以下にボリュームゾーンが移っていき、中学生以上になると5000〜1万円の範囲が多いことがわかります。
この結果は、割と納得のいく数字。自分もそのくらいだった、という大人も多いのではないでしょうか。
もうひとつ、今時のお年玉事情が見えてくるのが、親がもらったお年玉を管理する場合の管理方法です。
円普通預金が71.1%と突出して多いですが、一方で「投資信託」と回答した家庭は3.8%から9.0%へ大きく増加。「株」と回答した家庭も3.0%から6.4%と増えています。
もらったお年玉を運用し、さらに増やして貯めておきたいという家庭は今後も増えそう。コロナ禍で厳しい状況が続く中での、生活の知恵と言えるかもしれません。
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