「見知らぬ親子をさらってきちゃった」 満身創痍のワンオペママに救いの手が、心温まる出来事に感動の声(1/2 ページ)
育児中の人に優しい世界になりますように……。
「見知らぬ親子をさらってきちゃった」。町で見かけた憔悴した親子を、見るに見かねて自宅に連れ帰ってきたというツイートに対して、多くの子育て経験者から称賛の声が集まっています。投稿者は、自身も3人の子を持つナツ(@nagy1046)さん。ナツさん本人にお話を聞きました。
12月21日の昼頃、ナツさんは、買い物帰りに赤ちゃん連れのお母さんを見かけます。最初は、「赤ちゃんがかわいいなあ」と思ってながめていたそうです。しかし、お母さんのただごとではない表情に気付き、思わず声をかけました。
「大丈夫?」との呼びかけに対して、当初ぼんやりとしていたお母さん。道すがら話を聞いてみると、赤ちゃんが生まれてすぐ夫が単身赴任となり、実家も飛行機の距離で、「赤ちゃんが一日中不機嫌でもう一週間もまともに寝てない」と打ち明けてくれました。昼夜問わず抱っこで歩いていないと大泣きするので、「コロナで行けるとこもないからしかたなくお散歩してた」とのこと。ただでさえ大変な子育てが、コロナ禍で一層困難な状態になってしまったようです。
それを聞いたナツさんが、「うちにおいで! 朝まででも見ててあげるから寝ていきな!!」と申し出ると、お母さんはボロボロと泣き出してしまったそうです。1人で限界まで頑張ってきて、どれほどつらかったのかが伝わってきます……。2人を自宅に連れ帰ると、ナツさんが赤ちゃんの面倒を見て、その間にお母さんは休息を取りました。その日、母子は泊まらなかったものの、ナツさんは「何かあったら連絡して」と伝え、家まで送っていったとのこと。
Twitterでは、ナツさんの優しさあふれる行いについて、「ママさんの気持ちを思うとこちらまで泣けてきて胸が張り裂けそうです」「そのお母さんほんとに救われただろうなぁ。本当に素晴らしいです!」といった感動の声が多く寄せられました。
この件について、ナツさん本人に話を聞きました。
――最初に声をかけたきっかけは何ですか?
ナツ:買い物帰りに信号待ちをしていて、偶然隣にいたのがその親子でした。最初は、赤ちゃんかわいいな〜と思って眺めていたんですが、ふとお母さんを見ると顔面蒼白で目もうつろ。昨今多く取り沙汰されているいたましいニュースが脳裏をよぎり、たまらず声をかけてしまいました。
――声をかけた後の、先方の母子の様子はいかがでしたか?
ナツ:最初は「大丈夫ですか? 具合い悪い?」という感じで声をかけたと思います。その声かけに対してお母さんの反応が鈍かったので、直感的に「これはやばいのでは?」と思い話を聞いたところ、お母さんの窮状を知り連れ帰ることにしました。
赤ちゃんは、特にグズっている様子もなくあやしたら笑顔を向けてくれていました。お母さんのほうは、満身創痍といったご様子で、「うちで良かったらおいで! 寝ていきな!」と言ったら泣き崩れる勢いで涙がボロボロ。心身ともに限界を超えていたんだと思います。
――おうちでの様子はどうでしたか?
ナツ:自宅に着いてからは、少しお話をしてから別室に案内して「寝るもよし! スマホいじるもよし! 短い時間かもしれないけど、自分のために時間使って!」と赤ちゃんの世話を請け負いました。
赤ちゃんの世話は、自分の子どもを育てるときと変わらなかったかもしれません。うちの子が赤ちゃんのころに使っていたおもちゃを引っ張り出して一緒に遊んだり、抱っこひもで軽い家事をしながら寝かしつけたり。夕方にはうちの子どもたちや夫も帰宅したので、うちの子3人+赤ちゃんと一緒にお風呂に入りました。
できるだけお母さんがやらなくてはいけないことが減ればという思いでした。その後、お母さんが起きてこられたので一緒にお鍋を食べて一人でゆっくり湯船につかってもらって、という感じです。
――ナツさん自身は、育児で苦労された経験はありましたか?
ナツ:うちの長男が絶望的に寝ない子で、生後間もなくから半年くらいまでの記憶がないくらい過酷な乳児期でした。
実家も頼れず、旦那は夜勤ありの変則勤務。結果的には乗り越えられましたが、一歩間違えたらニュースになるようなことをしでかしていたかもしれません。
「つらいとき、誰にでもいいから『助けて』と言える世界に」
今回はナツさんの思いやりによって、お母さんを助けられたケースとなりました。ナツさんはこの件を振り返り、「今年はコロナ禍ということもあり、ただでさえ大変な赤ちゃんとの日々が輪をかけて過酷を極めていると感じました。どうしてもつらいとき、誰にでもいいから『助けて』と言える世界になってほしいなと思います。最後になりますが、赤ちゃんものすごくかわいかったです」とコメントしました。
またその後のツイートによると、件のお母さんはその晩、0時〜6時までまとめて眠ることができたとのこと。さらに「平時であっても、見ず知らずの他人の家に行くなんてハードルが高いのに、このご時世なので出過ぎた真似をしてしまったかな、と少し不安でしたが、ほんのちょっとでも大変な中で子育てをしているお母さんの助けになってくれていればという思いです」とも語りました。
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