「襲われたとき催涙スプレーは本当に有効か」プロのボディーガードが検証 → 直撃なら完全ダウンの結果に(1/2 ページ)
とっさに使えるかや持ち歩くこと自体のリスクなどが問題のようです。
護身グッズとしてさまざまな場所で販売されている「催涙スプレー」ですが、本気で誰かに襲われたときまともに当てられるものなのか疑問に思っている人は多いはず。そんな催涙スプレーを、プロのボディーガードが体を張って検証しており話題になっています。果たして、どれほどの実用性があるものなのでしょうか。
この検証を行ったのは、防犯被害相談センターが運営する「ボデタンナビ」代表理事の加藤一統さん(@bodetan)。プロのボディーガードによる、本気の検証です。
1人が催涙スプレーをまきながら逃げ、もう1人が本気で追いかける1対1の形式で実験。以下のルールで行われています。
- 約4メートルの間合いで向き合う
- 暴漢役のタイミングでスタート
- 暴漢役はスプレーを浴びても動ける限り襲い続ける
- 暴漢役のゴムナイフが体に当たったらスプレーの負け
逃げながらでも催涙スプレーは比較的しっかりと顔に当てることに成功しており、当てられた側は目が開けられなくなり完全に動けなくなってしまいました。至近距離で顔に向けて噴射したのに効かなかった、ということはなさそうです。
なお、この実験の結果や催涙スプレーの有効な使い方、注意点などがボデタンナビにまとめられています。特に購入を考えている人は、注意点の項目を先によく読んでおいたほうが良いでしょう。
検証動画のツイートのリプライには「とっさに出せるのか」など質問も見受けられました。編集部は、こういった点について加藤さんに聞いてみました。
―― Q1.持っていると逮捕されるのでは。
加藤: はい、軽犯罪法に抵触の可能性が大です。
軽犯罪法には「正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者」が対象と記載されています。ご覧のように明文とはいえないほどあいまいで、正当な理由とは? については現場の警官が個々に判断するしかありません。
ただ本当にまれにですが、女性の場合などは、おとがめがないこともあります。正確な数字は分かりませんが、9割以上は最寄りの交番か所轄署に連行されているでしょう。そのリスクを理解して、それでもなお、必要な方は自己責任で携帯すべきでしょう。軽犯罪違反と自分の命、てんびんにかけるまでもありません。理不尽ですが、ストーカー対策など、一般に理解できる理由でも、認められないケースが多いので。
―― Q2.スプレーをとっさに出すのは難しいのでは。
加藤: ほぼ無理と考えるべきです。どんなに慣れた者でも、襲撃されれば一瞬硬直します。一般の方の場合、秒単位で固まる人もいるほどです。これは防犯ブザーでも同じですが、危険の前にあらかじめ握っておく必要があります。
つまり体力や技術の以前に、これから起こる危険を予測できることが大前提です。ついでに言うと、歩きスマホの弊害はココにもあります。自ら危険センサーをオフにしているも同然です。周りに迷惑なだけでなく、自分の安全のためにも絶対にやめるべきでしょう。
―― Q3.素人が逃げながら的確に目を狙うのは難しいのでは。
加藤: 確かに簡単ではありません。しかしちまたにある護身用品、護身術の中で、催涙スプレーが最も簡単なのも事実です。練習量の少なさと効果を比較した場合、コスパが高いというと分かりやすいでしょうか。
あと催涙スプレーは、そうそう練習できませんので、私も催涙スプレー用の訓練などはしていません。それでもあれだけ当たるので、大事なのは技術よりも、脚力などの基礎体力かと思います。
法的な都合で持ち歩くこと自体がリスクになりうる催涙スプレー。効果自体は間違いないようですが、扱いにさまざまな注意が必要な防犯グッズといえそうです。
画像提供:加藤一統さん(@bodetan)
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