ニュース
» 2020年01月28日 18時05分 公開

「耳掃除は本当に必要?」 日本耳鼻咽喉科学会が女性の耳を5カ月検証した動画を公開し不要論を説くも「データが少なすぎ」「人それぞれ」の声

なにごともやり過ぎないのが一番。

[Kikka,ねとらぼ]

 「耳掃除は本当に必要なのか」について、日本耳鼻咽喉科学会が耳の内部を5カ月間にわたって観察した動画を公開。「基本的に耳掃除は推奨できない」とのメッセージを伝えています。一方ネットでは「被験者が1人とかデータとして少なすぎる」「(耳の形状によって対応は)人それぞれ」との意見が上がり、物議を醸しています。


耳かき 動画「耳のそうじは本当に必要なの?」(日本耳鼻咽喉科学会静岡県地方部会学校保健委員会の動画より)

耳かきは必要なのか、日本耳鼻咽喉科学会の見解

 話題になっているのは2019年11月26日に日本耳鼻咽喉科学会静岡県地方部会学校保健委員会がYouTubeへアップした「耳のそうじは本当に必要なの?」という動画です。

耳のそうじは本当に必要なの?

 動画では冒頭に「耳垢があると耳がかゆくなる」「耳掃除をしないと耳垢で詰まる」「耳に水が入ると中耳炎になる」「耳はしっかり掃除すべき」といったこれまでの常識を紹介した後、「みんな間違いでした」と解説。耳垢はホコリやゴミではなく、常に再生する鼓膜の細胞がはがれて変化したものだと紹介したうえで、数カ月かけて自然と耳の入り口に押し出されるため、「奥に耳垢はない」と図解しました。



 日本耳鼻咽喉科学会では「本当に鼓膜が再生するのか」「鼓膜に落ちた耳垢やゴミはどうなるのか」を検証するため、女性被験者に対して5カ月間にわたって「耳掃除は絶対に禁止」「毎日耳の中の写真を撮る」という実験を実施。耳の内部の変化を示しながら、「5カ月の間、一度も耳掃除をしなくても耳垢はたまりませんでした」「鼓膜は生え変わっている」「耳垢は鼓膜が変化したものでひとりでに外に出てくる」と結論付けました。


耳かき 日本耳鼻咽喉科学会の提唱する説(日本耳鼻咽喉科学会静岡県地方部会学校保健委員会の動画より)

耳かき 5カ月間耳掃除をしなかった耳。実験のためにつけたマーカー以外はきれいに見える(日本耳鼻咽喉科学会静岡県地方部会学校保健委員会の動画より)

 また被験者が耳掃除禁止令から解放され、5カ月ぶりに綿棒で耳掃除をした後の耳の内部についても紹介し、「たった1回の綿棒で耳垢をはがしておくに押し込んでいる」「毎日(綿棒を)使ったらどうなるか想像できますね?」「耳かきや綿棒は(耳を)汚してしまう」と耳垢で耳道がふさがったようになってしまった耳の内部を見せながら解説。

 「基本的に耳を触らなければ耳垢はたまりません」「基本的に耳掃除は推奨できません」としつつ、「まだいろいろな考え方がありますので心配なら耳鼻科医に相談してみてください」と締めくくりました。


耳かき 日本耳鼻咽喉科学会の提唱する説(日本耳鼻咽喉科学会静岡県地方部会学校保健委員会の動画より)

「被験者1人とかデータとして少なすぎる」、ネットでは検証方法に疑問も

 この動画が公開される以前より、「耳掃除は不必要」説は度々聞かれます。そのためネット上では「周知の事実かと思っていた」「耳掃除したことほぼないけど支障はない」といった声が上がる一方で、今回の実験がいわゆる“乾燥タイプの耳垢”を対象した実験であることに言及する声や、「被験者1人とかデータとして少なすぎる」「標本少なすぎるのでは? その人がたまたまそのタイプだったかもしれないしそもそも男性の耳は観察しなかったの?」と実験の公平性に疑問を呈する声も上がっています。

 また中には、「耳掃除しないと、イヤホンにべったりと脂性の汚れが付くんですが…」「ドライタイプは勝手に出るがウェットタイプは自然に出ないやろ」との声や、「この説信じて半年ぐらい放置してみたけどとにかく痒いし、耳垢溢れてるのを人からフケ落ちてるとか耳垢すごいよって言われてやめた」という体験談も。

 耳鼻科医に相談経験のあるという人からは「耳鼻科で『耳の穴の形は人によって違っていて、まっすぐな試験管型だと耳垢は自然と出るが、三角フラスコ型のように入り口が狭かったり、うねりがある形だと耳垢は詰まる。』と説明された。耳垢詰まって難聴のお年寄りの話も聞くし、人それぞれだと思ってる」といった声もあがるなど、多種多様な意見が散見されます。

 人によって耳の形状や耳垢のタイプが異なるのは当然のこと。ネットの情報だけをうのみにせず、悩んだ場合はまず専門医に相談するのが良さそうです。

(Kikka)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「産んでくれた親に失礼」「ちょっと我慢できません」 上原浩治、容姿批判のコラム記事に不快感あらわ
  2. ホワイトタイガー「あっ、落としてもうた」 うっかり子どもを落とした母と、落ちてゆく子どもの表情がじわじわくる
  3. がん闘病の大島康徳、肝臓に続いて肺への転移を告白 息苦しさに悩まされるも「大して成長してない」
  4. 「目パッチリです」 宮迫博之、最高難度の美容整形を決行 クスリ疑惑もたれたクマやほうれい線の一掃で“別迫”に
  5. 石橋貴明の娘・穂乃香「お父さん大好き」 幼少期キスショット公開し「愛されてますね〜」「ステキな写真!」と反響
  6. 大島康徳、ステージ4のがん闘病でげっそり顔痩せ 相次ぐ通院に「正直かなりしんどかった」
  7. 山に捨てられていたワンコを保護→2年後…… “すっかり懐いたイッヌ”の表情に「爆笑した」「かっこよすぎ」の声
  8. 「ブス、死ね」 りゅうちぇる、心ない言葉への返答が感銘を呼ぶ 「心もイケメン」「りゅうちぇるのおかげで自己肯定感上がった」
  9. 『はらぺこあおむし』の版元、毎日新聞の風刺漫画を批判 「おそらく絵本を読んでいない」
  10. 小林礼奈、4歳娘を連れて夕食中に客とトラブル 痛烈コメント受けて「私たち親子を悪にしたい人がいる」