鈴木さんと富永さんのバトルは「最初からお願いした」―― 令和によみがえる「お笑いマンガ道場」初代Pと放送作家が語るお化け番組の裏側(3/5 ページ)
―― それで最初の収録をして、すぐに手応えは感じましたか?
澤田:スタジオで笑いが出たのはとにかくうれしかったですよ。最初から視聴率的にはそんなに悪くはなかったですが、日曜のお昼の放送だったんですよ。大阪の読売テレビは中京テレビに対してすごく好意的で、最初から金曜の夕方5時台に編成してくれていたんです。その大阪で視聴率がすぐに10%以上取っちゃったんですよ。それで名古屋も時間帯を変えようということになったんですが、すぐには変えられなくて、1年後に土曜の夕方6時に変えてもらえたんです。
―― 最初から好調だったんですね。
澤田:同時に、司会の桂米丸さんがちょっとパンチが欲しいなということで柏村さんに替える。それも大岩さんに相談して、いい人いないかなと。ちょうどフリーになったばかりですね。ラジオ局でちょっとのぞいて、交渉してチェンジして。そのへんもみんなうまくいって、これからはすごかったです。視聴率がどんどん上がっていって、その年の暮れに20%に行きました。はじめは「素人マンガ道場」っていう視聴者投稿コーナーがあったんですが、そのハガキの枚数がバンバン増える、視聴率もどんどん上がる。そうするとなんか雰囲気がいいわけですよ。まあでも、当時の20%はそんなにすごい数字ではないんですよ。
大岩:そんなにね、20って言ったって、テレビのいい時代だから他にもたくさん高視聴率番組はありましたね。今にして思うと、けっこうな数字だよね。
―― 全国で放送されるようになったのは?
澤田:2年目が読売テレビとうちくらいしかやってないと思うんですよ。そこからどんどん増えていく。いわゆる系列販売では日テレから無視されていた時代ですから、ローカルのTBS系の古い局がやってくれたんですよ。日テレ関係なしにやってくれたのが、みんなものすごく評判が良かったんです。時間帯もみんな違いますし、ピークは何十局だったと思いますが、みんな評判良かったですね。
大岩:ただ局が増えていってるのは、毎回あったね。またどこかが取ったとかね。それがどんどん増えている実感はありましたね。ああ、売れてるなあって。まあ、特殊な番組ですよね。
―― 大岩さんは今まで数々の番組を手掛けてこられましたが、その中で見ても特殊?
大岩:特殊ですね。
澤田:この台本は最終回だな。途中TBS系の局も入ってたりして、最後は日本テレビがいつごろからか取ってくれたんで、それからNTV系列がバンバンやりだすんですよね。
大岩:最終18局? すごいよね。今からしたら18ってすごい。
―― テーマ曲はどなたが作ったんですか?
澤田:永作幸男さん。これは僕が頼んだんですが、自分が番組を作ることになったらテーマ曲を作りたいなとかねがね思っていたんです。今思うとローカルではなかなかできないよね、続くという前提でないと(笑)。永作さんは「スター誕生」の音楽担当で番組収録にいつも立ち会ってたんですよ。穏やかそうな良さそうな人だったんで、「今度番組を作るんでテーマ曲をやりたい」と。勝手な話だけど、それで「買取にしてほしい」と。で、「笑点」が童謡か何かがテーマであると聞いたことがあったので、僕は「めだかの学校みたいなイメージがこっちにはあるんだ」と。
―― かなりはっきりしたイメージがあったんですね。
澤田:それでテレ朝の前の録音スタジオに行って、東京室内楽を使って、ファゴットかな? 温かい音を作ってくれたんですよ。一発だけで録音です。1パターンだけです。永作さんは買取だからいいって言ってたんですけど、名前も義理でスタッフロールに入れておいて、ずっと東京で放送してなかったから永作さんは知らないわけですよ。それが東京でやるようになって「名前出てら!」って感じですよね。僕ずーっと会ってないんだけど、永作さんの名前ネットで調べると、代表作がマンガ道場のテーマって出るんです。よかった〜と思ってね。作曲家協会の会長をやってた時期もある。それ以来ね、僕1回も会ってないんでね、1回どこかで会って、その節はお世話になりましたって伝えたいですよね。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
-
「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
-
海で“謎の白い漂流物”を発見、すくいあげてみると…… 2億1000万再生された結末に「本当によかった」「ありがとう」【チュニジア】
-
スーパーで売っていた半額のひん死カニを水槽に入れて半年後…… 愛情を感じる結末に「不覚にも泣いてしまいました」
-
難問の積分計算をホワイトボードに書き置きしておいたら……? 理系大学での出来事に「かっこいい」「数字でつながる感じいいな」の声 投稿者にその後を聞いた
-
「うおおおおお懐かしい!!」 ハードオフに3300円で売っていた“驚きの商品”が140万表示 「ガチのレアモンや……」
-
夫妻が41年ぶりに東京ディズニーランドへ→“同じ場所”での写真撮影時に「キャストの粋なサポート」明かす
-
「大企業の本気を見た」 明治のアイスにSNSで“改善点”指摘→8カ月後まさかの展開に “神対応”の理由を聞いた
-
カマキリを操る寄生虫「ハリガネムシ」食べてみた 未知すぎる“衝撃的な内容”に震撼 「正気を疑う」「鳥肌立ったわ」
-
ミスドのディグダを買おうとしたら…… とんでもなく疲れていそうな見た目に「悲壮感がすごい」「朝帰りのディグダ」と46万いいね
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた