道路の真ん中で身を寄せ合う子猫4匹を保護→顔にひどい炎症を起こしていたが…… 見違えるほどの回復ビフォーアフター
第5回は保護猫きょうだい「とら」「ひめ」「はち」です。
近年、動物の虐待や飼育放棄、悪質な業者による販売、不適切な飼養が社会問題となっています。個人や団体、地域が行き場をなくした動物たちを守るため、日々保護活動に取り組む一方で、動物たちが命を失う悲劇は後を絶ちません。
環境省Webサイト「動物の愛護と適切な管理」は、2020年4月1日〜2021年3月31日に殺処分された犬・猫の全国総数が2万3764匹と発表。昨今、国内では殺処分への否定的な意見と保護への関心が高まり、殺処分数は減少、保護犬・猫の譲渡数は増加傾向を見せています。微力でも地道に保護という選択を伝え続けていくことが、動物たちの命を守ることにつながるかもしれません。
そこで、ねとらぼ生物部では保護動物と暮らす読者にアンケートを実施。寄せられた数々のエピソードと写真を紹介するとともに、尊ぶべき命の輝きや、愛する家族との暮らしの喜びを伝えていきます。
第5回は飼い主・チュールパパさんと暮らす保護猫3きょうだい「とら」くん、「ひめ」ちゃん、「はち」ちゃん(現在の年齢:4カ月)。顔にひどい炎症を起こしていた子猫たちの回復と、猫があまり好きではなかった夫が今ではすっかりメロメロになったという、ほほえましいエピソードをご紹介します。
―― 3匹との出会いと、保護当時の状況を教えてください
チュールパパさん:2022年の夏、自宅のテレビが壊れてしまい、慌てて買いに出掛けた道中の道路の真ん中で固まっている4匹の子猫を発見しました。
4匹は生後1カ月ほどで、4匹とも顔に炎症を起こしていました。私は「このまま放置したら、車に引かれてしまう」と思い、取りあえず4匹を草むらへ避難。小さな体で足元にしがみついてくる子猫たちを放置できませんでした。
保護後、4匹は段ボールの中でごはんを食べ、お水も飲んでくれました。すぐになついてくれましたし、2日後に動物病院で診てもらいましたが4匹とも問題ありませんでした。
―― 3匹の現在の様子を教えてください
チュールパパさん:その後、顔の炎症は無事に治まり、4匹中1匹のオス猫は友人に引き取ってもらいました。現在はうさちゃんと仲良く暮らしているそうです!
残りの3きょうだいはケンカしながら仲良く暮らしています。猫があまり好きではなかった主人ですが、今ではメロメロで、3きょうだいも賢く主人にベタベタしています。
―― 最後に、保護動物に対する思いを聞かせてください
チュールパパさん:子どものいない私たちにとって、3きょうだいは18年目に訪れた天使ちゃんです。テレビが壊れたのは痛かったけど、この子たちに出会えた奇跡に感謝です。
また多頭飼育が問題になっていますが、「助けてあげたい」との思いから始まったこの愛情をずっと持ち続けていきたいと思います。
(了)
道路の真ん中で身を寄せ合っていた4匹が、安心できる暮らしを手に入れられて本当に良かったです。今では顔の炎症がおさまり、体つきもしっかりしてきましたね。部屋中を走り回ったり、のびのびとお昼寝したりしている姿が目に浮かびます。
チュールパパさんの「助けてあげたい」という思いがつないだ4匹の未来。夫妻のあふれんばかりの愛情を受けながら、これからますます成長していく姿がとっても楽しみです!
ねとらぼ生物部では、引き続き「保護動物のエピソード&お写真」を募集しています! 犬猫、小動物、爬虫類など、動物のジャンルは問いません。アンケート内容とお写真は部内で審査の上、記事で紹介する可能性があります。
愛する家族との出会いのエピソードや、クスッと笑ってしまうかわいいお写真など、お気軽に【こちら】までお寄せください。皆さまからのご応募、お待ちしています。
オススメ記事
関連記事
- 産直センターの駐車場で鳴き叫んでいた小さな子猫、たった一晩で…… 猫風邪の恐ろしさを知った夫妻の葛藤
第4回は保護猫の「梅」ちゃんです。 - 通勤中、夫がヘソの緒付きの子猫を保護→自宅と会社の往復で必死に育て…… たくましいビフォーアフターに目頭が熱くなる
第3回は保護猫の「コーちゃん」です。 - 真夏の炎天下、段ボールの中に捨てられていた子猫の姉妹 生後1週間→5歳の成長ビフォーアフターに感涙する
第2回は保護猫姉妹の「小桃」ちゃんと「小夏」ちゃんです。 - 近所から押し付けられた生後2〜3日の子猫 体温が徐々に下がり、最悪の事態も考えたが―― 奇跡の出会いと回復に胸が熱くなる
第1回は保護猫「レオ」さんです。 - 息子を必死で追いかけてきた子猫を保護→1年後…… 美猫に成長したビフォーアフターに「幸せを運んできましたね」の声
優しい人に保護されてよかったね。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた