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「欅坂46を支えたのはナスカの楽曲」 グランジ遠山大輔が語る“3周年アニラの空気”【中編】遠山大輔インタビュー特集(1/2 ページ)

好きだと言うなら否定しない。

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 「欅坂46」と聞いてあなたはどんなイメージを抱きますか――。既存のアイドル像をなぞらず、独自路線を貫く彼女たちはなぜ注目され、さまざまな評価を受けるのか。10代から圧倒的な支持を集めるラジオ「SCHOOL OF LOCK!(SOL)」の2代目校長「とーやま校長」として知られ、大の欅坂46ファンでもあるグランジの遠山大輔さんに“腹を割った話”を聞きました。前編・中編・後編の3記事・1万6000字の特集で“欅坂愛”をお届けします。


欅坂46 グランジ 平手友梨奈 遠山大輔 お笑いトリオ「グランジ」の遠山大輔さん。SOLではとーやま校長として活躍しており、欅坂46のファンとしても有名

欅坂46 グランジ 平手友梨奈 遠山大輔 聞き手:欅坂46のファンで結成された覆面ライターユニット、SKM21。2019年3月には「黒い羊」のMV撮影地を取材し、MV完全再現動画の撮影に挑戦

遠山大輔インタビュー特集:前編

欅坂46を支える音楽家「ナスカ」

遠山SKM21の皆さんは何の楽曲が好きなんですか。

――唐突ですね(笑)、選ぶのは難しいのですがしいて言うなら“ナスカ三部作(「エキセントリック」「危なっかしい計画」「避雷針」)”です。「エキセントリック」がぶち抜きで好きです。

遠山ナスカ三部作”!!! それ俺が勝手にそう呼んでいるだけでオフィシャル用語じゃないですからね! 注意してください(笑)。いやでもね、ナスカのおふたりはめちゃくちゃ良い人なんですよ。とにかく欅坂46のことをめちゃくちゃ考えてくれていて。2018年の共和国もナスカとSOLのすっちゃん先生、ジェーン先生、恋愛部顧問のダンガリー先生っていうメンバーで行ったんですけれども、向かう道中「1曲目は何か」っていう話になって。それで去年は「危なっかしい計画」で終わったから、まさか「危なっかしい計画」はないだろうと話していたら、まさかのまさかですよ。

欅坂46「避雷針」

すっちゃん先生:GIRLS LOCKS!担当ディレクター

ジェーン先生:SOL担当の構成作家

ダンガリー先生:ドライ部などSCHOOL OF LOCK!の映像編集を担当する職員


――オープニング曲、「危なっかしい計画」(欅坂46史上、最強に盛り上がる曲で、煽りもたまらない)。

遠山集団行動からの危なっかしい。ブチ上がりましたよね〜ナスカの二人を見たらすごい勢いでタオル回してました(笑)。俺も普段は集中してパフォーマンスを見たいし、基本的に力入っちゃってるからコールとか一切せず、ペンライトの色を変えるだけの直立不動なんですけど、危なっかしいだけはタオルぶん回しました!

――最高ですね! ナスカ三部作は表題曲ではありませんが、ファンやメンバーからの人気も高く、フェスなどでも披露される機会が多いです。欅坂46にとってナスカの楽曲はどんな役割を担っていると思いますか。

遠山よくCDの収録曲について「本当にやりたいことはカップリングでやる」という話が出るじゃないですか。だから欅坂46の本心、核心はカップリングに詰まっているのかなと感じています。とにかく2017年の欅坂46を支えたのは間違いなくナスカの楽曲ですし、2018年の鮎喰響・平手友梨奈は「角を曲がる」を歌ったということです

――「角を曲がる」本当に最高ですよね。あの切ないサビ、曲の構成、どこを切り取ってもステキで。何回も聞きたいがために何回も映画「響-HIBIKI-」見に行きました。

遠山あくまでも個人的な見解ですけれども、「角を曲がる」にしても他の楽曲にしても、欅坂46、ひいては平手友梨奈のことを考えたり、思っていないと出てこないメロディーだと思うんですよ。本当に一曲入魂。曲のストックとかもなくて、ライブを見たり、そのとき感じたりしたことを曲にぶつけているからこそなんじゃないかなと。冗談抜きに「ナスカ、生まれてきてくれてありがとう」という気持ちです。

「欅坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」を象徴する1曲は

――2019年も「ANNIVERSARY LIVE」が開催されましたが、今回はなんと東京と大阪で全く違う演目を披露するという演出でファンを驚かせてくれました。遠山さんは両公演とも行かれたんですよね。

遠山SOLでやっている「ドライ部」(※)というメンバーで、まず大阪の千秋楽の千秋楽に行かせていただいたんですけれども、もうこれがすごかった。

「欅坂46『3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE』に行ってきた」大阪ドライブ編
「欅坂46『3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE』に行ってきた」大阪でお花見編

 大阪公演の前にドライ部の活動の一環でお花見をしようということになって、50代ぐらいのおじさんとたまたま知り合いになったんですけれども、その方はアイドルなんてまったく通ってきていない、ゴリゴリの音楽好きだったらしいんです。でも偶然欅坂46を知って、いろいろな映像を見てすごく好きになってくれたらしくて。大阪公演終わりにもう一回その方と偶然会ったときに、俺に向かって静かにゆっくりと右手でサムズアップしてくれたんですよ。すごくないです? アイドル好きでもないおじさんに利き腕サムズアップさせちゃう欅坂46。まぁその方の利き腕が右手かどうかは分からないんですけど(笑)。

(※)ドライ部……37歳にして初めて運転免許(AT限定)を手にした、 とーやま校長が部長を務める期間限定の部活動。車の楽しさを伝える動画やただただ欅坂46をほめちぎり倒す動画などを公開し、好評を博している。

――激熱ですね(笑)。遠山さんが大阪公演を象徴する1曲を挙げるとしたら何になりますか。

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