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米NBCユニバーサルは3月16日(現地時間)、新型コロナウイルスの流行により劇場での映画鑑賞が困難になっている現状への対応策として、新作映画をインターネット配信でも展開していく方針を発表しました。
同社CEOのジェフ・シェル氏は声明で、「映画館にまだ行ける地域では人々が映画館で鑑賞してくださるのを期待していますが、世界にはそれが困難となっている地域が存在することも理解しています」とコメント。映画の公開日を遅らせたり、困難な状況で興行を強行したりするよりも、より手軽な鑑賞手段を用意したかったと説明しています。
対象作品として、米国では公開済みの「Emma(原題)」「透明人間(日本では5月1日公開予定)」「The Hunt(原題)」と、4月10日公開予定のドリームワークス最新作「トロールズ ミュージック パワー(日本では10月公開予定)」が発表されています。
価格は19.99ドル(約2100円)で、配信は48時間以内の試聴が求められるレンタル形式で行われます。複数の大手配信サービスで3月20日から順次配信予定。
「トロールズ ミュージック パワー(原題:TROLLS WORLD TOUR)」
米国では新型コロナウイルスの影響で、映画興行収入が過去20年で最低水準を記録。さらにニューヨーク市やロサンゼルス市では映画館を全て閉鎖する措置を取る予定となっており、映画産業へのさらなる打撃が懸念されていました。
約2100円という価格は、買い切りではないレンタル価格としては比較的高額ですが、物理的に映画館に行けない状況下では心強い選択肢。同様の施策が日本でも取られるのかが気になるところです。
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