キハ281系「北斗」引退! 噴火湾を眺めていただきたい海鮮駅弁:函館「蝦夷ちらし」(1400円)(2/3 ページ)
9月30日、北海道で長年活躍した特急「北斗」が引退……。その最後の活躍を名物駅弁とともに見届けてきました。
【おしながき】
- 酢飯(北海道産米)
- 蒸しほたて
- 自家製味付け数の子
- ズワイガニ甘酢漬け
- 寿司海老甘酢漬
- たこ
- いくら醤油漬け
- 蒸しうに
- スモークサーモン
- 錦糸玉子
- 花ちらし蓮根
- ガリ
うに、いくら、ズワイガニをはじめとした、北海道らしい魚介がたっぷり載った「蝦夷ちらし」。特に北海道産を使った蒸しホタテや自家製の味付け数の子といった、駅弁屋さんならではの海鮮の味が楽しめるのも嬉しいですね。“ちらし”ですのでご飯がサッパリした酢飯で箸がよく進みます。近年は、北海道新幹線を活用して東京にも運ばれており、東京駅の「駅弁屋 祭 グランスタ東京」、大宮駅の「駅弁屋旨囲門」でも購入することができます。
駒ヶ岳を後に、ブルーの噴火湾に沿って札幌を目指すキハ281系気動車の特急「北斗」。昔、夜行列車の食堂車では、噴火湾を眺めながらいただく食事が最高のひとときでした。駅弁をいただくのも、やっぱりこの区間が最高に美味しいもの。北の海を見ていただくなら、やっぱり北海道らしい海鮮駅弁を選ぶと、より一層、旅情を感じられるものです。車両の世代交代は進んでも、駅弁を片手に楽しみたい、北海道の鉄道旅です。
(初出:2022年9月30日)
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/
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