小名浜美食ホテルは、なぜ「駅弁屋さん」になったのか?:いわき「カジキソースカツ丼」(1000円)(3/3 ページ)
駅弁は「ご当地感が全て」の存在。しかし福島・いわきには、ある理由でオリジナルの駅弁がない「空白の10年」がありました。そこで……。
【おしながき】
- 白飯(福島県産米)
- オリジナルソースのカジキフライ
- 煮物(里芋、人参、椎茸、筍)
福島県産の白いご飯の上に、香ばしいオリジナルのソースがしみ込んだカジキのカツが、ずっしりと載った「カジキソースカツ丼」。できるだけカジキの味をいかせるように、小名浜美食ホテルが経営するイタリアンレストラン「アクア・サルーテ」のこだわりのシェフの方がソースを開発したと言います。全国にカツ駅弁は多くあっても、カジキのカツは唯一無二。いわきの皆さんの震災復興への思いも一緒にいただくことで、味わい深いものとなります。
特急「ひたち」が停まらない駅をカバーしていくのが、日中のいわき周辺では概ね毎時1本が運行される常磐線の普通列車です。土浦〜いわき間では、かつては長い編成で首都圏の通勤輸送も担った、エメラルドグリーンの帯を巻いた車両が、いまも活躍しています。
(初出:2022年12月5日)
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/
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