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» 2018年06月23日 08時00分 公開

あぁぁマジで癒やされます「廃線跡」 廃線から早30年、筑波鉄道跡の「つくばりんりんロード」へ行ってみた (1/2)

鉄道から転換した「真っすぐすぎる」自転車専用道。悩みがあったらここへ行ってみませんか?

[高橋ホイコ,ねとらぼ]
※本記事は、「トマトマンの斜め上行く生活術」より一部修正して転載するものです。また、記述は執筆当時の情報につき最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

photo つくば霞ヶ浦りんりんロード(2018年5月撮影)

 2018年5月、かつて茨城県にあった「筑波鉄道」の廃線跡をサイクリングロードに転用した「つくば霞ヶ浦りんりんロード(以下、りんりんロード)」に行ってきました。自転車に乗るのは1年ぶり。でも坂道が苦手な私でもここならば平たん! 自転車専用道なのでクルマも来ない! しかも廃線跡! 東京からもそこそこ近い!

 そして、ぼぉーーーーっと真っすぐ走っていると、悩みも吹っ飛んじゃう。いいことずくめです。気持ちいい場所でした。

土浦駅からスタート

 上野駅からJR常磐線で土浦駅まで向かいます。所要時間は1時間ちょい、通勤圏内でしょうから近いです。

 駅前にはロードバイクを組み立てている人だらけでした。20人はいたでしょうか。彼らの目的も私と同じりんりんロードに違いありません。りんりんロードは筑波鉄道廃線跡と霞ヶ浦湖岸道路を合わせた約180キロ(!)がサイクリングロードとして整備されています。

 私の観光の目的は、もちろん「筑波廃線跡めぐりと痕跡探し」。かつての筑波鉄道筑波線の起点である土浦から、終点の岩瀬(JR水戸線)までの40.1キロを自転車で走り抜けていきます。

photo きれいに整備されている土浦付近のりんりんロード。よく見ると道路幅が単線の鉄道っぽいことが分かってニヤけてきます

 りんりんロードは本当に平たんで真っすぐで、とても走りやすい。線路というのは真っすぐ平たんな場所へ敷くのが効率的なことがあらためて分かります。筑波鉄道の開業は1918年。大正時代です。筑波鉄道は筑波山への観光列車でした。周囲は筑波山以外に高い山や建造物はありません。当時の人も、車窓からのどかな田園風景の先にある山を指さして「あれが筑波山かな」なんて話をしていたのでしょうね。

photo あれが筑波山かなー
photo 田園が多かった。カエルもよく鳴いていた

探せば意外に見つかる筑波鉄道の形跡

 筑波鉄道の形跡はかなりありますよ。駅のホーム、キロポスト(距離標)、踏切跡などが残っています。かつてのホームが休憩所として使われていたり、旧筑波駅の駅舎がバスターミナルになっていたりと、現在でも整備され、残されている場所もあります。しかし、ほとんどの形跡は手入れされていません。

photo 旧「新土浦駅」跡。旧「真鍋駅」が1959年に貨物駅に転換され、代わりの駅として開業した
photo 旧「虫掛駅」。土浦方面のホームだけが残っていた
photo 旧「常陸藤沢駅」。藤沢休憩施設として使われている
photo 起点(土浦)からの距離を示す、「8」と書かれた木のキロポストが残っていた

 旧「雨引駅」のホームには、草に隠れてベンチがぽつんと。1987年の廃線から早30年。年月の経過を感じさせます。

photo 旧「雨引駅」のホーム跡には草に覆われたベンチが1つ
photo 旧「虫掛駅」付近の案内看板。QRコードのアクセス先はNot Foundでした。頑張れ、土浦市

 さてさてこのりんりんロード、何も知らないと「自転車ならば平らで真っすぐがいいと思ったのか? 自転車乗りはツライ坂こそが好きなんだ」と思う人もいるでしょうが、廃線跡だと思って走れば気分はスタンドバイミー。気持ちよさが800倍(筆者比)になります。

photo だってこんなに真っすぐ。沿道の桜は住民の皆さんの手によるもの。涼しく感じます。桜の季節はすごくキレイだろうな
photo つくば市にある史跡である小田城付近では城跡を迂回するルートになる。筑波鉄道はこの城跡をズバンと突き抜けていた
photo 旧「酒寄駅」周辺は廃線後、道路拡張工事に敷地が使われた。ここだけりんりんロードが途切れていた
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