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2026/10/06 10:30(公開)

森永「小枝」の赤いパッケージ、実は流行に逆行していた 発売55周年で復刻→筆文字に込めた意外な狙い

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 森永製菓のロングセラーチョコレート「小枝」が、発売55周年を迎えます。これを記念し、1971年の発売当時のパッケージを再現した「小枝<ミルク>」が10月上旬から順次登場。さらに、1979年に発売された「白樺の小枝」も、当時のデザインをもとに復刻します。

小枝パッケージ
小枝<ミルク>、1971年の発売当時のパッケージをもとに復刻
 1979年に発売された「白樺の小枝」のパッケージも復刻

 赤いパッケージに、筆文字で書かれた「小枝」。今ではおなじみのデザインですが、実は発売当時、ちょっとした挑戦がありました。

 小枝が誕生したのは1971年。当時、チョコレートといえば板チョコレートが主流でした。一方、カラーテレビを見ながらスナック菓子をつまむ“ながら族”が増えていました。

商品名は、菓子の形が小枝に似ていることから「小枝」と名付けられた
「高原の小枝を大切に」というキャッチコピーで発売
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開発のヒント

 そこで森永製菓が目指したのが、スナック感覚で食べられるチョコレートです。開発のヒントになったのは、研究所長が欧州で見つけた、具材入りのスティック状チョコレートでした。これを参考に、日本人の好みに合う具材や組み合わせを検討。パフ(穀物を膨らませた軽い素材)やナッツを加えることで、サクサクとした軽い食感とチョコレートの味わいを楽しめる商品を生み出しました。

 商品名は、菓子の形が小枝に似ていることから「小枝」に決まりました。ただ、このころは西洋風のデザインがカッコいいとされ、アルファベットが好まれていた時代。あえて日本語の名前を前面に出すのは、当時の流行に逆行する選択でもありました。

 そこで採用したのが、筆文字のロゴです。日本語の商品名を強調し、洋菓子との組み合わせによって意外性を生み出そうと考えました。文字を書いたのは、当時のデザイナーの母親である書家。印象的なロゴにするため、何度も書き直したといいます。

 パッケージには、もう一つの工夫がありました。発売時のキャッチコピーは「高原の小枝を大切に」。高度経済成長期に環境破壊が進む中、自然に目を向けてほしいという願いを込めました。

 こうして「小枝」と「白樺の小枝」は、森永製菓の「自然シリーズ」を代表する存在になりました。同シリーズは1989年まで続きました。

 今回は、当時のデザインをもとにパッケージを復刻していますが、中身は現在の品質に合わせています。例えば、発売当初の小枝にはカシューナッツを使っていましたが、現在はアーモンドを使用。ナッツやパフの種類、配合量などを変えながら、チョコレートとのバランスを追求してきました。

 10月13日には、小枝の味わいをイメージしたひとくちサイズの「小枝クッキー」も発売します。こちらも1971年当時のパッケージをモチーフにしたデザインです。

 赤いパッケージや筆文字のロゴには、商品名やデザインに工夫を凝らした当時の試行錯誤が表れています。今回の復刻は、小枝が誕生した1971年の時代背景を振り返る機会にもなりそうです。

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子どもだったころを思い出してもらう

 10月13日には、森永製菓の公式YouTubeで「あの頃の、小枝。」篇を公開します。見どころは、小枝そのものだけでなく、パッケージの変遷。1971年の発売当時から現在までのデザインをたどりながら、当時の食卓や家族の風景を描きます。長く販売されてきた商品だからこそ、小枝を見て「昔、こんなパッケージだった」と感じる人もいるはず。そんな懐かしさを通じて、子どもの頃の記憶を思い出してもらう狙いです。

 また、森永チョコレート公式Xでは、10月13~30日に55周年記念キャンペーンを実施。対象の投稿をリポストすると、抽選で55人に2000円分のAmazonギフトカードが当たります。

小枝55周年記念企画として制作

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