Xbox 360徹底解剖!――その1:本体・付属品編(1/6 ページ)

いよいよ発売日が目前に迫ってきたXbox 360をいち早く徹底解剖。これを読んで、発売日からXbox 360を目一杯楽しもう! 1回目の今回は、パッケージに含まれる本体や周辺機器を見ていく。

» 2005年12月02日 14時52分 公開
[平澤寿康,ITmedia]

「発売記念パック」はヘッドセットが同梱

 まず、Xbox 360のパッケージに含まれる本体および周辺機器などの同梱物からチェックしていくことにしよう。

 今回いち早く入手したのは、初回限定生産で販売される「Xbox 360 発売記念パック」だ。通常版であるXbox 360のパッケージに、Xbox Liveのボイスチャットで利用するXbox 360ヘッドセットが同梱になったパッケージである。販売価格は、発売記念パックも通常版も同じ3万9795円なので、発売記念パックはヘッドセット分(2625円)お得という計算だ。

画像 Xbox 360発売記念パックのパッケージ。右側に発売記念パックのシールが貼られており、ヘッドセット同梱であることが明記されている。Xboxのパッケージよりはやや小さい印象だ

 ヘッドセット以外の同梱物は、Xbox 360本体とワイヤレスコントローラーが1個、20Gバイトのハードディスク、メディアリモコン、D端子HD AVケーブル、LANケーブル、そしてACアダプタとなっている。もちろんこれらは、発売記念パックも通常版とも全く同じである。

画像 内容物一覧。Xbox 360本体とワイヤレスコントローラー、メディアリモコン、ヘッドセット、ACアダプタ、D端子HD AVケーブル、LANケーブルなどが同梱されている

ACアダプタは予想通り巨大

 Xbox 360の同梱物として気になるのは、やはりACアダプタだろう。これまで、ACアダプタの形状などは一切公表されておらず、Xbox 360の消費電力などを考えると、かなり大きくなるのでは、と予想されていた。また、すでにアメリカでXbox 360が発売されているため、読者の中にはXbox 360のACアダプタがどういった形状なのか知っている人もいることだろう。

 結論から先に言うと、Xbox 360のACアダプタは予想通りかなり巨大なものであった。Xboxのゲームパッケージと比較してみてもおわかりの通り、我々が一般的な家電製品のACアダプタとして想像するサイズをはるかに凌駕している。重量も結構あり、少々とまどいを感じる可能性も否定できないだろう。

画像 Xbox 360用のACアダプタ。はっきり言って巨大。安定して大容量の電力を供給するにはしょうがないが、置き場所に困るかもしれない
画像 Xboxのゲームパッケージとの比較。これを見ると、その巨大さがよく分かるだろう

 これだけ巨大なACアダプタを採用することになったのは、かなりの電力を消費するXbox 360に安定して電力を供給する必要があるためだ。Xbox 360の消費電力は、標準値で116W、最大時には実に254Wにも達する。これだけの電力を安定して供給するためには、電源回路も大きくなってしまう。

 もちろん、Xboxのように電源回路を本体内に内蔵するという選択肢もあったはずだ。しかし、それでは本体サイズが大きくなってしまうばかりか、電源回路自体の発熱も加わって冷却システムも強化しなければならなくなる。本体サイズを小さくする変わりに、巨大なACアダプタを利用して電源回路を本体外部に追い出すことにしたのだろう(関連記事参照)。

 ちなみに、ACアダプタには冷却ファンが内蔵されている。外からファン自体は確認できないものの、Xbox 360の電源を投入すると、ACアダプタに用意されている換気口から風が流れてくるのが確認できる。この風の流れを遮ってしまうと、電力供給が不安定となりXbox 360の動作も不安定になる可能性が高くなるため、ACアダプタの置き場所には十分注意しよう。ちなみに、ACアダプタのファンの音は耳を近づけない限り聞き取れないほどなので、騒音は全く気にする必要はない。

画像 ACアダプタには空冷ファンが内蔵されており、左右に用意された通気口を通して内部を強制的に冷却する。ファンの騒音は全く気にならないほど静かだ
画像 このACアダプタは203ワットもの出力容量を誇る。これだけの電力を供給できることを考えると、この大きさも仕方がないのだろうか……
       1|2|3|4|5|6 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2408/31/news036.jpg 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほどの変貌が379万表示「そこだけボッ!ってw」 半年後の現在について聞いた
  2. /nl/articles/2408/30/news121.jpg 「地獄絵図」「えぐすぎやろ……」 静岡・焼津市の地下歩道が冠水 “信じられない光景”にネットあぜん
  3. /nl/articles/2408/31/news073.jpg 「よくこんなものが……」 米不足でメルカリに米出品→疑問の声も 運営は“禁止出品物”に「然るべき対応」
  4. /nl/articles/2408/31/news025.jpg 次男に塩対応の柴犬、いよいよ次男の帰省最終日を迎え…… 本音が出た瞬間に「不意に泣かせるのやめて欲しい」と感動の声
  5. /nl/articles/2408/30/news017.jpg 最上位グレードのハイエースを“50万円の底値”で購入したら…… 驚きの実物に「ある意味最強」「正直、羨ましい」
  6. /nl/articles/2408/30/news188.jpg 実写「着せ恋」、キャストに物議 海夢の再現度が高すぎるタレントを推す声あがる 「逆になんであかせあかりさん以外の人……」
  7. /nl/articles/2408/29/news193.jpg 「なんで欲しいと思ったんですか?」 酔った勢いで購入 → 後日届いた“まさかの商品”に反響 「理性あったら買わないw」
  8. /nl/articles/2408/28/news142.jpg 明石家さんま、69歳バースデー迎え長男から幸せ呼ぶ“輝かしいプレゼント” 同席した元妻・大竹しのぶは「最高の笑顔でした」
  9. /nl/articles/2408/31/news084.jpg 仕事早いな! 大谷翔平の愛犬“デコピン”、大反響の始球式がさっそくTシャツ化 「こ、これは……」「欲しい!」と爆売れの予感
  10. /nl/articles/2408/30/news113.jpg 「これ600円なの?」 大谷翔平が長く愛用しているデコピンの“おやつ入れ”、始球式で注目「おそろだった」「真美子さんが選んだのかな」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  2. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  3. 「苦手な芸能人は誰?」 あのちゃん、女性芸能人を“実名で即答” 「ここ最近で一番笑った」「強すぎる」
  4. ホテルでチェックアウト、忘れ物で多いのは? ホテル従業員が教える「圧倒的に多い忘れ物」
  5. 乳がん闘病中の梅宮アンナ、抗がん剤治療で「髪の毛ほとんどなくなっています」 帽子かぶり「ああ、来たか」
  6. 「キティちゃんのお面だと思ったら……」 ひっくり返すと“まさかの正体”に11万いいね
  7. 「凄すぎる…」「ガチで滝」 “市ケ谷駅の冠水”が衝撃与える 階段に大量の水が流れる様子も…… 東京メトロに経緯を取材
  8. 「早すぎます」「一体なにが」 52歳ボディービルダー、訃報1週間前に最期の投稿で“人生初の試み” 恋人は「亡くなる数時間前まで普通にお出かけも」
  9. お盆で帰省した次男に、柴犬も猫もまさかの反応→どちらも豹変して爆笑 「涙出てきました」「おもろ可愛過ぎ(笑)」
  10. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」