レビュー
» 2006年06月06日 15時51分 公開

21年目のスーパーマリオは、デッカくなったり、ちっちゃくなったり「New スーパーマリオブラザーズ」レビュー(1/3 ページ)

あの時の感動を思い出させてくれる新しいマリオが帰ってきた。ニンテンドーDSというハードの利を活かした今作は、アクションゲームとして新しくも、しかも懐かしい道を切り開いている。

[桜山憂太,ITmedia]
「Bダッシュ」と言う言葉も、このスーパーマリオが語源となっている。Aボタンでジャンプするという仕様を、一般的にしたのもスーパーマリオと言えるだろう(※画面はファミコンミニ版の「スーパーマリオブラザーズ」)

 「ファミコン」と言えば、誰もが知っている家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」の略称だ。今でもお父さんお母さん世代の中には、テレビゲームと聞かれれば「ファミコン」と答える人が多いだろう。それほど広く一般的に呼ばれるようになったのには、1985年に発売された「スーパーマリオブラザーズ」の影響が大きかったと言える。スーパーマリオブラザーズは、国内で680万本以上を売り上げるという一大センセーションを巻き起こした。この記録はゲーム史上最高販売本数であり、いまだに抜かれてはいない(2位はゲームボーイアドバンスの「ポケットモンスター ルビー・サファイア」で約520万本)。全世界を見ても、4000万本以上を売り上げるという、まさにファミコンの「キラーソフト」だったのだ。


ゲームスタート直後にクリボーが出てくるのは、スーパーマリオと同じ構成になっている。他にもポール花火やマメの木など、そこかしこにモチーフとなっているキャラクターが入れ込まれているのだ

 その「スーパーマリオ」のブームはとどまる事を知らず、攻略本を出せばミリオンセラーとなり、ワールド9があるという噂に翻弄される人まで現れるほどの社会現象となった。それ以降もスーパーファミコン、NINTENDO64、ゲームキューブとハードが進化する度に、新たなスーパーマリオが発売されている。また、ファミコンミニとして発売されたゲームボーイアドバンスの「スーパーマリオ」もヒットし、生誕20周年だった2005年に記念バージョンが再販されるほど根強い人気を誇っているのだ。その「スーパーマリオブラザーズ」が20年+1年目を迎えた今年、満を持して最新作をニンテンドーDSにて発売した。今回は、簡単な攻略法も交えて、「New スーパーマリオブラザーズ」をレビューしていこう。

巨大マリオで破壊の限りを尽くし、マメマリオで小さな隙間に入り込む

 New スーパーマリオブラザーズは初代と同じく、A・Bボタンと十字キーだけで操作ができるようになっている。しかし、新たなアクションや要素などが入り、さまざまな遊び方を提供してくれている。今作でもっとも衝撃的な進化と言えるのが、マリオのパワーアップの仕方だろう。巨大キノコを取れば、画面を飛び出さんばかりの巨大マリオに変身し、マメキノコを取れば、顔の表情がわからないほどのマメマリオに変身する。

 ゲームスタート直後のワールド1-1ではいきなり巨大マリオになれるのだが、ブロックや土管を壊し、敵を蹴散らすさまはまさに“破壊王”と呼べるほど。すべてをなぎ倒して進むのは、とにかく"爽快"の一言に尽きるのである。逆にマメマリオになれば、ジャンプ力が上がり落下速度が極端に遅くなる。さらに、敵はヒップドロップでしか倒すことができなくなるうえ、ノコノコの甲羅を持ち上げることもできなくなるなど、かなりシビアな操作が要求される。しかし、このメリハリによって、弛緩と緊張が入り混じり、程よい感情の起伏を与えてくれる。また、新パワーアップとして、コウラマリオもあるが、こちらも操作が慣れれば問題はないだろう。全スターコインの獲得を目指すならば、コウラマリオはもちろん、マメマリオも必須となるので、こまめに使っていくことをオススメする。

巨大マリオに変身したら、敵もブロックもとにかくなぎ倒してしまおう。それらを壊すたびに画面上部にあるバーが溜まり、その度合いによって1UPキノコが出現する。ゲージがMAXまでたまれば、5UPする
マメマリオに変身したら、普通では入れない隙間や土管に行ってみよう。たいていの場合、その先にはスターコインや隠し通路などがある。マメマリオになると水上も走れる
コウラマリオはBダッシュしていると、甲羅になってしまい操作が変化する。しかし、この状態になるとブロックを壊せるようになるため、新たな道が切り開かれるはず

お手軽新アクションで、コースを縦横無尽に駆け巡れ

カベキックは操作方法に慣れてしまえば、どこでも使える便利なアクション。敵の攻撃を避けるために、わざと穴に落ちてカベキックで復帰などというテクニックとして利用できる。先に進むためにも絶対に覚えておきたいアクションといえる

 今作はパワーアップの仕方が新しくなっただけでなく、新しいアクションもいくつか追加されている。中でも多用するのは、「カベキック」と「ヒップドロップ」の2つだ。「カベキック」は縦に長い通路に使うイメージが強いが、実は穴に落ちた時などの緊急回避にも使える。操作はカベの方向にキー入力をしたままジャンプボタンを押せばいいだけなので、壁づたいに落ちそうになったら慌てずカベキックを繰り出してみよう。この緊急回避を使えるようになっていれば、ミスをする数は劇的に減少させられるはずだ。また、一見届きそうにもない足場やコインなども、カベキックを使えば届くような場所は多数存在する。まずは、カベキックが確実に出せるように操作方法に慣れよう。


ヒップドロップが使えなければ、オールクリアはできないため、コンプリートを目標にするなら確実に使えるようにしておこう。特にマメマリオに変身している時は、ジャンプの挙動が変わるために、合わせるのに戸惑うかもしれないが、とにかく慣れるしかない

 そして、もう1つ重要なアクション「ヒップドロップ」は、ジャンプ後にキーを↓に入れる事で発動する。また、ヒップドロップは敵を押し潰すだけでなく、ブロックを破壊したり、?ブロックを上から押し込むこともできる。

 例えば10コインブロックはヒップドロップで押し込み、ずっと下を押したままにしておけば簡単にコインを稼げるといった具合だ。ただし、あくまでも上から押し込むことになるため、アイテムなどは下に飛び出して行ってしまう。そのため、使う場所を考えなければ1UPキノコがそのまま穴に落ちるという悲劇も起きてしまう。ボーナスステージなどに行ける「マメの木」も、ヒップドロップで押し込んでしまうと下に伸びてしまい、本来の機能を果たしてくれなくなってしまう。その場の状況を把握して効果的に使っていこう。また、前述した通りマメマリオではヒップドロップを使わなければ敵を倒す事ができないので、注意が必要。


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