あなたは今の仕事で満足してる?――転職しまくり「FFIII」で職人を目指す:「ファイナルファンタジーIII」レビュー(3/4 ページ)
ついに職にありつけた! 〜最初は手堅く無難に就職
サラの合流も頼もしくあり、ぐんぐん先に進むとボスが登場。全力でぶつかったら割と楽に倒すことができた。左の塔を攻める前にレベル上げをしておいたのがよかったようだ。と、ここでようやく本作のメイン要素と言ってもいいジョブチェンジシステム降臨! 「戦士」、「モンク」、「白魔道師」、「黒魔道師」、「赤魔道師」、「シーフ」の中から自由に職業を選べるようになった。
思うに、これは今の日本においてタイムリーなシステムなのではないだろうか。終身雇用制度の崩壊、派遣社員や契約社員などの増大、いろんなキャリアを身につけるためにスクールやセミナーに通う人々。そんな現実社会に思いを馳せつつ、しかし「6つの職業があります。どれに就いてもいいですよ」と言われれば「え。どれでもいいって言われても……」となるんではなかろうか。実際問題、6つの職業に対してこちらは4人。全員違う職業にしても2つは余ってしまう。気になる。就いてない職業はどんななのか気になる。などと欲張りな根性を見せつつ、フタを開けてみたらルーネス=戦士、アルクゥ=モンク、レフィア=白魔道師、イングズ=黒魔道師という無難な就職先に落ち着いた。
我ながら「無難すぎてつまんないな」と思ってしまったほどだが、話を先に進めるためには手堅さも必要だ。レベルが上がって選択肢が増えたら、思い切り俺プレイしてマニアックな職人を育てよう! と心に誓い、それぞれのジョブを味わうようにしてプレイしていった。そして割と早い段階でアルクゥがモンクから赤魔道師に転職。一瞬でビジュアルも変わるのが楽しい。そして赤魔道師は見た目がカッコイイ! この時点でモンクに微妙さを感じて直感で転職してみたのだ。よく“中途半端”だと言われる赤魔道師だが、戦士系の装備ができて前線で戦えるくせに白魔法と黒魔法が使えてしまう器用さは序盤ではけっこう助かる。
シドに助けられたり、シドの奥さんを助けたりしつつ、目指すは恐ろしい山。そこでデッシュに出逢う。デッシュからもらったミニマムの魔法で小人の世界へと侵入。小人になると物理攻撃がまったく役立たずになってしまうらしい。というわけでルーネスとアルクゥをにわか黒魔道師に仕立て上げ、冒険続行。魔法だけで敵を倒していくのは何だか新鮮である。ちなみにサブキャラがパーティーに加わっているときはYボタンでそのキャラとしゃべることができる。たまに話しかけると物語に関わる意味深な発言をしたりするので、チェックしてみよう。
小人な世界をくぐり抜け、バイキングさんたちを助けたら、“エンタープライズ”という船をもらえた。よぉし、一気に行動範囲が広がるぞー! と息巻く筆者。RPGにおいて船や飛空艇などの行動範囲が広がる乗り物を手に入れるときというのは、いつだってワクワクするものだ。そして大抵、どこに行ったらいいのか分からなくなるものだ。
近場の村をチェックしつつ、謎の浮遊体が見える砂漠や、無人の城、人里離れた村や、少数民族の住む谷などを見て回る。森の中でチョコボも発見。FFといえばチョコボだ。大陸をぐるりと一周してみたり、好奇心の赴くままに旅を続ける。もちろんその間も敵は襲ってくるし、レベルは上がっていくし、ギル(お金)はたまっていく。この頃にはルーネス=戦士、アルクゥ=戦士、レフィア=白魔道師、イングズ=黒魔道師という編成に。けっこう役に立っていたアルクゥの赤魔道師だったが、やはり“中途半端”感が漂ってきたので、辞職することにした。戦士とモンクで迷ったが、戦士が装備できる剣が揃っていたので、戦士に転職。まだまだ無難なパーティーだ。手堅すぎてつまらないとよく言われたっけ……。
全滅するような子に育てた覚えはありません!
それにしても恐ろしいのはクリティカル攻撃だ。ザコモンスターは2匹で出てくることも多いので、FC版「FF III」に比べると寂しくもありホッとしたりもする。しかし実際に戦闘に入ると2匹だからと言って油断はできない。1発がけっこうデカいのだ。しかもクリティカルとか出された日にゃあ魔道師さんはあっという間に昇天してしまう。“フェニックスのお”があれば復活できるが、店で売っているアイテムではないので、そうそう気軽には使えない。とにかく、こまめなセーブが必要だ。白魔法の“レイズ”を手に入れるまではダンジョン攻略も緊張の連続である。
そんな折、どうにも行き詰まった箇所がある。とあるダンジョンの最上階にいるボスがめちゃくちゃ強いのである。石化されたりボコられたりして何度かの全滅を経験し、軽くへこみ、対策を考える筆者。しばらく思考した後「レベル、あげちゃいましょ!」というシンプルな結論が出た。そこらへんでレベルを上げて、己を鍛える4人。ジョブの熟練度も自然と上がるというものだ。ちなみに熟練度はけっこう大事。例えば白魔道師のケアルひとつとっても、熟練度1と20では回復量がまったく違うのだ。レベルも熟練度もモンスターを倒せば上がっていくので、ひたすらにモンスターを狩る時間が続く。
結果としては、やはりレベル上げは有効で、何とか強敵を倒すことができた。そしてデッシュとの別れのときもやってきた。悲しみは新たな出会いの予感……ということで、さらに世界は広がっていく。先に進むほどに全滅させられそうになり、ひーひー言いながらレベルを上げていく。これぞ王道ではないか。そして、先を進むとさらに就ける職業が増えていく! 「ナイト」、「風水師」、「狩人」、「学者」という4つのジョブが追加されたのだ。「仕事が選べる自由、万歳!」と声も高らかに、新ジョブを吟味する筆者だった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
-
「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
-
「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
-
餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
-
毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
-
「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
-
放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
-
脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
-
父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
- 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
- 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
- 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
- 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
- コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
- 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」