“進化”した「アイドルマスター」の魅力を、プロデューサーに聞いてみました:「アイドルマスター」インタビュー(1/3 ページ)
ゲームセンターで多くのファンを生み出した「アイドルマスター」。Xbox 360版の生みの親であるプロデューサーの坂上陽三氏と、ディレクターの小野田裕之氏に、アーケードからXbox 360へ舞台を移した「アイドルマスター」の魅力を語ってもらった。
新人アイドルのプロデューサーとなり、レッスンやコミュニケーションで女の子たちを育成するシミュレーションゲーム「アイドルマスター」。
アイドルたちはダンス、ビジュアル、ボーカルの3つのパラメータを持ち、レッスン(ミニゲーム)で能力を鍛えていく。幾多のライバルたちが集まるオーディションでファンを増やし、最終的にはトップアイドルになることが目的だ。プレイを重ねるとアイドル同士でユニットも組むことができる。
オンラインで全国のプロデューサーとオーディションで競わせたり、ケータイサイトに加入すると本物の携帯電話にアイドルたちからメールが届くなど、新しい試みを多数行った意欲作だ。アイドルたちの可愛らしさはもちろん、彼女たちが歌う楽曲の魅力などで人気を集めた作品だ。
Xbox 360版は新キャラクター、星井美希の参入や、「GO MY WAY!!」ほか新曲が6曲も追加され、大幅にボリュームアップしていることが大きな魅力だ。
今回の移植作業中に直面した困難や、作品に込めた思い、そして気になるアーケード版との違いを、Xbox 360版のプロデューサーである坂上陽三氏と、ディレクターの小野田裕之氏に伺ってみた。
Xbox 360を選んだのは、オンライン環境が決定打
――まず、本作の生い立ちから教えてください。Xbox 360版の開発が決定したタイミングは、いつ頃なのでしょう?
坂上陽三氏(以下、敬称略) プロジェクトが発足したのが、2005年の5月です。アーケード版の稼動が7月なので、実はその2カ月前から動き始めていました。プロジェクト発足後に、小野田が双海亜美・真美の持ち歌である「ポジティブ!」の作詞を担当したと聞いて、Xbox 360版のディレクターとして引き込みました。
――ハードをXbox 360にした理由は何でしょう?
坂上 ネットワーク環境の充実ですね。本作はアーケード版からオンライン対戦に対応していたので、家庭用でオンラインが充実しているハードを検討した結果、Xbox 360が候補として挙がりました。Xbox Liveは、初代Xboxから運営されてきた実績を持つ、完成度の高いオンラインサービスですからね。運営側もユーザー側も使いやすい。
また、グラフィックやモーションといった映像面を、次世代機のクオリティーに進化させたかった理由もあります。本作は、トゥーンシェードというアニメ的な映像を作り出す技術を採用しているのですが、アーケード版は画面解像度が低いので、キャラクターの輪郭線が太くなってしまう局面があった。いわゆる次世代ハードならば解像度が高いので、この輪郭線を細くでき、よりキレイな映像を作り出せたのです。
細かいところですが、キャラクターの輪郭の付近、例えば腕の上部などに、光が当たったような明るい表現も付け加えています。こうすることでよりアニメらしい表現を再現することができています。
――ということは、オンライン対応は最初から検討していたのですね。一時期、「Xbox 360版はオフライン専用ゲームになってしまった!」なんて噂が飛び交いましたが……。
小野田裕之氏(以下、敬称略) ありましたね、そんな噂(笑)。事の発端は、公式サイトにアップしたXbox 360版のサンプル画像です。元々、アーケード版では、オンライン状況を表すアイコンを画面の左下に表示させていました。最初、Xbox 360版も同じように考えていたのですが、そのアイコンをプレーヤーが意識する必要性があまりなかったので、アイコンを消去したのです。そうしたら、「Xbox 360版はオフライン専用なのか!?」って、すごい話題になりました。すっごい小さい画像なのに(笑)。そんな経緯なので、Xbox 360版は最初からオンライン対応を考えていましたよ。
――なるほど。オンライン対戦であるオーディションの仕組みは、アーケード版から変わったのでしょうか?
小野田 基本的には同じですが、いくつか追加された要素があります。受けるオーディションは、2分間という制限時間の間に選択するのですが、このとき他プレーヤーとボイスチャットすることができます。また、プレーヤーの情報を表す部分に、“アピール文”という一口コメントを書くことも可能です。自分でメッセージを記入するのですが、面倒な人向けに定型文も用意しています。
――アーケード版のファンは、違和感なく楽しめそうですね。オンラインでの要素は、ほかにはありませんか?
坂上 Xbox Live マーケットプレースで、新しい衣装やアイテムを購入できます。だいたい、1カ月に一度、アイテムを10個前後配信していく予定です。
――追加楽曲も登場! ……なんて予定はありませんか?
坂上 実は一時期検討しました。絶対売れるハズですからね(笑)。でも、オンラインでのみ入手できる楽曲を増やしてしまうと、オフライン環境でのみ遊んでいるユーザーさんは、新曲を楽しめないじゃないですか。そんな理由でボツにしました。
Xbox 360版は、アーケード版の10曲に加えて、新曲を6曲も追加していますからね。本作は10人のアイドル別にこれらの楽曲を収録しているので、実際の数は160曲収録していることになります。当初からこれだけボリュームがあるので、あえて曲を増やす必要もないか、という理由もあったりします。そうそう、アイドルたちのメールアドレスも、マーケットプレースで購入する形になります。
――自分の携帯電話にメールが届くシステムですね。もう少し詳しく教えていただけないでしょうか?
坂上 はい。まず、アイドルからメールが届くというシステム自体は、アーケード版からありました。アーケード版では、ケータイ専用サイトに登録すると、アイドルたちから本当の携帯電話にメールが送られてくるんですよ。当時は「もっとユーザーにゲームセンターに来て欲しい」という思いがありましたので、ゲームと連動させたりしました。「○○時〜○○時にレッスンしてください!」なんて内容のメールが送られてくるんです。
Xbox 360版は、Xbox Liveマーケットプレースでアイドルのメールアドレスを購入すると、ゲーム内の携帯電話にメールが届くように変更しました。また、ゲームセンターとは違って24時間いつでも遊べるので、時間の指定も無くしました。ただし、いつでも届いてしまうのも不自然なので、ゲーム内で1週間(1ターン)が経過したときに届くよう調整しています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
-
ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
-
人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
-
妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
-
「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
-
「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
-
高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
-
「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
-
“膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
-
「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
- イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
- 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
- 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
- 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
- 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
- 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた