3倍以上にパワーアップしたら萌え度が大変なことになりました「ディアピアニッシモ ルフラン」レビュー(2/2 ページ)

» 2007年07月02日 17時30分 公開
[雛見沢秀一,ITmedia]
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ボイスがあるだけでこんなに萌えるとはッ!?

ボイスという萌えには欠かせない重要要素を追加し、新たにカワイ子ちゃん(死語?)まで追加された本作。登場する女の子7人から萌え部分を敏感に感じ取り、筆者の独断と偏見で星5つからなる萌え度で評価しつつ紹介していく。なお、声という要素が加わったため、前回評価した女の子たちも再評価している。

暮里菜葱 (CV:後藤邑子)

萌え度:★★★☆☆

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 大人しい性格で人の頼みは断れないナギ。ジャスミンに無理やり着せられた天使見習の衣装を着るナギを見ていると、なんだかイジメたくなる。こういった嗜虐心をそそるのも萌えのポイント。同じ性格で、さらに声優が同じという理由で、どうしてもアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の朝比奈みくるが頭をよぎってしまう。

鳴海澄香 (CV:千葉紗子)

萌え度:★★★★★

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 周りの人間は全部敵だと言わんばかりのトゲトゲしさを持つ、相当にヒネくれた女の子。Yシャツパジャマという男子一同の夢を体現してくれるナルミとヒヨリとの百合な関係に、今回のレビューでも筆者としてはやはり星5つをつけたくなる。

花山田茉莉花 (CV:木村亜希子)

萌え度:★★★☆☆

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 本作唯一の大人の女性であり、メガネっ娘というアドバンテージを持つジャスミン先生。第3章では、マイと学園長に料理を作ってあげるシーンや、一緒に遊んであげるシーンなど、彼女の包容力ある母性を垣間見せる場面が随所に散りばめられている。

桐嶋姫依 (CV:藤宮歩)

萌え度:★★★★☆

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 第2章に登場する新キャラクターであるヒヨリ。ウザったいほど人なつこく、ちょっとバカっぽいところは子犬そのもの。画像は、額を合わせて曲のイメージトレーニングをしている場面。乙女の秘密の花園ちっくで妄想大バクハツ!

菊宮舞衣 (CV:金田朋子)

萌え度:★★★★☆

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 ジャスミンをママと慕う謎の少女。天真爛漫で悪戯好きなマイの声を担当するのは、ロリっ子を演じさせたら天下一の金田朋子さん。この配役がもうまさにベストキャスティング! と言わしめるほど、マイが可愛すぎる!! やはり“萌え”という言葉は小さい子と相性がいい。

学園長(神さま) (CV:沢城みゆき)

萌え度:★★★★★

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 第1章では神さまらしく神々しい威厳たっぷりで登場していたが、第3章ではオムライスにケチャップで絵を描いたり、ケーキを食べたがる姿などはまるでお子さま。筆者はこのギャップに、開発者の思惑通りハマリました。

ぴあのたん (CV:下田麻美)

萌え度:★★★☆☆

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 第1章のキーパーソンであるピアノの妖精・ぴあのたん。セリフを読むだけでもぴあのたんの駄々っ子っぷりを楽しむことが出来たが、ボイスを聴けるようになって、さらにその駄々っ子っぷりに拍車がかかる。しかし、マイという新たなロリっ子が登場し、ぴあのたんの存在感が薄まったような……。

大事の前の小事を忘れることなかれ

 残念ながら“ぴあのたんフィギュア”は付属しなくなったが、代わりに前作からシナリオ量やイベントグラフィックが大幅に増え、遊び応えが格段に増した本作。“黄泉がえりを賭けて一対一の音楽対決を行う”という重いテーマなのに、それを感じさせない軽いタッチでシナリオが書かれており、3章とも一貫してすがすがしく気持ちの良いラストで締めくくられる展開が印象的だ。

 だが、少々残念だと思った部分も少なからずある。せっかく今回から導入されたボイスが、テキストを読み返すことのできる“バックログ”では女の子の声を再生できないのだ。

 また、ミューシックパートでは、音符に描かれたキーの表示がローマ字なので、かな打ちの人にはいささか不便であることも気になった。欲を言えば、ミュージックパートの音符の流れる速度を遅くしたり、速くできるような機能も欲しかった。

 というワケで、ボリュームアップは文句なしにすばらしいが、細かな面でも気配りを見せてほしかったというのが、筆者の正直な感想だ。個人的には、シュウの妹たちも登場してほしかったり〜などと思ってしまう。

 ともあれ、個人的な要望は置いといて、前作をプレイした人はもとより、初めてプレイする人にとっても存分に楽しめる内容となっている本作。華々しく進化した「ディアピアニッシモ」をぜひ堪能してほしい。

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