レビュー
» 2007年08月10日 00時00分 公開

マリパでみんなと、レッツパーティパーティ!「マリオパーティ8」レビュー(2/2 ページ)

[桜山憂太,ITmedia]
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「マリオパーティ8」を使って、早速“マリオパーティ”を開催!

 ここまでゲームの基本的な部分をおさらいしたところで、タイトルが「マリオパーティ8」ということで早速パーティを開いてみたいと思う。今回パーティに参加してくれたのは、Nさん親子とYさん親子の計2家族(+おっつぁん1人)。Nさんのお宅は、8歳と6歳の男の子兄弟が、Yさんのお宅には7歳のお姉ちゃんと6歳の弟さんがそれぞれ元気に登場してくれた。

 4人ともWiiでのゲーム体験はあるようで、リモコンの扱いになれているようだ。というより、両家ともにWiiをお持ちだそうで、そのどちらのお宅にも「Wiiスポーツ」と「はじめてのWii」があるとのこと(他にもポケモンやらワリオも持っているらしい)。「最近のお子さんは恵まれてますな」などと、心で幼き頃の苦い経験を思い出しつつ、早速プレイをしてもらおう。


 まずは、パーティブースで、子供たち4人で対戦をしてもらいまっしょい。CMをかなり見ているせいか、オープニングを見ているだけ大興奮! 「うッきゃー!」とか「マリオマリオ!」など、かなりの奇声を発しております。その勢いを維持したままゲームをプレイ。もう、サイコロを振るだけで一喜一憂で、何が起きても面白がっている一同なわけで。次々とサイコロを振る中、ついに対戦バトルのマス目に到着。まずは、4人用の「ホームランダービー」で対戦だ。

 操作方法を確認するあたりは、興奮している割りには各自冷静だったりして、現代っ子の一面が垣間見える(笑)。そして、練習もせずにいざ本番。この辺はさすがに、年上の貫禄かNさん家のお兄ちゃん(8歳)が、アッサリと勝利! コインを大量ゲットで、頭1つ抜け出した感じ。ちなみにステージはドンキーコングのジャングルパークを選択。

 その後も1vs3や2vs2のミニゲームで対戦を繰り返す子供たち。それを見ていて何が面白いって、Nさん家のご兄弟は、チームになると仲違いをし、別チームになると盛り上がる状態。そりゃもう、1vs3とかで勝った時には、「バーカバーカ」と悪態を尽く始末。

 いやー、男兄弟の微笑ましい一面を見られるなんて、思ってもいませんでしたな(筆者も男兄弟なので、こんなのは日常茶飯事だった)。それほど、プレーヤーを熱くする魅力は、とどのつまり単純明快さなんでしょう。結局、今回の勝負は、兄弟喧嘩の間隙を縫って、Yさん家のお姉ちゃんが棚ぼた勝利をゲット! ほんとにありがちなオチで第1ラウンド終了。


 これで収まる子供たちではなく、引き続き「ミニゲームブース」にプレイの場を移す。ここでは、最初から4人用や2vs2などを選べるために、しっかり考えてから対戦に望む様子。と言うより決着の場をこっちに持ってきたという感じなのか。そうなると、当然4人用などではなく、チーム戦となる1vs3や2vs2ばかりに行くわけですな。この頃からYさん宅の2人は、その場の流れ(=Nさん宅の兄弟)に身を任せる状況で、チーム分けもなんだかグズグズ。そんなんだったら、タイマンで勝負すればいいのに、その辺は子供なりにも気を使っているのか? そうではなく、味方が欲しいだけのようにしか見えなかったけど。

 結局、ミニゲームブースでは互いに得意なものを選ぶばかりで、まさに泥仕合の様相を呈してくる。こうなるとお約束の展開で、弟さんが「飽きたー」の一言で終了。そのタイミングを見計らっていたかのように、今まで後ろで微笑んで見ていた、両家の親御さんが登場! よっぽど遊びたかったのか、サクッとリモコンを手に取り、ストラップを絞っております。

 そして、第3ラウンドは、親と子が入り混じっての大乱闘! もう、親も子も関係なく、熱中しまくり。いやもう、なんと言うか、大人気ない勝ち方連発なわけで、結構大人の方がムキになるもの。最終的には大人がハッと気づくと、子供たちが引いてしまっていたりして、それを取り繕うのに必死になるというところですべて終了!

パーティゲームとしては、かなり完成の域に近づいた本作

 実際に遊んでもらっている様を見ている限りでは、とにかくみんな楽しそうという印象を受けた。まさに、大人も子供も関係なく、ただミニゲームに勝つことを求めて、必死にプレイを繰り返すのは、傍から見ていても面白いものだった。

 実際パーティが終わっての感想を聞いても、一様に口をそろえて「楽しかった」や「興奮した」などの言葉ばかり。やはり単純明快なルールに、緊張感あふれるバラエティに富んだミニゲームがそうさせるのだろう。今回のパーティが終わった後も、まだまだ遊び足りなかったのか、両家ともにソフトを購入したようだ。これで、夏休みの間はマリオパーティ三昧になることだろう。それこそ、Wii本体自体重くないので、田舎への帰省時に持って帰り、おじいちゃんおばあちゃんと楽しむのも一興だと思う。まさにライトユーザーや、今までゲームに疎遠だった人たちにうってつけのゲームと言えるだろう。Wiiリモコンを使った直感的な操作も、その要因を担っていると言って過言ではない。みんなでワイワイ遊ぶには、オススメの1本である。

 と、ここまでは賛辞の部分で、個人的に思った残念な点を言わせていただく。まぁ、とは言ってもたこれはたった1つだけで、誰もが感じる部分だと思うのだが、すぐにミニゲームだけを遊べないのがほんとうに残念。もちろんすべてのゲームが遊べる必要はないと思うが、初めて遊ぶ人たちにとっては、ソフトを買ってすぐに対戦ができるものと思ってしまっているようだ。

 実際今回の2家族ともに、すぐに遊べると思っていたらしく、内容を説明したら、率直に「面倒臭いね」という言葉が返ってきた。パーティゲームだからこそ、手軽にサクッと遊べる必要があると思うのだが……。メインのモードがボードゲームというのは理解できるが、多くのユーザーが求めているものとのズレがあるのは認識してほしいと感じる。自分のようにゲームに慣れているユーザーは、なおさらパーティブースなどの演出や、モッサリした展開にプレイアビリティを損なわれていると感じてしまうわけで、より快適に遊べる作りに尽力していただけたらと思った。8作目を迎えた今作は、Wiiというもっとも勢いのあるハードで出している事を考えれば、よりお手軽に、よりライトな人が入りやすくする必要があったはずではないのかと。

 夏休みゆっくり遊んでほしいという考えもあるのかもしれないが、すぐに子供たちとコミュニケーションを取りたいお父さんたちには優しくない設計だったと強く思ってしまう。とは言いつつも、パーティゲームの定番シリーズなので、今後の作品により期待したい気持ちが強くなったのは間違いない。ぜひぜひ、次回作にはお手軽に遊べる部分を、もっと入れるようにお願いしておきたい。

さらに細かいところでは、次世代機なのに16:9ではないというところも突っ込まれているようだ(タイトル画面のみ16:9対応)。正直、個人的にはたいして気になる部分ではないが、ワイドがあってこそと思う人には厳しい仕様なのかもしれない。とは言え、画面のあちこちにMiiのキャラクターがいたり、細かいところでのお遊び要素は忘れていない。そういう、細かい仕込みにも注目して遊べば、より楽しめることだろう
「マリオパーティ8」
対応機種Wii
メーカー任天堂
ジャンルパーティゲーム
発売日2007年7月26日
価格(税込)5800円
プレイ人数1〜4人
CEROA(全年齢対象)
(C)2007 Nintendo /(c)2007 HUDSON SOFT

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マリオ | Wii | 任天堂


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