きほんハマる「星のカービィ」:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(1/3 ページ)
「星のカービィ」は現在まで数多くのシリーズ作品が発売され、任天堂の人気シリーズの1つとなっています。連載第63回は、そんなカービィシリーズの第1弾、1992年に発売された、ゲームボーイ版「星のカービィ」を振り返ってみることにしましょう。
ギロッポンの昼
今回は六本木にやってきた。
「星のカービィ」でなぜ六本木か?
「星のカービィ」は任天堂が1992年に発売した、ゲームボーイ用のアクションゲーム。開発したのはHAL研究所で、ディレクター・チーフデザイナーは桜井政博氏。もともとはHAL研究所が、販売も行なう予定だった。
タイトルも「星のカービィ」ではなく、「ティンクル・ポポ」となる予定で、そのタイトルで広告も打っていた。主人公の名前もこの時点では、“カービィ”ではなく、“ポポポ”だった。
……この“ポポポ”から、ただいまヒット中、鼠先輩の「六本木〜GIROPPON〜」を思い出したのだ。
ただそれだけの理由で六本木まで行ったのだが、撮影場所を探して炎天下でうろうろしてたら体調を崩した。
ホントは六本木で「星のカービィ」をプレイしたらどうなるのかを検証したかったんだけど、とてもそんな余裕はなかったので、家に帰ってあらためて、プレイしなおすことにした。
吸い込む。はき出す。ふくらむ。飛ぶ
「星のカービィ」の主人公は、まん丸い体のキビ団子……じゃなくてカービィ(すいません、まだ「GIROPPON」を引きずってました)。
平和なプププランドの食べ物を、デデデ大王とその一味がごっそり奪い取ってしまった。旅の途中でプププランドを訪れた若者・カービィが、困っている人々のために立ち上がり、デデデ大王の拠点・デデデ山へと向かっていく。
それではステージ1をプレイしながら、カービィのアクションを確認していこう(今も人気のシリーズなので、ご存じの方がほとんどだと思うけど、一応)。
まず、カービィに向かって敵が歩いてくるので、Bボタンを押すと、カービィが大きな口を開けて敵を吸い込む。敵を口にほおばったカービィは大きくふくらむ。
その状態でもう一度Bボタンを押すと、吸った敵が星になって前に飛んでいき、この星で敵を倒すことができる。この吸い込みとはき出しが、カービィの基本的な攻撃方法だ。
吸い込みもはき出しも、攻撃できる範囲が広く、初心者向け。吸い込みはある程度近くにいる敵なら吸い込めるし、はき出した星は画面の端まで飛んでいく。
ステージ1には、まっすぐ歩いてくるキャラや、空中を上下に動くキャラなど、プレイヤーが吸い込める範囲を把握しやすい敵が多い。敵を引きつけて吸い込み、別の敵に向けてはき出す。この基本動作は先のステージでも同じなので、ここで十分慣れておくといい。
ライフ+残機制なので、ゲームオーバーになりにくいし、またゲームオーバーになっても、そのステージの最初から再開できる。
カービィはAボタンでジャンプできるが、ステージ1の途中には、ジャンプで飛び越えられない高い壁が出てくる。こういうときは十字キーの上を押すと、カービィは空気を吸い込んで、空を飛ぶことができるのだ。
吸った空気は、はき出すと空気弾となって敵を攻撃できる。敵をほおばる必要がないので出しやすい技だが、射程距離が短い上、ボスなど特定の敵には効かない。
ワープスターに乗って森へ飛ぶと、中ボス「ポピーブロスSr.」が出現。爆弾を投げたり転がしたりして攻撃するが、落ち着いて爆弾を吸い込み、ポピーブロスに当てれば倒せる。
その後カービィは、大きな木の中を上っていく。細い床はジャンプや飛行で下から上がれるし、十字キーの下を押せば、上から下りることも可能だ。ただし、敵などをほおばっている状態では空を飛べないことと、ほおばった状態で細い床から下りて、十字キーの下を押したままだと、ほおばった敵を飲み込んでしまうことに注意が必要。
ちなみにファミコン版以降のシリーズ作品にある、「カービィが敵を飲み込むことで、敵の能力をコピーできる」というシステムは、ゲームボーイ版の第1作には存在しない。
ステージ1のボスは「ウイスピーウッズ」という木。リンゴを落としてくるので、吸い込んで本体にぶつけよう。ウイスピーウッズも空気弾を使うが、カービィがしゃがんでいればほぼ当たらない。
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