戦場で生き延びるために――「ロスト プラネット コロニーズ」編新米兵士のためのFPS・TPS上達マニュアル(第3回)(1/4 ページ)

FPS・TPSのオンラインプレイで生き残るために、プレイの腕をもっと上達させたい人にお送りする「新米兵士のためのFPS・TPS上達マニュアル」。これを読んであなたもFPS・TPS共に戦場で活躍する一人前の兵士になろう!

» 2008年09月05日 14時16分 公開
[増山裕樹,ITmedia]

基本操作の大事なところは変わりません、FPSとの違いを覚えてTPSでもスキルアップ!

 海外で多く発売されているジャンルがFPS・TPSといったシューティングゲーム。FPSとは「First Person Shooting」の略称で、主に主観視点によって進行するゲーム。TPSは「Third Person Shooting」の略称であり、三人称視点で操作を行うもの。

 本連載では「自分の思い通りにキャラクターを動かして敵を倒したい」、「オンラインプレイでやられないようにしたい」、「もっとチームプレイで勝利に貢献したい」といった悩みを持った新米兵士のために、FPS・TPSの基礎的な部分を踏まえつつ上達の手段をお伝えしていく。

 前回まではFPSの「Call of Duty4」を使ってお伝えしてきたが、連載第3回となる今回はTPSの「ロスト プラネット コロニーズ」を使ったTPSの基本を解説していく。FPSとTPSの違いは上で紹介したとおり、主観視点によるものか、三人称視点(俯瞰視点)という違いだ。三人称視点になると、自分が操作するキャラクターの背後を捉えた画面になるので全体を見渡しやすくなり、ゲーム画面からプレイヤーが得る情報も多くなる。しかし、基礎となる部分はFPSとTPSに大差はないので安心してほしい。

 FPSでは曲がり角の先に敵がいそうな場合、左右の移動(平行移動)を使って安全確認をするが、TPSではプレイヤーの視点が自分の操作するキャラクターより手前にあるため、自分の身をさらさなくても安全を確認できることが多い。

あのカプコンが作った「ロスト プラネット コロニーズ」でTPSを堪能せよ

「ロスト プラネット コロニーズ」のストーリーは英語音声と字幕で展開される

 今回は、韓流スターのイ・ビョンホンが主人公のキャラクターモデルとなり話題を集めた、TPSの最新シリーズ「ロスト プラネット コロニーズ」(以下、コロニーズ)でTPSの基礎についてお伝えしていく。本作はカプコンが送り出し、スマッシュヒットを記録したTPS「ロスト プラネット エクストリーム」の続編で、現在はXbox 360版とPC版がリリースされている。

 連載第1回でも説明したとおり、スキルアップの第一歩は、そのゲームの操作になれることからだ。家庭用ゲーム機の場合、左スティックでキャラクターを前後左右に移動させ、右スティックで視点を上下左右に動かす操作が基本になっている。この操作がしっかりできるようになるとスムーズな移動が可能になり、敵に撃たれないように、そして自分が有利な位置から敵を撃てるようになるために、非常に重要な要素。操作に慣れるまでは、1人でマップをいろいろと歩いてみるのもいいだろう。なお、PC版の操作形態は、WSADや方向キーでキャラクターを前後左右に動かし、マウスで視点の操作をするタイプが主流になっている。さまざまなボタンをキーにアサインできるほか、コントローラーと異なり照準あわせが直感的にできるため、マウス操作を好むプレイヤーも多い。

 武器は2種類の武器と1種類のグレネードを装備できる。すでに武器を2種類持っている状態で、異なる種類の武器を拾うと、装備している武器と入れ替えになり、マップ上に武器をドロップする。武器はマップ上のさまざまな場所に出現するので、その位置を把握しておけば、有利にゲームを進めることができるだろう。

 また、本作の特徴の1つに「アンカー」を使っての移動がある。壁や天井にアンカーを射出し、引っ掛かった場所まで一気に移動できる。高低差のあるマップなどでは重宝する移動手段なので、しっかりとマスターしておきたい。


未知の生命体であるド迫力の巨大「AK(エイクリッド)」が現れる、キャンペーンモード

 このほかに左スティック押し込み+Aボタンでは一定時間無敵の移動アクション、緊急回避が用意されており、敵の攻撃から逃れたいときに有効。他にも、左右90度のターンをボタン一つで使用できるため、方向転換が楽になり照準の移動スピードを落としている人も側面や背後からの攻撃に即座に対応できるようになっている。

 なお、オプション設定では、ボタン等の設定の他、照準の上下・左右の反転や移動スピード、視点の切り替えの設定が可能。

 まず照準の設定について解説しよう。デフォルトで設定されている「アクセル」は右スティックを倒している時間に応じて照準の移動スピードが加速する。この右スティックを倒している時間に関係なく一定のスピードで照準が移動するタイプが「クルーズ」。「フィックス」では常に画面の中央に照準が固定される。どの照準の設定も移動スピードが10段階から選べるので、照準の感度が高すぎて画面に振り回されないよう、自分にあったスピードに調節してほしい。

 「視点切り替え」デフォルトで設定されている「ベーシック」はカメラがキャラクターの後方にあり、画面が見渡しやすいタイプだ。「ズーム」は「ベーシック」よりカメラがキャラクターの背後に近づいたタイプで敵を狙いやすくなる反面、全体が見渡しづらくなる。「FPS」は自分の目線でのゲーム画面になる。FPSの感覚でプレイしたい人や、より臨場感のある画面でプレイしたい人はこちらに切り替えるといいだろう。ただし、TPSのゲーム画面と比べて視界が狭くなることを覚えておくこと。

 このように、「ロストプラネット」シリーズでは、海外製のTPS、FPSと比べ様々なオプション設定項目・親切機能が搭載されており、奥深いプレイを実現している。

左がデフォルトで設定されているTPSの画面、右がFPSの視点にした画面、TPSの画面のほうが周りを見渡しやすい
TPSでは身を乗り出さなくても、敵の存在を確認できることが多い
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